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2019年4月12日 (金)

楽しくなければ2

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は、楽しくなければ1を記した。

  売る楽しさ売れる楽しさ。

それがこの業界の基本であると。
そしてそれは、人事担当者、総務担当者、財務担当者全てにおいても基本であると。

  そしてそこから更に職位によっての楽しさの追求は変わってくる。

例えば、店長の仕事の楽しさってなんだろう?。

  “店長って辛いだけじゃないの?”

そんな答えが返ってきそうな気がするが(笑)、それも店長次第、人次第であろうか。

  要は広い守備範囲の中で自分がワクワクする領域。

具体的には店長は、自分で部門を持たずに商品を持たずに、だから販売計画や数量計画もしなけれ当然発注もしない(人によっては発注を兼務で受け持つ店長もいるかもしれないが)。

更には、商品面でも自ら商品を仕入れに出向いたり商品開発の為に地域のメーカーや卸に出向くこともないから、自分で選択した商品を販売するということもない。

  しかし店舗の業績に関しては一番初めに店長が追求されるのである。

商品も持たず、販売にも直接は携わらないという職位の店長の楽しさとは。

  私自身は競合店との戦いの過程とその結果に大いなる楽しさを見出している。

競合店との戦い。

  競合店の存在やましてはその出店ともなると誰もが嫌がるもの。

直接的には自店に大きなダメージを与えるのが競合店の存在だからである。
しかし逆に言えば、競合店との戦いでお客様を奪うか奪われるかという関係は、ちょっとした対応次第で大きな数値効果をもたらしてくれるものである。

  コツコツと基本を繰り返しながら客数を増やすのも仕事。
  しかし競合店からお客様を奪って客数を増やすのも仕事。

競合店に行かれていたお客様を自店に呼び戻して売上を回復させる。

  口で言うは易しだが。

しかし、大きな対策や小さな対策、そして一度決めた対策を継続し続けて後日大きな見返りを得た時の喜びは一入であり、これが最大の仕事の楽しさであると言っても良いだろう。

  継続してこそであるから結果もすぐには現れない。

しかし、そのことを信じてやり続けていると、どのタイミングで結果が現れるかという効果もある程度見えてくるもの。
よく、一回りして一年経過すれば数値は回復するとは言われるが、それはなんの保証もない話であるが、上記のようにコツコツと対策を打ち、それを継続し続けていくと、一年経たずとも数値は回復してくるものである。

  それは逆も真なりで何もしなければ何年かかっても回復しないということだが。

当然、その為には上記のように商品も販売も直接は関わらない店長という存在であるから、如何に部門チーフや担当者、パートさんを巻き込んで具体的な対策を共有し、それを実施継続していくかというコミュニケーションやマネジメント自体も追求されるであろう。

  要は店舗全体で取り組むという共有感と一体感が店長の真髄なのではないだろうか。

これがバイヤーだったらどうだろうか。

  店長と同様に店舗での販売には直接は関われない。

しかし、全社としての商品という具体的、直接的な大きな要因には関われる。

  商品を通して全社の自部門の業績を上げる。

そこには大きな楽しみがあるだろう。

  その為に商品政策から入り具体的な品揃えに携わる。

その商品政策とMDが的を得ているかどうかが問われる部分でもあるし、更には店長同様に現場のスタッフ達と連動して自分の立案したMDが確実に店舗という現場で実現されての結果であれば尚更楽しいし、結果に対しての喜びも一入であろう。

  得てして店舗から見たバイヤーの存在とは敵視されがちではある。

しかし、上記のように店舗のチーフを鼓舞させて自らの商品MDを定着させているバイヤーも多い。

  そして結果を出せればバイヤーのマネジメント力も評価されたということだ。

そう考えると、仕事の楽しみや達成感とは、そこには必ず業績という結果と、そこに至るまでの仲間との共有という二面性があることがわかる。

  競合対策もMDの実現も現場との共有化が必須となる。

自分が立案したビジョンの正しさと、現場との協力関係があってこその業績達成。
そしてその経験から、更に次への一手が立案され、施行されていく。

  より正しいビジョンを描けるかという自信。

その自信も経験から得られる能力である。

  そんな仕事の楽しさ。

それを追求するから、仕事は楽しいものであるし、その過程の中で自らが率いる組織がまとまっていくのである。








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心のあるべき姿」カテゴリの記事

コメント

k.kさん、コメントありがとうございます。
店舗運営という視点で見れば、店長、副店長、そしてチーフ、担当者という役割がいて、その役割に応じた行動と態度を取るから組織が上手く回っていくのだと思います。
それを自分の役割だけを全うしようとすると組織的にギクシャクしてくるもの。そして部門で一人二役をこなすことによって部門が機能するのと同様に店舗内でも部門チーフが一人二役をこなすことにより店舗全体が機能してくるのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2019年4月13日 (土) 00時27分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
昔のように、ただ出せば売れる、出店すればお客様が来る時代でもないし、軍隊式の組織運営が強い組織でもなくなってきた時代。パートさんと言えどもやりがいを持って自分の意志で自らの仕事を推進できる環境と意欲を持てばどんな人でも期待以上の仕事をこなしていくもの。
そんな組織はやはり絶対に強い組織、店舗になっていくのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2019年4月13日 (土) 00時24分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
このブログの仲間達は、本当に活き活きと店長職についての自説を語りますからそれはそれは引き込まれていくのでしょうね。
“あぁ〜、こんなに楽しそうに店長職を語るのであれば自分も一度はやってみたい”
そんな心境でしょうか。
そしてこれは私の持論ですが、この業界に入ったならば絶対に一度は店長という職務をやるべきだと思います。それはそれまで生きてきた人生の集大成が店長の能力に現れるからです。

投稿: てっちゃん | 2019年4月13日 (土) 00時21分

hataboさん、コメントありがとうございます。
なんでもそうですが、2度目というのは本質がよりグッと見えてくるものですね。
2度目の店長、2度目のバイヤー等。
1度目は自力、2度目は他力という力を得るものです。
その都度いろいろな視点という引き出しを増やして店舗運営にあたる。
より一層パートさんの能力を実感したのではないでしょうか(笑)。

投稿: てっちゃん | 2019年4月13日 (土) 00時17分

やはり当社の店長も多くは1日15時間位の仕事して休みにも上に挙げる報告書作成、また人員不足部門の品出しなどやっております。
疲れてくると此方にも八つ当たり気味に小言言ってきます。
以前は反発してましたが最近は黙って聞いてます。(笑)
孤独な立ち位置なんだろうなと思うからです。「たまには俺の心配もしろー」って事務所で吠える方もおりました。
副店長の方がなんぼかよかったっと愚痴る上司も何人も。
楽しむ店長方もいらっしゃれば生活の為、プライドの為に自己犠牲オーラバリバリで業務に取り組む方々も多々おられます。
どうせやるなら楽しんだもの勝ちだとは思いますが社風が・・・
 てっちゃん店長さんのように部下育成を同時進行して進捗確かめながらやる店長は滅多におりませんでした。
逆に余計なことするなはよく言われましたが(笑)
役職手当が多い分、責任が多いから致し方ないと考えればそれまでなんでしょうね
企業理念が絵に描いた餅にならぬよう自分のやるべきことをやり出来る範囲で副店長のサポートをし、副店長に店長のサポートやれる時間作った方が円滑に店も廻るのでしょうかね。
そんな気がします。

投稿: k,k | 2019年4月12日 (金) 22時23分

店舗を預かる店長にとって店舗業績の達成は必須。楽しいだけでは遊園地ですからメンバーからお金貰わねばならない(笑)。
競合環境や社会環境は厳しさを増す一方。だからこそ「楽しくなくちゃ」いけないと思うのです。あちらの会にも輝いて働くパートさんがたくさんおられる。お客様も従業員も女性が主体でありパートさんなくして店舗が動かない現実。数値を背負う店舗責任者として如何にメンバーを共感させ輝かせられるのか。輝いた従業員が溢れる店は強い・・・店長時代の実感ですね。

投稿: dadama | 2019年4月12日 (金) 20時16分

店長の仕事は辛い、大変だと思っている一人です。
朝早くから夜遅くまで働いて、休みの日も職場に来ている姿を見ているととても店長になりたいとは思いません。職場の若い人達と話をしていても大体同じような理由で店長にはなりたくないと言っています。
しかし、このブログを通して出会った店長の方々の話を聞いていると私も早く店長になりたいと思えるのが不思議です。この違いは店長が仕事を楽しんでいるかいないかの違いだと思います。
店長が自らの仕事を楽しんでいる姿を部下に見せれば、もっと店長になりたいと思う人達が増えてくるのではないかと思います。

投稿: sakae | 2019年4月12日 (金) 19時59分

毎日仕事が楽しく楽しくてしょうがないhataboです(笑)
バイヤーも経験しましたが、一度店長という職を離れ、もう一度店長になった時に改めて現場の楽しさを実感しました。
今はやはり、部下やパートさんの成長、成功があった時が一番楽しいですし、うれしいですね。
共有するということ、簡単なようでなかなか難しかったですが、できた瞬間に一緒に泣いて笑って共有できるとこがとてもうれしいです。
パートさんが「昨日は〇〇個売れました」なんて報告してくれた時はうれしくて飛び上っちゃいますね(笑)
楽しさを見つけられなきゃスーパーやってられないですしね(笑)

投稿: hatabo | 2019年4月12日 (金) 14時15分

ただのバイトさん、コメントありがとございます。
算盤が目の前の売上だとすれば論語は自社が社会に貢献するための理念でしょうか。理念があるから使命を認識し、使命があるから自店のコンセプトが生まれる。そしてそれに沿って算盤を弾く。
その論語と算盤を一つにするのがマネジメントの本質かと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2019年4月12日 (金) 06時38分

新しい1万円札の肖像に選ばれた渋沢栄一が有名な格言を残していますね。

商売にとって一番大事なこととして彼はこう言っています。

「論語と算盤というかけ離れたものを一つにするという事が最も重要なのだ。」

算盤、これはまぁ売上だとか利益だとか、逃れられない数字の部分ですね。

では論語の部分ってなんでしょう。末端のバイトが思うに、ここをしっかり持っていて語れる店長、店長だけでなく組織のリーダー全てにおいて、とても魅力的だと思います。

某ハンバーガーチェーンは一時期、カウンターからメニューを撤去して大不評、大ブーイングで袋叩きにされました。
全店でカウンターに並ぶ客のレジでの回転が1秒早くなるだけで数億円の売上増になるという試算を元に、メニューを見てモタモタする客がいなくなり予め欲しい商品を決めさせて並ばせればそれを達成できるという考えで行ったものの、結果はモタモタする客どころか、お客さんそのものがいなくなってしまいました。
業績が悪化すれば、叩きやすい。何年も前の異物混入だとかまで調べ上げられて槍玉に上がっていましたね。

論語の部分を抜いて、算盤だけしか考えない商売ってありえないんだと思います。
論語と算盤が一つになったとき、売る楽しさって見えて来るのではないかと。

投稿: ただのバイト | 2019年4月12日 (金) 03時19分

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