神の声
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
組織内で影響力のある人の言葉は絶対である。
社長、会長、部長、店長等々。
そして職位が上位になればなるほど、その職位の人間が発し言葉は誰よりも絶対的な言葉として組織内に伝達される。
店舗内での店長の言葉はある程度絶対的な意味を持つ。
しかし、店舗運営部長が別の視点から同じ状況においての店舗運営に関して別の言葉を発したら、店長以上の職位の部長の言葉が絶対となる。
それが、社長の言葉となれば、もはやそれ以上に絶対的な言葉はない。
それは、組織で働いてれば当然の理であることがわかる。
内容はともかく、「誰」言葉なのか?。
そこが重要であり、その序列があるから組織が機能しているとも言われる。
社長を前にした会議は静かなものである(笑)。
結局は御前会議であるから、当たり障りのない意見は出るが、最終的には社長の声が神の声となる。
最終決定は社長に一任され終了。
更にオーナー社長ともなればその流れは不変であろうか。
しかし社長不在で、我々と同等の地位であるバイヤーやトレーナーを囲んでの店長会の時間となると、いろいろな意見や提案が活発となる。
それは自分の声が反映される可能性が高まるからである。
そして、そのような場では現場の生の声が出やすく、その現場の現状を踏まえたより現実的な意思決定が可能であるという前提が、参加者をしてより積極的な意見交換の場となるのだろう。
先日も店長会ではそのような場が設置された。
今年の店長会から設置された場であるが、店長からの意見交換が活発であり、このような場の設定が効果的であると言える。
それ以前は、各バイヤーの次月度のMD案内であったが、店長からの意見交換がそれほど活発でもなく、単にバイヤーの一方的な発表に終始していたためであろうか。
ならば生鮮とグロサリー代表による課題改善に向けよう。
そんな流れで始まった今年からの取り組みであるが、しっかりと店長たちの意見を受け止めてくれるというスタンスが、意見を言いやすくしている要因でもあろうか。
そしてそこに出てくる言葉こそが現場の生の声でもあろう。
その生の声の意見交換という場が、組織を活性化させていくのであろう。
しかし、組織の活性化と組織の強化とはなた別物でもある。
組織の強化とは業績の裏付けられた強い小売業への前進することであり、これは現状の状況を改善するということでもあるが、より高い目標に向かって現状に妥協せずに推進することである。
このような目的に対しては「神の声」の存在が大きいと言える。
それは、絶対的な強制的な「神の声」であるからだ。
内部からはどうしても自ら厳しい道の選択はできない。
それは、神の声の後押しを得て進めるべきことなのかもしれない。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
アウトローとは、どんな組織に属してもアウトローですから、アウトローを是とする組織にあってもそれは同じこと。
現組織になって、dadadmaさんがどんなアウトローを演じるのか、見てみたい気もしますが(笑)。
投稿: てっちゃん | 2019年4月28日 (日) 00時00分
トップの意見が絶対的であるなら、当社の現状をお察し頂けますでしょうか(笑)。私も及ばずながらこうならぬ事を願って社内でアウトロー的な動きをして参りましたが店長として一店舗の業績貢献は出来ても企業全体の業績はトップの判断次第。皮肉にもアウトローの考えを是とする企業に生まれ変わったものの私は時間切れ(笑)。ひとまず?現場から退き残された人生を考えて見ようかと思っています。多分性格的にこのまま余生を送るとは我ながら思えませんから(笑)。
投稿: dadama | 2019年4月27日 (土) 16時38分