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2019年3月 3日 (日)

食を楽しむ

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

しかし、本当に久しぶりにネタが無い。

  よって、別の話題へ。

先日、よく開店時に買い物に来てくださるお客様と会話をした。
そのお客様は魚好きでよく鮮魚売場で買い回る。

  「今日の鯖(サバ)は脂が無いわねぇ〜(笑)」。

要は数日前の鯖は脂が乗って良かった、の反動である。

その鯖は豊洲直送の鯖で1尾580円もしたのだが、脂の乗りが最高で見た目の美味しそうだったのだ。

  そのお客様はその鯖を半身分購入していった。

1尾で580円では高額すぎて売れない為、半身分を切り身にしてパック売りもしていたのだが、その鯖を見たそのお客様は早速私に話しかけた。

  「この鯖は美味しそうだわね〜。買ってこうかしら(笑)」。

そう言って、買っていかれたのだ。
そして、今日の鯖を見て、上述のようなコメント。

  今日の鯖は1尾298円だが、それなりのもの。

そのお客様も魚好きだからよく知っているのである。

  「今に時期の鯖は脂が乗って美味しいのよねぇ〜」。

しかし、脂の乗った美味しい鯖を仕入れて販売している鮮魚部門は意外に少ない。

  1尾580円という売価。

この売価ではおいおいと仕入れて売り込むことは出来ない。
しかし、半身に捌いて切り身で販売すれば、1パック298円で販売できる。

  半身分でも十分なほどの切り身の大きさである。

あっという間にその日の予定数量を売り切った。
先ほどのお客様はもっと買っておけば良かったと後悔したのである。

そんな会話の中から出来てきたお客様の言葉。

  「今しか食べれないんだから『食』を楽しまなくちゃ(笑)」

流石は魚好きのお客様である。

  寒鯖の時期。

一年で一番美味しい時期。

  要は「旬」である。

その旬に時期にしか味わえない食材をその時期に楽しむ。

  それが旬を贅沢に味わうということであろう。

何も、高額な売価の商品でも無い。
しかし、旬の食材とは適値で一年で一番美味しい時期を味わえるのである。

  その旬をお互いに知るということ。

それが、旬を扱う我々の最大の使命であろうか。
そして、それを自らが食して体験してこそ初めてその価値がわかるのである。

  商品価値。

この業界ではよく使われる言葉である。
しかし、その商品価値を自らが実体験して初めて、その価値がわかるのである。

  実体験とは食べること。

どうすれば美味しいのか、その部位が美味しいのか、そしてどんな調理技術によりその美味しさを引き出せるのか。

  それを追求していけば、お客様も付いてくるもの。

「ウチは鮮魚が弱くて・・・」

  それは魚好きのお客様が付いていないということの現れである。

今や、果実と魚に関しては、嗜好品であるから好きモノを引きつける商品展開や商品化を持ち合わせていないと好きモノが付いてくれない部門となっている。

  好きモノが寄ってくる品揃えと販売技術。

どう先輩社員から引き継いでいけるかが鍵であろうか。











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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
もはや完全にAKBは時代から取り残された存在。
我々も変化への対応力をつけるために、早くAKBからは卒業せねばなりませんね。
私も日曜日ネタを新規開発する時期に来ているのを感じましたね?。

投稿: てっちゃん | 2019年3月 4日 (月) 00時32分

AKBや乃木坂は何処へ~(笑)。
商品価値とは何ぞや?価格に価値を見出すばかりでなく商品に価値を見出す・・・白物20品目的な基寄品は競合価格を意識すべきでしょうが自店の本来売りとするべき商品は何か?価格でワクワクドキドキを出来ないのであれば商品でワクワクドキドキを極めるしか道はない。会社指針的にはアウトローかも知れませんが(笑)。

投稿: dadama | 2019年3月 3日 (日) 08時45分

k.kさん、コメントありがとうございます。
昭和の時代には頻繁に食卓に魚料理が乗っていた時代。そんな時代に育てばどんな形の魚のカットの仕方が一番美味しいとかいう感覚が自然と身についていたのですが、現代では実家のおばあちゃんの家でしか銀ダラの煮付けを食べたことがないという環境ですから、なかなか魚好きにもなれないし魚の料理メニューもわからないでしょうね。しかしそれを職業とした段階で自分を変える努力を真摯に取り組める人間教育は今も昔も一緒。特に生鮮食品を強くしていかねば今後の我々食品スーパーの明日はないでしょう。

投稿: てっちゃん | 2019年3月 3日 (日) 06時38分

魚ネタありがとうございます(笑)うちも同様な事言われます。イベント時のアレは美味かった。今日はないの? 旬で食材が大きく変わる楽しみは食に関わる私たちの業界そして生鮮部門の醍醐味ですね。食べて知る味。そこに興味もってくれないと仕事になりません、美味しい腹の部分がマニュアルだからとカット品で出てくる当店、教えてはいるのですが魚が好きではないと返事がきます。やり切れないですねー(笑)お客様は魚屋さんなら料理の仕方教えてくれると思ってますが、ちゃんと答えられるスタッフほぼいません。本部にそんな研修やるべきだと何度も直訴してますが通りませんね〜事実、バイヤーやアドバイザーも数字は解るが料理方法は知らないからだと思います。どうにかしたいですね

投稿: k,k | 2019年3月 3日 (日) 04時51分

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