基本で伸ばす
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
基本。
この業界でよく使われる言葉。
基本の徹底。
基本を磨く。
基本に忠実。
基本に帰る。
等々、基本が如何に大切かを説く言葉は多い。
基本とは?。
この業界での基本とは、
鮮度。
欠品。
清掃。
接客。
での顧客満足を追求していくこと。
鮮度とは特に生鮮三部門の鮮度を追求すること。
欠品とは定番及び特売時の品切を追求すること。
清掃とは売場その他店内の清潔を追求すること。
接客とは従業員とお客様の関係を追求すること。
特に、特別な部分での取り組みよりも、普段からのあるべき売場の状態をあるべき姿で維持継続できることを徹底して追求していくことである。
出来ていて当たり前。
それは、何か特別な手法や取り組みではなく、ごく当たり前に我々従業員が普段からなすべき仕事の中心に位置する部分である。
しかし、この基本の部分での企業間格差は大きい。
なぜか?。
数値効果が見えにくいから。
特に、企業として基本を謳う組織は多いが、現場では数値が求められる。
その数値効果の少ない部分を端折って(はしょって)数値効果の高い取り組みを優先するからである。
即効性のある取り組みを最優先に位置し数値を上げる。
そのことを現場では優先的に取り組み目先の数値を即効性を上げて取り組むから、どうしても「基本」がおざなりとなるのである。
しかし、・・・ 。
即効性がある取り組みはいずれ効果を失っていく。
目先の価格はいずれ追いつかれる。
目先の品揃えはいずれ飽きられる。
しかし、お客様から飽きられず、競合店からも追いつかれないのが「基本」。
基本を磨くには時間がかかる。
しかし、基本が徹底されているということは、従業員の仕事への取り組みがしっかり根を張っているということであり、お客様が安心して普段の買物の場としてリピートしてくれることである。
時間は掛かるが崩れない。
だからこそ、日々の安定したお客様の来店と売上が保証されるのである。
崩れていくお店や企業はまず基本から崩れる。
そして目先の即効性の高い部分だけが特徴の店舗となっていく。
もはや火の車状態であろう。
基本に立ち返る余裕は無いであろう。
それは過去の事例からも商売の真実である。
時間を掛けてでも、この地で商売を継続していくには、基本を最優先に取り組まねばならないのである。
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コメント
ナリアキさん、コメントありがとうございます。
基本とは、基本と応用がわかって初めて基本の大切さが理解できるのであって、素人の当時は絶対に理解できませんでした。そしてここを押さえた企業は絶対にブレないという強さがありますね。
それが今更ながら思い知らされます。
投稿: てっちゃん | 2019年3月 6日 (水) 07時55分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
表題にもあるように、どこまでも本音でトップからの通信を通して吸引力を高める手法もなるほどと思わせますね。
そんな環境を垣間見ながらの今年。複雑な心境でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年3月 6日 (水) 07時51分
そうです。無理や背伸びは基本を崩す最大要因です。
何事も基本が大事。愚直な日々の積み重ねですから。
投稿: ナリアキ | 2019年3月 5日 (火) 20時31分
この歳になって今更ながら基本は大切だと感じたとたんに会社がひっくり反って業界の基本の常識を覆そうとしています(笑)。
基本の徹底がなかなか出来ない事を逆手にとってあえて火の車にして従業員のモチベーションに繋げる。私見はさておき外目のイメージと内面の「はらわた」の差にアウトロー的にはなる程と思う事も多いですよ(笑)。
投稿: dadama | 2019年3月 5日 (火) 18時31分
k.kさん、コメントありがとうございます。
基本を得意とする従業員はほとんどいないと思います。特に男性社員は(笑)。
基本を忠実に遂行できるのは女性のパートさん達。彼女らの粘り強さと継続力は男性社員の出る幕ではないでしょう。だから基本の徹底をパートさん達を巻き込んで定着している企業は強い。
挨拶に関しては地域の小中学校の方針も大いに関係しているのではないでしょうか。当方の中学校は特に挨拶に厳しいらしく、この地域のアルバイトの挨拶は秀逸ものですよ。
投稿: てっちゃん | 2019年3月 5日 (火) 18時09分
全くもってその通りだと思います。それ以前に五分前行動、先輩、上司より先に挨拶する等の生きて行く上での基本も崩れていると最近は感じます。バカッターやウケ狙いの迷惑動画などちょっと考えればわかる事が想像出来ない。私は堅物過ぎるのかもしれませんが思ってます。基本を忘れそうな当社ですが自分は流されないようにします。でも基本の整理整頓、定位置管理は苦手なんですよ(笑)
投稿: k,k | 2019年3月 5日 (火) 18時02分