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2019年2月21日 (木)

組織最適

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


我々は組織人として仕事をしている。

  小売業は商売。

商売という相対的に人に物を売る仕事ではあるが、それが組織化されてチェーンストア化された場において店舗という集合体の中で一部門の担当者として仕事をしている。

  来店されるお客様に組織的に物を売る仕事。

よって、物を売る仕事をしても、その物を売ったお金を直接的に自分の儲けとして収入になるわけではない。

  組織的に稼いだお金から分担されて収入を得る。

よって、売上を上げて稼ぎの多い人間と売上があまり上がらず稼ぎの少ない人間とがさほど違わない収入を得て日々の暮らしをしているのである。

  安定した収入として安心して働ける環境がそこにはある。

そんな環境の中で、より多くの稼ぎを得るために組織内の個人をその組織内の同じ人間が育成してより稼ぎの多い人材として育てていくのである。

  より実践力のある人材として。
  より自律的行動の人材として。

組織内で単に上司から言われたことだけを実行する従業員ではなく、当初は手取り足取りの教育は受けるとしても、その後は自ら考え自ら行動して結果を出す人材として実践力と自律的能力を発揮することを期待されて育成されていく。

  当初は言われたことをやりきる実行力を期待される。
  準じて状況に応じて変化対応の実践力を期待される。

そして、そんな人材を企業は育成しようとする。

  しかし、実践力のある人材とは。

実践力のある人材とは、トップや本部の指示通りではなく、状況に応じて変化に対応して具体的なやり方もオリジナリティーを活かして結果を出していくタイプに変化していくということだ。

いつしかそれはアウトローにドロップアウトしていくリスクを持つことになるのだ。

実践的な人材とは、自分が建てた仮説〜検証を信じて自主的に考え自主的に行動し自主的に結果を出す人材のこと。

  そんな人材は神の声など信じない。

自ら思考した仮説〜検証を信じて行動し、結果を出す。

  要はトップダウンを嫌うという方向に進んでいく。

それがアウトローへの道である。

  本人は一生懸命組織貢献の為に実践的な仕事に邁進する。

そして結果も残しながら仕事に邁進していくが、ふと振り返ってみれば、後には誰も付いてこない状況を生んでいるのである。

  先日のてっちゃん会での前座。

PDCAを回す事例を数企業が報告したのだが、実践的に自らの店舗の改装を自らの判断で独自のレイアウトに塗り替えて改装オープンさせた。

  結果、大きな数値改善ができた。

この企業ではこのように自ら自律的に実践的な仕事の仕方を業績に反映させれれば、その手法が全社に広まるという組織運営をしている。

  要は自律的に実践し結果を残せば評価される組織。

しかし、逆にここまで自律的に実践した人間ほど、結果を残そうとも逆にアウトローになっていく組織もある。

  ここに実践の難しさが隠されているのである。

自律的に実践すればするほど、その組織内でアウトローとして弾かれていくという現実。

  実践を容認し真に評価する組織。

そんな組織にしていきたいものである。





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店長の仕事」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
トップ次第で最先端から全員が180度逆方向を向いて、気が付いたら最後方でアウトローになっていた。
組織とは恐ろしいものですね。

投稿: てっちゃん | 2019年2月23日 (土) 06時48分

今更気が付きましたが私がアウトロー的に振舞えたのもトップを抑えていたからですね(笑)。直属の上司は見て見ぬふりをしていましたから(笑)。トップ交代と共に私の終点も目前となりましたね。

投稿: dadama | 2019年2月22日 (金) 08時16分

ナリアキさん、コメントありがとうございます。
そうでしょうね〜。
如何に数値を上げても、ダメなものはダメ。登る階段自体も規制されてしまうものだから、違う階段を登って如何に数値を上げても、ダメなものはダメ。
商売人として実践力を高めれば高めるほどアウトローになっていく道ですね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2019年2月21日 (木) 22時20分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
この会のメンバーとの交流を通して、いつしかsakaeさんもアウトローへの道を歩みだしているのは間違い無いでしょう。お気をつけくださいね(笑)。

投稿: てっちゃん | 2019年2月21日 (木) 22時17分

トップダウンを正確ににしたがう、出来なければ異動です。たとえ会社の為にやった。大きな成果が出ていてもダメなものはダメみたいです。

きみのせいで組織を危険に晒した。

確かにそうです。

投稿: ナリアキ | 2019年2月21日 (木) 20時56分

私はアウトローではありませんが、トップダウンは嫌いです。
実践力のある人材を育成しようとしながら、そういった人材を評価しないというのは組織の矛盾ですね。
実践力のある人材は育成しようとしてできるものではなく勝手に育ってしまうものだと思います。

投稿: sakae | 2019年2月21日 (木) 20時14分

てつろうさん、コメントありがとうございます。
どうしてストレートに本音を突いてくれるのでしょうか、その通りです(笑)。
このフィニッシュボールをマスターするのに30年かかりました(^_^;)。

投稿: てっちゃん | 2019年2月21日 (木) 13時16分

いかにアウトローに直球投げるのではなく手から球が離れたときは直球でバッターの足元で変化する(笑)。これが出来るか出来ないかで「安定」して数字を残せるかにかかると思う。それが会社でも同じことでトップからは言われた通りにやってるように騙して最後は数字を出す。これが店長の18番なのではと思います。

投稿: てつろう | 2019年2月21日 (木) 12時53分

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