時間をかけるべき事
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
二月も中盤に差し掛かってきた。
もはや頭は次年度に向いているのではないだろうか(笑)。
次年度の方針も定まり、人事異動も始まり、新たなメンツで新たな年度へ向けての環境が整いつつあるのが今の時期であろうか。
その環境整備がこれからの課題となる時期でもある。
新たな方針、新たな人員に対して、如何に自分の方針を部下に理解してもらえるか。
更には、その方針に沿った売場づくりという行動に乗せられるかどうか。
これからじっくりと取り組むべき時であるとも言える。
当方は部下の人事異動は全く持って無かった為、従来の人材で「阿吽の呼吸」よろしくロケットスタートが切れる体制ではある(笑)。
しかしこの事実は大きいであろう。
三月以降は季節の変化も含めて、イベントが目白押しでやってくる。
ひな祭り、春彼岸、卒業入学、桜花見等々。
お客様にとっても大きな環境の変化が伴う季節となる。
イベントが目白押し。
そう言ったが、お店のイベント対応力とお客様の期待値との関係は難しいものがある。
イベントに対してのお客様の期待値。
これは我々が思うほどにお客様の期待値は高くないのが現実ではないだろうか。
開店初年度に思い切って展開し、三球三振の大空振り。
新店ほどそのような痛い経験をするものである。
“イベントに全く反応しないお店だなぁ〜”
多くの経験者はそのように思うのである。
それが初年度という現実とお客様の期待値の関係だ。
イベントとは普段の売場や普段の品揃えとは大きく異なる場合が多い。
特に年末とかでは、お客様の過去からの経験値で、あのお店にどのタイミングで買い物に行けば、普段は品揃えがないが必ず品揃えをしてくれている、という期待値があるが、新店の場合にはその期待値は全くない。
要はお客様の買い物経験を積んでいただくしかないのである。
そうやって、3年目あたりにようやく花開くものである。
それは年末だけではない。
先日の節分でも同様だった。
過去2回の節分や恵方巻きでの空振りは記憶に新しい。
しかし3年目ともなると状況は一変する。
お客様の期待値の変化であろうか、昨年まで全く微動だにしなかった「イワシの丸干し」が回転してくる。
寿司の恵方巻きも午前中からお客様で賑わう。
年末商戦もそうだった。
おせちに刺身にオードブルに。
特に、普段品揃えしない惣菜のオードブルが昨年までは一向に鈍かったのだが、昨年の年末商戦では大型の商品の動きが目立って良くなってきたのだ。
この時期に必ず品揃えしてある。
そんなお客様の期待値が相当に定着してきたのであろう。
イベントに強くなるにはある程度のタイムラグがある。
そして、どの程度のタイムラグであるのかを知るのも、それも体験である。
強い意志を持ってイベント強化を図りたいものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
反省する暇もなく新たな現実に直面していくこの世界でありこの業界、そして身辺。待った無しの世界ですね。
投稿: てっちゃん | 2019年2月13日 (水) 05時12分
晴れの日が大切と言いながらお酒の立春初絞り、初午のおいなりさん・・・何故?と聞かれるとちゃんと説明出来ない現実。晴れの日を細分化しコト力を上げればまだまだ宝の山はあるなーと感じています。
反省ばかりで時間がいくらあっても足りません(笑)。
投稿: dadama | 2019年2月12日 (火) 16時22分