積雪予報
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先週から今週にかけての大雪予報。
南は中国地方から北は北海道まで。
広い範囲に渡り積雪があった。
我が北関東方面でも積雪。
しかし、こちらの地方では予報された積雪量よりも少なめで済んだのが幸いであったが、9日から11日にかけて予報通りの積雪に見舞われた地域もあったと思う。
この一週間は予報に右往左往の日々であったのではないだろうか。
最近の天気予報は数日前からある程度精度の高い天気予報が為されており、特に降雪や積雪の量ともまず間違いないレベルの予想をしてくれるから、準備する方もある程度安心して準備ができるというものである。
そして我々迎え撃つ側の対応はどうか。
迎え撃つとは、降雪や積雪の天気予報が為された後の売場の準備である。
特に降雪前のお客様の買いだめ行為。
これだけ天気予報の精度が高まってくると、事前準備に万全を期すお客様が多い。
よって事前の買いだめ行為の方が圧倒的に多い時代となった。
以前は事前準備が遅れ、積雪後の買い物需要も意外に多かったのだが、最近ではほとんどが降雪前の買いだめ需要の為の来店の方が圧倒的に多くなったようだ。
“明日は大雪で積雪5センチ”
そんな天気予報が出たら、お客様としての心理はどうだろうか?。
ここには地域性が大いに発露されるだろう。
本来の雪国であれば、別段買いだめ需要が高まるということは少ないだろう。
逆に雪が降り始めた時の方が多く来店される場合もある。
なぜか?。
雪に慣れているからだ。
だから、どれほどの積雪かをチェックして、暗くなる前に買い出しに走る。
しかし南国や雪に慣れていない地域では?。
まず、スタッドレスを履いていないという前提の方も多い。
よって降雪前に買い出しに走る傾向が強い。
先週だったら9日の土曜日の午後からの降雪の予報だったから、7日の木曜日から金曜日にかけての買い出しが突出した。
とは言っても土曜日午前中の方も多かった。
予報が午後からということと、平日により買いだめが出来なかったお客様も多かったから。
しかし、金曜日の積雪は思いの外少なかった。
土曜日一日を通してそれほどの落ち込みはなかった。
しかし地域によっては積雪量が多かった地域もあろう。
また、日曜日は路面凍結の地域もあったろう。
日曜日以降は地域性で来店客数に違いが出たのでは。
そして、買いだめ需要を見越した売場作り、商品作りが出来たかどうかも大きなギャップとなって売上に反映されたのではないだろうか。
集客数を見越した売場作り。
特に、精肉部門は豚小間等の買いだめ需要は相当高まるが、それに見合った製造量や製造力を確保できたかどうかも大きいだろう。
野菜類、豚肉類、塩干物、冷凍品、和日配等々。
事前の発注と当日の製造量。
買いだめ需要の指示と売場作り。
積雪当日は雪かきに追われるのは当然のこと。
事前の買いだめ需要に如何にスピーディーに対応するか。
積雪の予報をチャンスにするか指をくわえて見過ごすか。
チャンスを迎えるか後ろ髪を追うか。
年に何度もない積雪予報。
是非とも掴みたいところである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
これらの情報も組織改革の一連の流れから入ってくる情報なのでしょうか?。
商売としての情報に敏感になるという感度。そして情報に踊らされずにしっかりと基本という土台を固めていく態度。
どちらも商売としての基本でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年2月17日 (日) 00時15分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
地域のインフラという役割を考えると、何としても食のインフラとしての使命は果たしたいところですね。ただそれでも限度はあると思いますが。
しかしそちらは今年はさっぱりというお話。温暖化は確実に日本全土を覆っているような気がしますね。
投稿: てっちゃん | 2019年2月17日 (日) 00時12分
てつろうさん、コメントありがとうございます。
知らず知らずにPDCAは回せても、意識して回せることが重要なのだろうと思います。そしてそれがどんな場面でも、とりわけ仕事上で使いこなせなければ意味がない。
知識と知恵を両立できてこその実力なのだろうと思います。
投稿: てっちゃん | 2019年2月17日 (日) 00時07分
積雪予報も情報ですから情報を活用して柔軟・迅速に顧客ニーズに対応する事はお店のすべきことですね。お客様の「不の解消」を担うのがスーパーの役割ですから。話は変わりますがカルビーの「じゃがりこ」が品薄なのはご存じですか?あとチキンラーメンも動きあるかも・・・こんな情報もペンシル型需要なのでさっと対応して売り逃げですね(笑)。
https://limia.jp/idea/273998/
https://news.yahoo.co.jp/byline/okadayuka/20190216-00114971/
投稿: dadama | 2019年2月16日 (土) 22時00分
以前、どか雪が降ったため午前3時から雪かきをして出勤したことがあります。天気予報で最強寒波が来ると報道されるとその時を思いだしいつも憂鬱な気分になります。さすがにその時は駐車場の除雪が全く追いつかず、開店しても全くお客様がいませんでしたし、出勤できない社員もいました。こういったどか雪の日は店も臨時休業してもいいのではないかと思います。
投稿: sakae | 2019年2月16日 (土) 19時44分
こちらでは店長がおっしゃるとおり雪が少し(10センチ)程度降ってきても人の動きはかわりません。よってスーパーも普段通りの営業になります。これが例えドカッと降って30センチ積もっても基本動作はかわりません。これもPDCAやアドラー的な考えが浸透しているからこそなし得ることだと思います。小さい頃から冬の雪の中での過ごし方を自然と学び社会人なって雪の中を車で出勤してどうしたら時間通りに到着出来るかを身体が覚えてしまっている感じですね。このような人は改めてPDCAを勉強しなくても段取りよく仕事が出来るのだと思います。
投稿: てつろう | 2019年2月16日 (土) 07時52分