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2019年2月13日 (水)

リーダーの表現力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のNHKの仕事の流儀。

  今回は、演出振付家の「MIKIKO」さん。

演出振付家?。

  あまり聞かない職業ではある。

早い話が、人気グループ「perfume」の演出と振り付けを担当する方。

  要はプロデユーサー兼振付師ということであろうか。

振り付けだけならダンサー経験のある方であれば結構なれるのではないかと思われる。

  しかし総合的な演出まで手がけるとなれば話は別だ。

例えば、perfumeのコンサート全般を総合的に演出するという役割であれば、一曲一曲の振り付け程度のレベルではない。

  舞台、照明、曲順、その他全ての演出。

そこを指揮者のごとくに総合的に管理するとうことであろうから、相当のプロでユース能力を要するのであろう。

  彼女はそれでも30代のそこら中にいる女性に見えた。

ただし、大きな特徴を有していた。

  その言葉から絞られる表現力である。

スラスラと心地よい言葉が繰り出されるというわけではない。

  むしろ絞り出されるように言葉を選んでインタビューに応えている。

しかし、その表現はわかりやすく、的をえた表現によって聴く側の納得を持って表現される力は高いレベルであると思われた。

  “この表現力が高い演出能力を支えているのか”

そう思わせるほどの高いコミュニケーション能力が感じられたのである。

“総合的に人を管理するにはこんなコミュケーション能力が必要なのだろうなぁ〜”

  まさに組織のリーダーが備えるべき表現力。

特に、彼女の場合は、自分の演出に対する信念のような部分の外部への表現力に優れているので、彼女の語る世界観を舞台で演ずるダンサーがその主旨を理解して堂々と演じる世界を提供してくれるのであろう。

  我々店長やリーダーの表現力。

部門チーフ等であれば、その技術を語ることなく背中や行動、そして調理技術等の伝授でも十分に指導教育できるであろうが、組織のリーダーがその組織を自分が望む姿に仕上げようとすれば、それ相応の表現力は必須であろう。

  如何に自分の言葉で現場に即した表現が出来るか。

それが的を得た表現であるから、現場の人間が理解しやすくなんのストレスもなく行動に移せるのである。

  言葉に限らずリーダーには表現力が必須ではある。

言葉による表現もそうだが、表情による表現、動作による表現等、コミュニケーションによる表現にも多々ある。

  言葉以外の表現。

その表現力によってコミュニケーションは成り立つのである。

  コミュニケーション能力。

よく使われる言葉であり、この能力が高いということは、対人関係において相手に自分の意図が伝わりやすく、相手もなんの不安もなく相手の意図を理解して行動できるということである。

  自分の意図を的確に状況の合わせて表現できる能力。

若年世代から蓄積していきたいものである。







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コメント

ナリアキさん、コメントありがとうございます。
今回も的を得たコメントが嬉しいですね(笑)。
リーダーのここぞという場面での存在感。
こればかりは技術論では説明しきれない人間力でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2019年2月15日 (金) 10時41分

てつろうさん、コメントありがとうございます。
コミュニケーション能力。
特別意識しなくても能力の高い人には今更な知識かと思いますよね。変にコミュニケーション能力という技術面だけを取り上げるのではなく、人間としての全人格を磨くというスタンスが大切なのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2019年2月15日 (金) 10時33分

リーダーは飛び抜けた能力者でなくても良い。
はっきりとチームに思いを表現できるかです。

チームの生死はリーダーの明確な指示にかかっています。

投稿: ナリアキ | 2019年2月14日 (木) 20時37分

人は時に自分にない能力を手に入れたいとおもうものです。なりたい自分を追いかけていては相手を納得させられません。人生の実績を積んだ人はコミュニケーション能力なんて必要ないと考えます。

投稿: てつろう | 2019年2月13日 (水) 22時10分

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