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2019年2月14日 (木)

実践力

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は「てっちゃん会第19幕」。

日中は前座と称しての勉強会。
そして午後6時からの懇親会。

前座の勉強会は「PDCAプロフェッショナル」を活用しての店舗での実践力の養成をテーマにした内容であった。

実践力。

  PDCAの「Do」の部分。

Plan      〜 計画。
Do      〜 実践。
Check   〜 検証。
Action   〜 検証からの飛躍的な仮説立案。

  この繰り返しによって組織のレベルを高めていく。

そんな考え方を身につけ、実践し、自らも能力アップを図っていく。

  考え方は非常にシンプルでわかりやすい。

特に、我々小売業の世界は一年365日の繰り返しと言っても良い。

  52週のマーチャンダイジングの連続である。

昨年の反省から今年の計画へ。

  そんな流れで一年間が経過していく。

しかし、理屈は上記のようにいたってシンプルであるが、シンプルなほど実践すると色々な壁にぶつかることになるのが世の常であろうか(笑)。

  PDCA。

これをチェーンストアに置き換えると。

  Plan      〜  本部商品部。
  Do        〜  店舗販売部。
  Check   〜  本部及店舗。
  Action   〜  本部商品部。

そんな役割分担となろうか。

  本部で52週を計画し店舗で実践する。

その繋がりを如何に連結させるか。
そして、その意図を踏まえて店舗が自店の環境に合わせて実践出来るか。

  実践するとは結果を出す為の行為である。

よって、ここで区別すべきは「実行」と「実践」を区別するということだ。

  “実行と実践とは同じ意味では?”

言葉だけを捉えれば同じ意味として受け取る方が多いだろう。
しかし、これをPDCAとして捉えるならば、敢えて区別しなければならない。

  実行 〜 言われたことをやりきる行動。
  実践 〜 自律的に状況に合わせた行動。

何が言いたいかと言えば、本部機能が策定した52週の販売計画。
それは、本部が標準的でスタンダードな自企業の売場に対して事前に昨年の結果からの反省を踏まえた今年の計画である。

  今年の環境の変化への対応は店舗の役割となる。

そして店舗では顧客の環境も異なり、競合店の環境も異なるし、立地条件も異なるもの。

  自店の環境の違いと変化を自律的に対応して実行すること。

これが実践である。

  言われたことを強引にやりきる力ではない。

それは、経験の浅い若年世代には研修期間として必要ではあるが、部門リーダーとしての役割を担った段階からは実践力を身につけていかねばならない部分であろう。

  如何に実践して結果を出すか。

その為に、実行する側が自律的に自分の店舗の環境を考慮して計画を修正しながら実行していくこと。

  それはより良い結果を最大限に引き出す過程でもある。






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コメント

ナリアキさん、コメントありがとうございます。
自分の回したPDCAを失敗ととるか成功ととるかは本人次第。
しかしPDCAの本質は失敗から如何に学びそれを回して次回への成功へつなげるか。
そう考えると、失敗と捉えたからこその次へのステップアップなのでしょう。そしてそれが素直で真摯な自己評価なのだろうと思うのです。これを成功と捉えた暁の次へのステップアップを考えると自ずと見えてくると思われますね。

投稿: てっちゃん | 2019年2月15日 (金) 21時26分

PDCAは人間の基本行動です。
失敗するも成功するも結果として受け止めて次に活かす。
私の場合大概が失敗です。
成功は稀ですかね。

投稿: ナリアキ | 2019年2月15日 (金) 20時54分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
本部スタッフが行うべきPDCAと現場の店舗で行うべきPDCAには当然質が違ってきますよね。
本部は自社という守備範囲であろうし、店舗は自店という守備範囲ですから、プラン〜実行〜検証の深さも当然違ってくるもの。
しかし今回の発表で思うことは、自社や自店でPDCAを回し続けて評価される企業と逆にアウトローになっていく企業の特性があるということですね。
そう考えると、PDCAを推奨する企業とそうでない企業に分かれていくということでもあり、PDCAを推奨するにはそれなりに企業としての求心力が備わる企業でなければ逆のリスクも伴うということを感じてしまいました。

投稿: てっちゃん | 2019年2月15日 (金) 12時38分

某社の部長が発表された某社の地域限定スナックの発表は見事でしたね(笑)。今回のMRにも繋がるのですが時代のトレンドを売場に反映させる事も大切ですが、店舗でスピーディーに出来る事は売場のメリハリではないかと感じました。売るべき商品・売りたい商品をタイムリーにメリハリをつけて売り込む。この目線でのPDCAはアリですね。

投稿: dadama | 2019年2月15日 (金) 12時03分

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