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2019年2月20日 (水)

てっちゃん会第19幕「後座」

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


てっちゃん会第19幕。

  最後は後座の報告。

13日(水)に前座と懇親会を開催。

  翌日は後座と称しての店舗見学会。

流石に、後座まで連続して参加された方は10数名となった。

  見学コースも今回の幹事がルート設定。

流石に今話題の店舗を取り上げて設定して頂いた。

  今回は見応えのある店舗を設定して頂いたと思う。

いずれも今話題の店舗とその競合店。
特に、新規出店の店舗は直近に開店した話題のお店でもあり、企業としても旗艦店としての位置付けにて設定されており、都内の店舗とは言え大いに勉強になる店舗を拝見することができた。

今回の後座での店舗見学会でまず初めに感じたこと。

  “鮮魚部門の見直しが図られているなぁ〜”

とうことだ。

  ここ数年来の鮮魚部門の不振。

しかし直近になり、その鮮魚部門が復活の兆しを見せている。
その鮮魚部門を再び賑わい間のある演出で打ち出そうという意図が感じられる新規店舗が増えているように感じたのだ。

  特に客導線にぶつかる正面の展開。

ここで今回新規出店したどの店舗も正面に鮮魚の丸魚のバラ販売を配し、売り子さんが元気よく掛け声販売により賑わい感を演出していたのである。

  “賑わいのある鮮魚部門が逆に新鮮だなぁ〜”

そんな感じだ。

自店の業績もそうだが、鮮魚部門とはやはりお客様にそのお店の鮮度や技術を期待させる部門であり、実際に鮮度や調理技術を有した商品展開を鮮度感を発揮できる丸魚や生切身を配置することによって期待値は高まり、売上拡大に繋がっていくのである。

  都内の新店もそんな意図を持っての近海魚の強化なのであろう。

そしてそれが新規開店の店舗の賑わいと相まって非常に有効に生かされているように感じた。

  “これをどう維持していくか”

どの時代もこの課題を克服できなかったという事実。
自店も含めてこの課題をどう克服し、維持継続できるかを模索していきたいものだ。

  更に惣菜の充実ぶりは目を見張るものがあった。

特に、品揃えの豊富感だけではなく、その出来上がりのシズル感が相当に進化しているように思えた。

  従来のベーシック商品の進化とでも言おうか。

例えばカツ丼。

  卵のふわふわ感が圧倒的な差別化となっていたり。
  卵焼きが店内焼き上げにて差別化になっていたり。

従来のベーシックなおかずや弁当が卵の店内焼き上げにより、他店とは大きな差別化として展開されていたりしている。

  しかし人件費をどう吸収するのか。

それとの戦いを挑む新規出店。

  その後が楽しみではある。







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コメント

dadamasさん、コメントありがとうございます。
自店の鮮魚部門での取り組みでも「丸魚」「生切身魚」の強化が集客力につながりお客様の生以外の刺身類や塩干物への期待値の高まりを感じることが出来ました。お店全体の鮮度感を高める効果も抜群かと思います。但し販売技術、仕入れ技術、調理技術を必要とし、ベテラン社員の存在が必須であり、その解決が前提となりますが。

投稿: てっちゃん | 2019年2月21日 (木) 09時41分

sakaeさん、コメントありがとうございます。
人それぞれに違う経験を積み、違う私見を持つもの。そんな私見を出し合い、吸収することは非常に有意義な時間となると思います。
次回20幕はそんな時間を共有したいと思っています。

投稿: てっちゃん | 2019年2月21日 (木) 09時31分

スーパーの二極化が具現的に見えてきましたね。
鮮度や旨さは企業都合ではなくお客様の感性で評価されますから。作業効率を優先した結果、ディスカウンターとの視覚面での差別化が薄らいでしまったのでしょう。オープンキッチンによるライブ感(そこに上手くセンター加工品を織込む)を人件費のリスクを抱えても挑戦せねばならないのでしょうね。

投稿: dadama | 2019年2月20日 (水) 20時16分

後座のMRを通して、精肉部門担当の私でさえ各企業が丸魚に力を入れて入れているのは分かりました。特にオフィス街の鮮魚コーナーで売り子さんが丸魚を販売していたのには驚き、あれこそ鮮魚部門のあるべき姿だと思いました。
また、後座の最後の店舗のMR時にdadamaさんから平台の陳列の違いから見る各企業の特長を教わりました。その洞察の深さには恐れ入りました。
後座のMRも大変勉強になりました。次回もよろしくお願い致します。

投稿: sakae | 2019年2月20日 (水) 19時52分

てつろうさん、コメントありがとうございます。
リアルな店舗はますますリアルなお客様とのリアルな人間関係を最大の強みとして店舗運営していくことが望まれるのではないでしょうか。
いずれレジ担当も少なくなっていくハード面での進化。だからこそ売場の担当者の接客レベルがそのお店の接客指数として評価されていくのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2019年2月20日 (水) 17時11分

鮮魚も惣菜もドンドン変化していますね。売れてるお店、売れてる売場。売れてるお店の企業の見る目、売れてない企業の見る目。それはいろいろあるとは思いますが私なら売場でのお客様へのお声がけでお客様は注目して食事の内容を考える。私の基本は売場での接客ありきと常に思っております。最後は人対人なんだと思います。基本があって応用ができる。

投稿: てつろう | 2019年2月20日 (水) 13時15分

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