検証への意識
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のブログでは「数値要因」を書いた。
「検証」の重要性。
そんな内容だったと思う。
そして今日は「検証」への意識付けについて。
検証。
仮説を立て実行し結果が出る。
その結果に対して評価をして、再びその結果から次へのステップとしての仮説、実行、検証という流れを永遠に続けていく。
仮説という振り返りからの次へのステップ。
私は、企業内や店舗内で行動する時、全てにおいてこのようなステップを踏んで物事を思考し仮説を立て計画し、結果としてその仮説と行動がどのような数値効果があったのかを一応検証という名の下に評価をして、その評価から学んだ部分を土台として次への仮説を立ててみることいしている。
なぜか?。
そのほうが絶対に楽しいからである(笑)。
数値でどう評価されるのだろうか?。
数値を導き出すのにどうすべきか?。
どうすれば効果的な効果を出せるか
それは単品の売場作りにも応用し、大きな枠組みでもある店舗方針にも応用してきた。
大きな枠組みになればなるほど一つのボタンでは済まなくなる。
数多くのボタンを同時並行的に押し(行動し)、時間をかけて効果を検証していく。
検証と言ったって膨大なデータを駆使するわけではない。
単品データ〜カテゴリーデータ〜部門データ〜店舗データ、という流れで数値効果を検証したり点数や客数、客単価、そして最終的な売り上げや荒利という数値効果を見ていく。
そして想うこと。
それは、一朝一夕で変わる数値なんて本物ではないということだ。
これをやったら数値が変わった。
そんな簡単な業績改善策があるということは、それは逆に言えばすぐに効果がなくなるという裏返しでもあるということだ。
それだけ数値改善には時間がかかるということだ。
仮説を立ててあることを実行した場合、結果が出るまでには最低でも3ヶ月の時間を要するという覚悟を持たねばならない。
逆にいうと3ヶ月間コツコツとやり続けなければならないということだ。
その結果、ようやくお客様からの期待度が高まるということ。
期待度が高まるということは、来店頻度が高まるということである。
そこまでいくのに3ヶ月のタイムラグは当然。
しかし、その3ヶ月が待てないばかりに数値結果が出ないと早合点したり継続を諦めたり。
例えば店長会での店舗クリニック。
店長全員が業績不振の店舗をクリニックする。
色々な意見が出て有意義な時間となった。
しかし・・・ 。
その後の検証が無いため何も得られないクリニックとなる。
業績対策としての店舗クリニックをやるのなら、3ヶ月連続で3回のクリニックをすべきであろう。
3ヶ月連続という継続性。
強制的にでも、この連続性が売場の維持に繋がり、お客様の期待度に繋がり、そして従業員の意識を変えていく。
この変化をクリニックする店長達も時系列的に見続けていく。
その結果、その時系列的な売場の変化とその維持がどのような結果に繋がるのかという学びの場を他店舗の事例から学ぶことができるのだ。
検証への高い意識性。
そこから学ぶ業績対策は計り知れない。
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コメント
ナリアキさん、コメントありがとうございます。
全ては店舗運営の入口に位置するところで活躍されているという仮説ではないでしょうか。
店舗に入荷する以前の商品というストーリーを組み立てる。
店舗が出店する以前の立地というストーリーを組み立てる。
そんな経験を経て、最大の現場である店舗運営をどう組み立てるのか。その前提である開発ストーリー。
なぜそこにこの店舗が出店するのか、そして出来たのか。
そのストーリーを受け継いでその店舗の店長がナリアキさんから引き継いで新店を立ち上げる、素晴らしい店舗ストーリーではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年1月30日 (水) 06時53分
人事に対しての検証って誰がしているのでしょうか?
私は今期突然の人事異動で開発部になったのです。
長く商品部にいたのですが、なんの前触れも無くです。
はて、誰の筋書きなのでしょうか?
今まで経験したことの無い部署への異動は戸惑いしかありません。
営業ではスイスイできたことが、今は地を這う亀のごとく上手くできません。
毎日が新しい発見ばかりで、立ち止まってばかりです。
異動になりもうすぐ一年になります。
誰かの書いた筋書きで、私の検証はどう評価されるのでしょうか?
仮説は失敗であったと思われるかな。
投稿: ナリアキ | 2019年1月29日 (火) 23時00分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
店舗の業績への取り組みも色々な視点があって、単品量販力の向上からカテゴリーの強化、定番強化、エンドでの集客効果等を見込んで、色々な手を打ち、その連続性がお客様の期待値を変えていき、ようやく来店客数増へと数値効果が現れ、客単価へも影響し、店舗トータルの業績、荒理額への影響等の波及が為されていくもの。
そんな複雑怪奇な店舗計と言う数値を如何に操るかが店長の最大の面白みでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年1月29日 (火) 11時30分
頭の回転率がい低いので難しい事は置いておいて(笑)。
私は担当ではないので定番商品には介入出来ませんでしたが、新商品や旬の商品を単品で売る事は好きでしたね。担当者が真っ青になる位の発注をする。本部から「発注数量間違えてないか?」の問い合わせも日常で(笑)。場所変えたり・多箇所販売したり・キラーPOPつけたりして売りこなす。異常値を知った本部が売場を見て本部指示で全店投入(笑)。
そんな繰り返しを担当者とする事が私のPDCAであり楽しみでしたね。買上点数を分析すれば部門で一品の買上げ率を上げ、利益商品の単品量販が部門荒利を大きく押し上げる事
。更に商品特性、回転率、大きさ、客動線等を想定して売場で検証して更に売れるにはどうすれば良いのか?何れにしてもまずはやってみる。お客様に殺気を与える売場作りが私の信条ですから(笑)。
投稿: dadama | 2019年1月29日 (火) 11時03分
k.kさん、コメントありがとうございます。
過去ログ。
当初の過去ログは言わば私の黒歴史😓。
あまり掘り返さないでほしいのですが(笑)。
しかし皆さんがどの記事、どんな内容の記事に興味があるのかというのは私も知りたいですね。是非教えてください。
投稿: てっちゃん | 2019年1月29日 (火) 10時38分
今日は私のこじつけの検証です。
昨夜そして、今日てっちゃん店長の過去ログを
拝見しておりました。
今いる会社に転職し、チーフになってからの部下に対する教育の棚卸しです。
過去ログの中から見つけた「はっ!」とした内容。
私は間違ったことをしていたんだなと反省することも多くありました。
何様なんだ!馬鹿とはお前(自分)の事をいうんだぞ!
っと涙が浮かんでくる内容も多々発見しました。
意味合いが違う検証ですが、もう少し過去ログの読み込みをして次世代に繋がるプロパー社員を育成する役目をしないといけないとおもいました。
引き出し(ブラックボックス)についても、もっと深く読み込みをして私なりの活用方法を出していきます。
このブログに出会った事への感謝、そして繋がり、自分の勇気をだして書いた生意気コメント。
ここから知り合いになったてっちゃん店長、会の皆さまに感謝します、これからも楽しみに拝見させていただきます。
お題のコメントになってなくてすいません💦
投稿: k,k | 2019年1月28日 (月) 21時06分