« 新春のドラマから2 | トップページ | 相場高の強み »

2019年1月21日 (月)

家庭の食事事情

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、販売会議があった。

  その中で提案されたスタンプラリー商品。

年に3回程度、買い物金額に応じてスタンプを発行し、そのスタンプがある程度たまるとパンフレットに記載された商品を安価で購入できるというサービス。

  このサービス商品の紹介があった。

その中に、家庭のガスコンロの魚を焼くグリルで使用する受け皿が提案されていた。

  各々に「これは便利」との声が相次ぐ。

そんな提案の後に、家庭での食事事情の意見交換があった。

  要は家庭での食事はどんな感じかのかという実態。

その会議には数店舗の店長と数人のバイヤー等が参加していたのだが、年代も30代〜60代と各世代が揃う会議である。

  そこで家庭内での食事の実態が見えてきた。

まず、ガスコンロの魚焼き用のグリルはほとんど使わないという事実。
使わないというよりも、使わせてもらえないと言った方が正解であろうか。

  後始末が大変。
  煙が充満する。
  魚自体が嫌い。

色々な理由はあるだろうが、概ねは後始末の問題。
そして、誰がそこを綺麗にするのかという問題。

  「あなたは焼きだけでいいわよね💢」

よって、焼いた後の色々な後始末を考えると旦那も諦めざるを得ないというもの。

  “家庭事情、食事事情も様々だなぁ〜”

特に、30代〜40代の家庭での持ち家ではリビングとキッチンが合体されたモデルが多い。

  煙や後始末を考えるとグリルは使いたくない。

そんな事情もあるだろう。
ところが、50代以上の世代ではキッチンはキッチンで仕切られた作りが多く、また魚料理も頻繁にメニューに入る。

  グリルは便利な調理用具である。

この認識の違いは大きいであろうか。

また、自宅で休日の時の自分の酒の肴の料理。

  これも自分で作るという男性が意外に多いといこと。

それも30代〜40代の店長やバイヤー連中に多かった。

  もっとも専業主婦や共働きかの違いもあるだろう。

だから、一概にそのことをとやかくは言えないが、自分の酒の肴は自分で料理するというのは、私には考えられない。

  包丁を使う魚料理は自分で捌く。

これはあるにしても、そこから先の煮つけや塩焼き等は女房の役割となるのが当然だと思っていた。

  そこにも家庭毎の料理事情の違いが見えてくる。

そのような事実から、我々はどんな食事の提案をしていけばいいのだろうか。

  益々素材だけの売場から脱皮しなければならないのであろう。

そしてやはり売場では、惣菜が大きな伸びを示し、更には徐々にではあるが味付済みの肉や魚、そしてレンジ対応商品の伸びが顕著でもある。

  その比率が年々逆転現象を起こしていくのであろうか。

5年後の魚売場。

  一番大きく変化していそうなカテゴリーではある。





  

|

« 新春のドラマから2 | トップページ | 相場高の強み »

商売」カテゴリの記事

コメント

sakaeさん、コメントありがとうございます。
間違いなく後者の形態で消費行動は変化していくのではないでしょうか。
ゆっくりとそして着実に。
そして、家族の嗜好や家の作りもその方向を後押しする姿になっていくのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2019年1月21日 (月) 23時24分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
やはり時代は徐々に、そして確実に動いているのだろうと思います。但し、勝手に進みすぎてしまうと従来からのお客様も失ってしまうのも事実。どちらに進むにも競合店という競争相手との戦いに勝つ必要はありますね。

投稿: てっちゃん | 2019年1月21日 (月) 23時22分

k.kさん、コメントありがとうございます。
最近思うのは、やはりスーパーマーケットに位置する鮮魚部門というのは生の丸魚や切身魚の強みが鮮魚部門の評価を上げ、来店客数を上げ、競合店との差別化も可能であると思います。確かに刺身というカテゴリーでの鮮度感の強調もありますが、切身魚や生丸魚の強化こそが素材中心の食品スーパーでのお客様の評価に直結しているのではないかと思っております。

投稿: てっちゃん | 2019年1月21日 (月) 23時17分

私は10年、20年後の売場が気になります。簡便商品に抵抗がない人達が高齢になった時、今の高齢者の方々のような消費行動をとるのか、それとも今と変わらない消費行動をとるのか。もし後者であれば、素材の販売が少なく、加工食品が中心の売場になり、スーパーマーケットという形態が大きく変わるのかもしれません。今はその移行期ではないでしょうか。その現れとして、簡便商品が売れているのだと思います。

投稿: sakae | 2019年1月21日 (月) 20時07分

当社も惣菜や冷凍品への売場拡大が起きていますが、「えっ?そんなもんが売れるの?」と思う商品がそれなりに売れていく現実。カタカナのオシャレメニューが普段の食生活の食卓に並ぶ時代、赤提灯メニューしか知らないオヤジではいけませんねー(笑)。

投稿: dadama | 2019年1月21日 (月) 18時17分

各家庭の事情、夫婦の事情、個人的に好き嫌いの事情(笑)などあり変化してるのも事実ですね。
調理家電は機能性含めてどこまで調理する個人が求めるかもあります。
新しい機能を無駄とするか否か。
車やバイクを整備するかのように新たな機能は無用っという方もいるでしょう。一から作り上げる。こういう方にとってはただの高額品になりますがボタン一つで色々出来るのは助かるというのもメーカーが目指す簡単便利家電なんでしょうね。 私は好きで自分で料理する部類の人間です。酒のアテは勿論、普段の夕食も自ら作りますが好きでしたくて作ってる状況なのでまた違うとは思いますが魚焼きグリルは普段使いします。逆に使わないともったいないですね。掃除も使ったらすぐに洗ってしまえば臭くはないのですが、問題は魚の匂い全般が嫌。
これはお手上げです。(笑) 事実として鮮魚売り場の前を鼻をつまんで通る若い女性も多くなってきてますね。幼稚園児にはそういう子は昔からいますが。
これからの魚事情。鮮度を謳っても興味なし、即食を謳っても魚が嫌。肉は旨いけど体にとってそれでいいの?都会からそういう状況は進むと思ってはいますが、年末の〇上さんの売り上げの状況きいた情報だと、魚も捨てたもんじゃあないとも思います。
どっちの方向をむいていけば解らず中途半端に両方携えていくのが常でしょうね。
加工技術の人員も少なくスペシャリストは高齢化。働き方改革含め就業の枠内で収まらない作業量。新人育成が間に合わずあたふたしてる当社です。

投稿: k,k | 2019年1月21日 (月) 06時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 家庭の食事事情:

« 新春のドラマから2 | トップページ | 相場高の強み »