種蒔き水播きの時
皆さん、こんにちは
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
マネジメントでよく言われる例え。
「種を蒔いて、水を撒いて、収穫する」。
新店を設立して人材を採用する。
これが種蒔きであろうか。
人材を部門配属して育成して店舗力を高めていく。
これが水撒きか。
一人一人の販売力が高まり、お客様からの支持も高まる。
ようやく結果が付いてくる時期。
当店で言えば、新店開設時に競合各社も改装が相次ぎ、更には競合新店も設立され非常に厳しい開店時となった。
その後も店舗が近隣のお客様に認知されるまでには従業員の育成によって店舗力を高めなければならなかった。
そして昨年になってようやく安定した収穫が可能となった。
このように種を蒔いて水を撒いてようやく収穫が可能となる。
種蒔きの時、水撒きの時は結果は出ない。
お客様の認知度がまだまだ低いから。
しかし正しい水撒きをしていれば、着実に店舗内の実力は高まってきているのだ。
この水撒きの時代をどう過ごすか。
ここで人材育成を愚直にやり続けられるかが大きなポイントとなる。
結果としてお客様の期待値が高まるところまで育成し続けられるかだ。
今年の年末商戦を振り返っても実感できる部分がある。
昨年はビクともしなかった商材が今年は売れる。
昨年の反省から今年は諦めていた商品が売れた。
全社でも最下位に近い商品が今年は上位に位置する。
全ては水撒きによる従業員のレベルの向上とお客様の期待値。
そして今年は?。
今年からは種蒔き水撒きと収穫を同時並行で実施する年。
当然、従来からの収穫が残っている土地もある。
しかし、収穫し終えて今年はその地に新たな種を蒔いて、水を撒く土地もある。
収穫する土地と種蒔き水撒きの土地が共存する年。
それが今年であろう。
収穫した土地にはどんな種を撒くか?。
そして、どんな水を撒いて育てるか?。
そこがPDCAのアクションの部分となろうか。
従来以上のステージへ向けての種蒔き。
その土地にどの種を撒くか。
そしてどう水を撒き続けるか。
一方の土地で収穫をしながらもう一方の土地で新たな種を撒き水を撒く。
結果を残し続けるとはこのようなことなのだろう。
今年の課題である。
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コメント
ナリアキさん、コメントありがとうございます。
かっては土壌も合わず水も貰えずに放置状態から這い上がっていくのが当たり前の時代だったのですが(笑)。
マネジメント手法も時代の流れに変化対応できた企業や組織だけしか生き残れないのでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2019年1月 6日 (日) 22時30分
水撒きだけでは枯れます。
土壌改良や肥料を与えたり、除草や害虫駆除など手をかけないといけません。
育成とはそんなものです。土に合わないから枯れちゃったではいけません。
投稿: ナリアキ | 2019年1月 6日 (日) 10時49分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
現代ほど多種多様な人材が同じ企業や同じ組織に属する時代はないと思いますし、今後もこの傾向はますます強くなっていくでしょう。
その為にはリーダーは全ての人材を受け入れる度胸の広さが必要になるでしょう。受け入れて認めて、そして組織の目標に対して一致団結させていくマネジメント力。次世代型リーダーの課題でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年1月 6日 (日) 06時30分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
土壌が変わった直後ほどそれに合わせられずに枯れていく木は多いでしょうね。
いつの世でも同じでしょうが、土壌の変化に対応していくしたたかさが求められる今年なのでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2019年1月 6日 (日) 06時26分
dadamaさんも書いていますが、人材育成にとって土壌は大切だと思います。たまたま、土壌が合い伸びる人材もいれば、土壌が合わなくて育たない人材もいます。働く人が皆自分に適した土壌を見つけられればいいのですが、難しいですね。
できるだけ多種多様な人が育つように土壌を整えるのも店長の仕事の一つなのかもしれないですね。
投稿: sakae | 2019年1月 5日 (土) 23時53分
当社は土壌が変わってしまいました(笑)。
土壌が合わず枯れる木や間引きされる苗もでるでしょうね。土壌に適することが出来るかが直面の課題ですね。
投稿: dadama | 2019年1月 5日 (土) 11時12分