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2019年1月31日 (木)

今こそリアル

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


ネットの世界がどんどん広がり便利になっていく。

  リアルで確認してネットで購入する。

家電製品などはそんな購入の仕方が当たり前の時代である。

  しかし、・・・ 。

メーカーで一括製造された製品であれば、そして鮮度劣化とは無縁の製品であればネットで最安値品を検索して、ネットで購入し宅配で取り寄せる購入の仕方の方がより低いコストで製品を手元に取り寄せることができるが、鮮度劣化も早く一品一品が異なる生鮮食材となると話は別。

  自分の目で確認して購入することが必須であろう。

それは、上述した通り、同じ商品でも一品一品が異なるから。
それを自分の目で確認し、自分の判断でその中から自分で選択してリアルに購入するしなければ気が済まないカテゴリーではないだろうか。

  例えば鮮魚部門。

ばちマグロ 100g398円 というチラシが入ったとする。

  売場に並ぶ商品を見ても一品たりとも同じものはない。

形、量目、部位、色、どれをとっても微妙に、そして全く異なる部位を捌いたマグロであり、赤身、皮身、腹身によっても人それぞれの嗜好の違いから、どれを購入するかはリアルに商品を見て選択するであろう。

  だからリアル店舗でリアルに商品を見極めなければならない。

それが、マグロだけではなくほぼ全ての商品において、店内で調理加工した商品は一品一品が異なる店内製造商品となる。

  ここまで異なるとリアルに選択せざるを得ないであろう。

これが生鮮を取り扱うスーパーマーケットの特性であろうか。

  鮮度落ちが早い商品を中心に取り扱う小売業。

鮮度落ちが早いから購入する側も自宅からより近いスーパーで購入するという選択肢が一番高くなる業界。

  益々我々の進むべき道が見えてくる。

リアルに来店してリアルに商品を見極めなければならない部門を有する我々の業界。

  それを弱みと取るか強みとして強化するか。

強みとして強化し続ければ、リアルに来店するお客様の来店頻度は高まっていくだろう。

  と簡単には言うが・・・ 。

生鮮、特に鮮魚、精肉、惣菜の強化には大いなるリスクが伴う。

  ネットでの注文販売にはロスは伴わない。

しかしリアルに来店されるお客様に対して店頭で商品を陳列して選択していただき、最終的には売り切って利益をチャラにする部門である。

  来店客数の予測精度の高さが求められる。

また、リアルに製造する人材も必要になろうし、時間帯別の製造能力と陳列の精度、そしてその日の時間帯別の来店客数に応じた陳列数がどれほどリアルに来店されたお客様に近づけることができるかどうか。

  生鮮強化に伴うリスク。

その克服があってこそのリアルへの挑戦。

  企業として店舗としての今後の課題であろうか。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
リアルにこだわるから、中小スーパーが生き残れるのだろうと思います。
そして組織の大小から個人の手腕で左右される競争の世界に持ち込みたいですね。

投稿: てっちゃん | 2019年2月 1日 (金) 00時02分

てつろうさん、コメントありがとうございます。
如何にしてリアルを維持していくか。
そんなタイアップが今後ますます増えていくのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2019年1月31日 (木) 23時58分

当社はネットビジネスから撤退方向です。何故か?amazonに勝るビジネスモデルが見出せないから(笑)代わりに徹底的にリアルに拘る。楽しい売場ナンバーワンを理念としています。但し業態的にはSMとは異なりますから自社のSM業態を1番楽しいリアル店舗に作り上げて行くのか。食品のプライドをかけた挑戦が待っていますね・・・詳細は銀座にて(笑)。

投稿: dadama | 2019年1月31日 (木) 14時48分

私のところではスーパーと行政がタイアップして無料のバスが走っております。このような取り組みに意見はありますがまずはやってみることが大切な事だと思う。企業の目線や男の目線ではなくおばあちゃん目線で見ていく必要があるかと思います。

投稿: てつろう | 2019年1月31日 (木) 09時04分

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