元旦営業
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
12月も今日が4日目。
早くも正月の営業日が話題となっている。
ここ20年余りで、元旦営業が定着化し、小売業の年間店休日はほぼゼロの企業や店舗が急増してきた。
しかし、・・・ 。
人口減やその他の事情による人材不足は深刻化し、元旦営業という従業員が一番休日を要望する日を敢えて企業として店休にする企業が今年は急増しているらしい。
昔へ逆行しているのだろうか。
小売り各社も背に腹は変えられないのであろう。
特に首都圏に出店する企業の元旦店休が相次いでいるという。
マルエツが23年ぶりにほぼ全店で店休を決めたという。
成城石井も7割以上の店舗が元旦店休に踏み切った。
更には、元旦〜2日までの店休をに踏み切る企業も続出している。
ヤオコーが30年ぶりに1月2日も店休。
従来から元旦は店休みとしてきたが、来年から2日も店休にして従業員の働きやすさを確保する方針であるという。
また、いなげやも同様とのこと。
こちらは16年ぶりとのこと。
我々食品スーパーの年間最大ピークは12月31日。
そして、従来は(30年以上も昔の話になるが)は、せめて元旦は休業していた。
企業によっては2日〜4日まで、市場の休場に合わせて休業していた企業もあるほどだ。
だから12月の大晦日まで頑張れた。
しかし、企業の業績拡大とお客様の要望も合わせて元旦営業が検討され、周囲の競合店の動向を見ても元旦営業に踏み切る企業が目白押し。
致し方なく元旦営業に踏み切る。
そんな経緯で概ねの企業は12月31日の年間最大ピークを終えた翌日も、営業に踏み切ったのである。
そして今、元旦営業への見直しが為されている。
私も以前に所属していた企業では、元旦営業をしていた。
そして企業を移り、現企業では元旦は休業。
それだけでも現企業に移って良かったと思っている(笑)。
それだけこの業界では、12月31日という存在とその翌日をどう過ごすかという問題は大きいのである。
地域によって店舗によっても異なるだろうが、1月2日の売り上げは12月31日の売り上げのほぼ1/3。
店舗によっては1/5という地域や店舗もあろう。
それだけ日本人にとっての年末と正月の暮らしというものはまだまだ固定的ではある。
逆に、元旦休業を頑なに守る企業も多い。
“お正月ぐらいは”
年末商戦を頑張ったのだから。
だから、お正月の一日ぐらいは従業員みんなで休もうよ。
まぁそれでも昔は正月に社長宅へ挨拶回りをしたのであろうが。
そして一日ゆっくりと正月を家族と過ごし、改めて2日の初売りから清めた体で頑張っていく。
特にオーナー企業には正月休業の企業が多いように感じる。
小売業という世の中での存在。
従来は「お客様hが神様」という強い誤解があった。
しかし今後、働く従業員も同じ人間という思想は間違いなく定着していくだろう。
同じ人間としてのお客様と従業員との関係。
そんな関係を貫く企業姿勢が、働く従業員に安心感をもたらす時代になっていくような気はするのである。
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コメント
kodoさん、コメントありがとうございます。
やはり元旦営業を切り開いてきた企業がこの伝統をしっかりと守り抜いて欲しいものです。
我々中小は安心して元旦は休業させていただきますので(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 6日 (木) 22時44分
365日営業をし買い物ができるライフスタイルにした我々の責任があるのかなぁ~と思う次第です。
以前は元旦休みが当たり前、大晦日の買いだめ・売り切りでしたが、元旦営業を続け年々売上が伸びているのも確か。買いだめするより、元旦でも新鮮な商品を購入される嗜好の変化だと思います。
そんな状況にして『いきなり休みにしま~す』は、ちょっと無責任だと思ってしまうのは私だけでしょうか?
投稿: kodo | 2018年12月 6日 (木) 08時42分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
365日お正月ですか〜。
あっという間に訪れるのでしょうねぇ〜。
時間よ止まって欲しいなぁ〜(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 5日 (水) 22時45分
これは法律や条例で制定せねば難しいでしょうね。紳士協定を結んでも必ず抜け駆けする企業はありますから。お互いあと数年で365日お正月になりますからそちらの方が脅威ですね(笑)。
投稿: dadama | 2018年12月 5日 (水) 14時52分
ナリアキさん、コメントありがとうございます。
先日の企画会議で、オーストラリアにし出張に行ってきたバイヤーからの現地報告がありました。
オーストラリアではスーパーの営業時間は午後6時には閉店するそうです。その時間帯にはどんな店舗も営業していないという環境。
みんなで移住しようかという話になりました(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 5日 (水) 10時30分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
元旦が休業だとそこで一度リセットできるので、出勤計画が非常に楽になりますよね。体力も早期に回復できるでしょう。売上が最大ピークの翌日に休日を取れるか取れないかは31日へ向かうステップに計り知れない力が働くものですね。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 5日 (水) 10時25分
愚痴になりますが
労働環境改善とエネルギー環境改善に向けて、
⒈正月三ヶ日は休業日と定める。
⒉小売店規制法で毎月第一第三日曜日は休業日と定める。
⒊1日の営業時間は連続10時間と定める。
えーっと思うかもしれませんが、上手くやれば物流効率が上がり、エネルギー効率も向上しそうな気がします。
定休日があれば鮮度も向上しますし、店舗設備のメンテナンスもできるようになります。
みんながハッピーになるのではありませんか?
投稿: ナリアキ | 2018年12月 4日 (火) 23時15分
年始の休みは私は4日が予定です。私もk,kさんと同じで寝て終わりだと思います。
私は正月休みがなくても問題ないのですが、シフトの関係上三ヶ日の休みを希望しています。その理由は毎年年末はシフトの作成で悩むからです。もし三ヶ日が休みであれば、クリスマス商戦から年末商戦の間休みがなくても、その出勤した分を三ヶ日に充てられるのでいちいちシフトの作成で悩まなくなります。三ヶ日が休みと分かっていれば、働く人達の年末商戦に対するモチベーションも上がると思います。
私も法律で元旦営業は規制してほしいと願っています。
投稿: sakae | 2018年12月 4日 (火) 20時15分
k.kさん、コメントありがとうございます。
鮮魚部門の年末から年始にかけての一週間は地獄ですね(笑)。
それでも昔は全員で和気藹々と無駄話をしながらでもできましたが、時間管理に厳しい現代はそうもいかないかな。
正月休業が日本の小売文化に再び戻ることを願うばかりです。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 4日 (火) 18時20分
昔はよかったです。
正月出れば現金でお手当もらえて内緒のおこずかいに。
今や開いてて当然、やってて当然。
刺身の予約も数十件。寿司も然り。
鮮魚、総菜のみ地獄の元旦。
大みそかの夕方も一人で売込み、見切りやって残りのスタッフは翌日の準備。
体力も温存しておかないと元旦もたない
事実元旦の夕方に二回ほど倒れました。
〇イエ―さんが最初に始めたのでしょうか?
都心部は空洞化になりますが田舎程、三が日の刺身、寿司の需要は高いですね
店長、副店長が鮮魚、総菜出身ならピンチに応援してもらえますが、そんなことばかりもありません。
4日に休んでも1日ずっと寝ておわりの現状です
法令でスーパー各社元旦に休みになれば大みそかに全力で売ることも出来るんですけどね
しかもお客さんも上から目線で言ってくる。
我々も好きで3時過ぎからマグロ解凍してるんじゃないんですけどね(*´ω`*)
愚痴ばかりになりましたが、従業員の事も考えてくれるのならば、せめて元旦ぐらいは休みたいのが本音です
正月料理の際物を計算して販売してますが、まともに食べたことないですよ。
そんな魚屋で良い訳ないですよね~
投稿: k,k | 2018年12月 4日 (火) 16時50分