今年を振り返る
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
今年も大晦日を迎えた。
今年の総決算の日。
鮮魚部門出身という特性もあろうが、この業界の人間であれば今日という日がどんな日であるかはわかるだろう。
この日の売上が一年の総決算。
そして、この日の売上が一年間のお客様の通信簿を頂く日。
この日だけは何としてでも落とせない最重要な日。
この業界に就く者は皆同じ想いであろうか。
何度も言うがこの日の売上はすでに決定している。
後は、お客様の期待値に添えるかどうか。
それが、今日の真実であろうか。
そして、自分なりに今年を振り返ってみたい。
業界全般の流れとしては、6月〜7月に不振を極めたが8月以降に回復し、10月までは順調に推移。
しかし11月からの不振が12月商戦まで続く。
大雑把に言うとそんな業界全般の流れだったろうか。
特に11月以降からの不振は次年度への不安材料であろうか。
そして私的には、この一年間で再度商売の奥深さを知る機会を得たと言うことであろうか。
商売は飽きない(商い)。
飽きずに、コツコツと基本を継続すること。
その結果は1年後にようやく現れてくる。
そしてその結果としてお客様の来店動機に対する期待値が高まり、安定した業績を生むと言うこと。
安定した業績とはお客様の安定した期待値が土台となる。
そのことを今年は痛切に感じた年となった。
かと言って「基本」だけをやればいいと言うことではない。
従業員が成長して安定した基本の継続という土台の上に、如何に仮説を立てて定番で品揃えされている単品を育成して再び定番に戻すか。
要は単品の育成である。
従業員を育成して、同時に単品を育成する。
店舗トータルを育てていくと言う発想。
そして、同時並行して育成した従業員と商品が店舗の業績を安定成長に向かわせると言うこと。
それを今年は検証できた年として捉えている。
仮説は立てられるが、それを実証して検証することはなかなか難しいことである。
しかしそれが一番確率の高い仮説であることが検証できた。
それが何よりも今年一年の中でも代え難い経験であり検証であったと思う。
オープン以来のこのお店でのコンセプト。
そのコンセプトの土台には徹底した数値対策、売上対策を盛り込んできた。
全ての行為計画の根底には「売上拡大」を図ることを前提にコンセプトを作成し部下にも毎月、毎週のコンセプト作成を要求した。
部下との面接にも業績を前提にしたコミュニケーションを実施。
店舗運営の全てにおいて、売上に結びつく仮説と行動を具体的に部下と共有してきた。
結果としての売上はほぼ予定通りだと思っている。
売上を最重点に置いて、結果として予定通りの売上を獲得できたと思っている。
課題は新規競合店への対応であろうか。
早速、次年度早々にも新たな競合店が出店を表明している。
おそらくその出店により商圏が大きく変化するであろう。
それほど、その出店によりそのエリアに商業集積が高まり、お客様の集中も考えられるだろう。
市内 対 新興。
そんな様相を呈してきた商圏争い。
ますます減少する市内商圏で一人勝ちできる店舗。
そんな店舗を目指して自店の業績を拡大させていくことが大きな課題となろうか。
皆さま、一年間ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
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