12月の視点
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
本日は12月5日。
12月商戦のスタートは如何ですか?。
昨年の元旦休業から早くも一年が経過しようとしている。
経験を積めば積むほど時の流れは早いものだ。
そしていつの間にか12月に突入している。
12月商戦。
なんだかんだと言っても、一年で一番売上が拡大し荒利を稼がなければならない月である。
この一年間の集大成。
集大成ということは、この月で結果を出す!、ということである。
この月で結果を出せなければ一年間を無駄に過ごしたということだ。
だから12月は結果が全て。
その為にこの一年間いろいろな苦労をしてきたのである。
競合店対策、お客様対策、ロス管理に利益管理。
もっと具体的には、単品量販による定番の強化やコトPOPによる価値訴求に子供店長等のイベントの積み重ね。
全ては12月商戦を優位に戦う為の施策。
そう、全ての施策は12月商戦を優位に戦う為の施策であったのだ。
その結果としての評価が12月商戦となる。
12月という月は、この業界ではリニューアルオープンや新店のオープンは持ってこない。
12月のただでさえ忙しい時期に本部人員を総動員しての新店を開店させている余裕はないからだ。
12月は既存店が結果を出す環境を作る月間でもある。
よって、競合店の出店やリニューアルに左右されずに、純粋に売上の昨年との比較がしやすい月となる。
評価が明確に現れる月ともいえよう。
だから、個店個店の業績という結果が問われる月でもあるのだ。
そして、今年度の方針やストアコンセプトから導き出された具体策が店舗でどれほどの実行効果があり、その結果としてのお客様からのそれらの施策の支持率の高さが売上や荒利という結果として評価されるのである。
12月は今年度の集大成。
先日のチーフミーティングでもそんな話をした。
「今まで色々と売上対策、客数対策を実施してきた。」
「全ては12月に結果を出す為の施策に過ぎなかった。」
「だから12月は荒利という結果を残すとい月である。」
従来から取り組んできた施策はどちらかというと「売上」や「客数」、「客単価」と言った売上拡大の為の数値対策、そしてその具体策を中心に実施してきたのである。
しかし12月は荒利額、荒利率という結果に結びつける月となる。
11月までは、勢いを重視してきた。
しかし12月はその勢いを活用して稼ぐという月。
そこを履き違えると、12月に大きく利益を落とすことになってしまうリスクを負うことになる。
12月ほど細心の商売に徹する月であるのだ。
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コメント
ナリアキさん、コメントありがとうございます。
ほぼどの企業も同様の様相を呈しているのではないでしょうか。
それほど、年に一度というタイミングは色々な意味で変化の少ないイベント、というか変化させたくないという意味でも、売場も展開も昨年同様というスキームなのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 5日 (水) 22時59分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
そちらでは強い年末年始商戦。
特に鮮魚部門は年末商戦が花道。
ぜひ精肉部門も一矢報いてくださいね。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 5日 (水) 22時51分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
いよいよ現場で検証できる場面が残り少なくなってきましたね。
私も今回と次回の残り2回を数えるまでになってきました。
さて、今回は何を残してくれようか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年12月 5日 (水) 22時48分
営業企画部と商品部は10月におおよその12月から年始にかけての販売計画を立てています。その頃はまだ現実感がない為ざっくりした計画になりますが、11月の店長会辺りには現実味を帯びてきてきます。
グロサリー系からクリスマス商材やお鏡餅が入り出すと、年末のチラシ計画の見直しが必要となり、一気にバタつきます。
毎年の光景です。
毎年反省していながら、一向に改善できない。
というより、こんなスキームになっているのは、我が社だけでしょうか?
投稿: ナリアキ | 2018年12月 5日 (水) 22時19分
いよいよ12月商戦が始まりましたね。
私の部門ではハムギフトが好調です。送料無料のギフトの動きはまだまだですが、店内販売のギフトは物によっては売り切れてしまい慌てて発注をかけました。
そろそろ年末発注もあるので、来週以降は慌ただしくなりそうです。
一年間の通信簿が頂ける年末商戦。今から楽しみです。
投稿: sakae | 2018年12月 5日 (水) 18時41分
一年の通信簿となる年末・年始。これからの数年間は企業価値が激変する中、どのような評価を頂けるのか。来年早々にはオーナーも交代するので最後の晴れ舞台になるのかも知れません。てっちゃん会で頑張ってる若きメンバーの為にも商品に拘りを持って最後の年末を迎えたいと思います。
投稿: dadama | 2018年12月 5日 (水) 14時59分