看護師の仕事
当店でバイトをしている看護学生が退職を願い出た。
大学4年生。
当然就職も決まり、看護実習に勤しんでいたのだが、色々と実習が忙しくなってきたようだ。
スーパーの従業員と看護師。
意外に、このカップルは多い。
なぜなのだろうか?。
仕事の接点もあるとは言い難いし、スーパーの従業員と看護師って何に引き寄せられるのであろうか(笑)。
しかし看護学生のスーパーでのバイト率は高い。
おそらく、バイトをしていた看護学生と知り合いになってからの付き合いなのだろう。
そして、看護学生はしっかりとバイトを勤め上げてくれる。
そこにも、男性側の信頼が寄せられるのであろうか。
退職を願い出た学生もキッチリこなしてくれた。
そして、病院への就職。
看護師も当然ながら人手不足であろう。
よって、ほとんどの場合は就職に困らないという。
しかし、人手不足ということは、やはりその中身は厳しい現実が待っているのだろう。
人の命を預かる仕事。
昼夜を問わずの仕事。
その部分が、業務内容の過酷さと体力的な過酷さがあり、人材不足となっているのだろうと思う。
先日、私用で病院を訪れた。
患者との会話を聞いていると、結構ぶっきらぼうに会話しているのだ(笑)。
「おじいちゃん、ちゃんと噛んで食べてんの?。」
「食事は残さないで食べないとダメだかんね!。」
タメ口でお年寄りと接しているのだ。
接客業である我々のお客様との会話からすると、とてもとても信じられない口の聞き方なのである(笑)。
しかしどこかに親しみやすさを感じるのだ。
どちらかというと、高齢の患者さんほど、荒くあしらっているように思えるのだが、それも仕事の一環なのだと感じるようになってきた。
要は患者さんに自分で生きることを強要しているのだろう。
なんの違和感もなく、ただただ病院で漫然と暮らさせるのではなく、いろんな刺激を与えて会話したり自分で行動させたりしながら、刺激を与えていることに気づいた。
“患者との会話や世話も治療の一環なんだ”
そう思えるようになった。
だから逆に刺激を与えるのである。
前出の看護学生も、実習でこのようなことを学んでいるのであろうか。
人の命に関わる仕事。
そう捉えれば、我々も人が生きるための食事や食材を提供する仕事である。
看護師は直接的な命への関わり。
我々のは間接的な命への関わり。
ここが一番の違いであろうか。
こんな世界で看護師をしていたら人間的に強くなるだろうなぁ〜。
スーパーの従業員の一感想でした(笑)。
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コメント
ナリアキさん、コメントありがとうございます。
私はいつも、仕掛けた食材を購入したお客様が、ご家庭の食卓でどんな会話がなされるのだろうと想像しながらお客様の買い物かごを眺めております(笑)。
そしてその会話の中に、「やっぱりあのお店は間違いないわね〜。」というくだりで会話が弾んで欲しいと願っています。
投稿: てっちゃん | 2018年11月17日 (土) 23時31分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
私が就業した当時と比べると、コンプライアンスという部分での徹底度合いは驚異的に高まりましたね。それだけ現代はいろいろな意味で見える化されてきているのだと思います。
普段は見えない我々の、命を預かるという使命。この使命を思うと身が引き締まりますね。
投稿: てっちゃん | 2018年11月17日 (土) 23時28分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
○妻覚悟でお付き合いしていただきましょう(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年11月17日 (土) 23時22分
食は命です。
と新入社員研修で訓示的な事を言っています。
食べるこは人間にとって大事な行為である。
食は文化である。
食事の思い出は皆さん色々ありますよね?
楽しい
悲しい
嬉しい
寂しい
いろんな感情と共に思い出しませんか?
と言ってました。
我々はそんな思い出の場にある食を提供したい。
若い子たちはぽかんとする子
じっと私を見つめる子
目をつむっている子
色々います。
いいですねー
投稿: ナリアキ | 2018年11月17日 (土) 20時28分
私達の仕事も間接的ではありますが、人の命に関わっているんですよね。受け売りですが、「私達の仕事は健康を創造する仕事」、この言葉を聞いた時まさにその通りだと思いました。だからこそ、普段、作業をしているとその目的を忘れがちですが、鮮度管理や衛生点検といった基本は疎かにしてはいけないと思います。
投稿: sakae | 2018年11月17日 (土) 18時01分
看護師と結婚する男性は出世する事が多いらしいですよ。但し●妻共済組合加入は必至らしいですが(笑)。
投稿: dadama | 2018年11月17日 (土) 14時47分