成長の裏側
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
人間の成長。
その多くは企業とい組織で鍛えられていくのである。
個人的には学校で学び、部活動で学び、結婚や出産を経て親族や家族、地域の人々との交流からの学びもあろう。
しかし男は仕事で大きく成長していく。
それは家庭や奧さんにはその影響力は無いのかと言われれば全く質の違う話となってしまう。
家族や女房は男の責任感を養ってくれる。
その為に、男は仕事に邁進し仕事で鍛えられ、組織内での人間関係を構築し、仕事を通して組織運営を学んでいくのである。
大切なのはその組織やその仕事を積み上げる事である。
それによって、その仕事の奥深さを知り、結果として仕事の醍醐味ややりがい、そして責任感を通してその仕事に惹かれていくのである。
若年の頃はその意味がわからなかった。
だから、この業界のこの仕事を辞めたいとも思ったことも度々ある。
しかしその都度思い返して、いつの間にか30年以上が経過した。
今思うことは続けてきて良かったと言う率直な感想である。
転職はしたが、それとて同じ業界であるから、前職の継続と言える。
そして、前職で学んだこの業界の原理原則は何一つ変わらないと言うことだ。
これは転職して初めて感じたことである。
昨今は、多少の賃金が高いからと言って転職を繰り返す風潮があるが、それは長い人生を考えたときにどうなのだろうと思う。
長い人生だからこそやり直しも利くが・・・。
長い人生だからこそ、積み上げて継続していけば、それが絶対的な自信となり絶対的な存在感となって際立つのだとも思う。
それを、賃金に応じて転職を繰り返したら、結局は何も残らないのではないか。
給与だって積み上がっていかないはずだ。
何度も言うが、成長とは積み上げである。
同じ環境や仕事で積み上げるからその本質が見えてくるのだ。
だから、やたらと環境を変えるのは自らの成長を手放すことになる。
環境を変えるのは成長を検証する時。
結果として従来から積み上げてきた自分の仕事はどの程度のものなのかを他の環境で試してみるのも一つの手法ではあろう。
結果として給与はそこで上げていくのである。
転職でいっ時の給与や年収は上がるかもしれない。
しかし、自分の成長環境を失うことにもなる。
そのことが念頭になければやたら職を変えるべきではない。
特に若年世代は経験が乏しい分、仕事の本質がなかなか見えてこない部分もある。
継続してこその学びであり成長なのであるから。
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コメント
k.kさんコメントありがとうございます。
k.kさんの場合は同じ小売業、そして少し職種が変わった飲食業と経験してきたわけですが、同じ小売業よりも毛色の違う飲食業での経験が大きく自分の生き方や仕事観を変えたということですね。
やはりそれも積み上げてきたものを今花開かせているということだと思います。
積み上げていくその過程を大切にして自分に如何に取り入れていくのか。そこに仕事の厚みが生まれていくのだろうと思います。
投稿: てっちゃん | 2018年11月22日 (木) 07時31分
今更なコメントお許しください。
私は転職が多く30歳当時は笑われておりました。
田舎の過疎地で育ったのもありますが周りは堅実?な工場勤務、職人が多かったですね。
スーパーに勤務、ましてや日曜はおろか盆、正月にも休みが取れない仕事なんて。
見下すようによく言われましたね(笑)
それが私の転職に結びつく訳ではありませんが各々事情があってやむなく転職せざるをえない人もいます。
現在はそんなことはありませんが大きく変わったのは、変われたのは飲食関係の職種の時です。その時の研修が、現場が人生を又、変えさせてくれました。
今回、てっちゃん店長にコメントを通して繋がりを持てたのも回り道をした人生を予習復習できるいいきっかけになっております。
これ以上は求めても罰があたりそうなので身分相応で満足します。
積み上げながら横道で観察して又戻ってマニアックな積み上げを何度かして又戻る。
解りずらいとは思いますが、今はそこそこやれてます。
家庭と仕事(理念をもった仕事)を両立させて若手に繋げるべき技術は伝えていきたい。
リタイヤ後に後輩がよく訪ねてくるような爺さんになりたいですね、甘いかな。
投稿: k,k | 2018年11月21日 (水) 16時18分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
いろいろなものが目に付く現代ですから、逆に情報が少なかった昭和の時代の方が迷いもなく目の前の見える世界に集中できたのかもしれませんね(笑)。
私も入社間もない頃は何度も転職を考えましたが、チーフに昇格した段階からある種のあきらめが芽生えました。この世界で一生やっていこうというあきらめでしょうか。そしてそう思った瞬間から見える世界がガラッと変わったような気がします。思えば転職を考えていた時はいろいろなものが見えすぎていたのでしょうね。あきらめた途端に今目の前の売場や商品、そして従業員が鮮明に見えてきたような気がしました。
投稿: てっちゃん | 2018年11月21日 (水) 08時11分
長時間労働や休みが取れなくなると、仕事を辞めたくなる時があります。今年の夏も辞めたくなり、転職サイトをよく見ていました。私は疲れが溜まってくると迷いが生じてきます。だから、体が無理になるような働き方はできるだけしないようにしています。
以前、もう無理だと思って、ハローワークに相談に行き、仕事の悩みを相談員の人に打ち明けていたら、「こんなに仕事の話を楽しそうにする人はいないですよ。」と言われました。その時に私はこの仕事が改めて好きなんだと気づきました。私の回りには仕事が好きという人があまりいないので、今回てっちゃん会に入会できたことは私にとって幸運だと思っています。おかげさまで、仕事に対する気分のムラがなくなってきました。
投稿: sakae | 2018年11月20日 (火) 22時00分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
そうですか、赤点ですか。
それではお互いに留年しなければなりませんね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年11月20日 (火) 08時50分
ナリアキさん、コメントありがとうございます。
本当にお金の為に働く人は、結局はお金で動く人。
しかし世の中は不思議なもので、追いかけるものは永遠に逃げていくもの。
だからお金という逃げていくものを早々に諦めて、不動のものを追いかけることが大切なのではないでしょうか。
お金や目の前の欲を諦めた時から、今まで見えなかった不動の真理がなんとなく見えてくるものですから。
投稿: てっちゃん | 2018年11月20日 (火) 08時44分
お互いゴールが見える年齢となり、自分の通信簿をつけなきゃなりませんね。私はこのままだと赤点だなー(笑)。最後のひと踏ん張りで何とか落第を避けなければ・・・企業人として家族として(笑)。
投稿: dadama | 2018年11月19日 (月) 22時15分
若い頃、先輩社員に質問した。
なんのために働いているんですか?
お金のため。それしかないよ。
私は納得はしませんでしたが、そんなもん?
今の私は「世の為、人の為」
端的に答えるでしょう。
投稿: ナリアキ | 2018年11月19日 (月) 13時57分