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2018年11月 8日 (木)

ブレない生き方

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


昨日は「てっちゃん会」第18幕。

  前座の勉強会と夜の懇親会。

名古屋の夜は盛り上がったことでしょう。(ps この記事は11月4日現在)

以前にも記したが、小売企業同士の合従連衡が今後ますます増えていくであろう。

  違う文化を持つ企業同士が一つになる。

業務提携や資本提携をしたからといって、すぐにお互いの企業が合体するわけではないが、個店で見ると実験店として合同による店舗運営が始まっている現場も多い。

  ユニーとドンキ。

この2企業も現在6店舗で合同展開しているが、その好調な結果を受けての今回の完全子会社化への流れである。

  そして今後年間で100店鋪をダブルネームに改装するという。

上記6店舗での実験が売上90%増という予想以上の好業績で推移している結果からの経営判断なのだろう。

  ドンキ流の売場への改装。

しかしそこにはお互いの企業人が合同で店舗運営に携わっている。

  二企業の文化の違い。

この違いを一番感じ、一番軋轢を起こしているのが上記2店舗の現場であろう。
それぞれの企業での創業精神と、従来の成功体験に基づく勝ちパターンが存在し、それぞれにそれらの歴史に刻まれた企業文化が存在する。

  その企業文化がそれぞれの従業員を育ててきた。

その企業文化で育まれた従業員が、一つの店舗運営に携わるということ。

  この軋轢は外部からは想像もつかないことだろう。

同じ売場を作るということはそれほど問題ではない。

  問題はそのマネジメントである。

おそらく、このマネジメントの部分でも買収企業主導で進められていくのだろうが、この軋轢を通してお互いの企業が成長することが本来の目的ではなかろうか。

かたや目の前の業績が自分の給与と未来を決定するという厳しい現実。
かたや社員の働く環境のバランスを図りながら店舗運営している現実。

この二つの企業文化を同じ現場で二つの企業の従業員が同じ売場を作るというギャップ。

そこでのギャップが新たな企業理念を生み、新たな働く環境のバランスと働く意欲の癒合を図っていくのであろう。

そこで大切になっていく心のあるべき姿とは。

  ブレない自分を確立すること。

商売の手法は違えど、商売の原理原則は企業の壁を超えてブレずに存在するということだ。

  それは一度転職したから私も見えてきた部分がある。

自ら働く環境を変えたわけであるが、二つの企業で二つの管理手法やマネジメントが存在することは理解できたが、そこに横たわる商売の原理原則は何一つ変わらないという真実。

  商売の原理原則はブレてはならない。

今は私の確信となっているのが、商売の原理原則をブラしてはならないということ。

  逆にいうとそこがブレなければ管理手法は千差万別にあるということ。

ブレない自分があるからこそ、ブレない仕事が確立され、ブレない業績へと繋がっていくのだろうと思うのである。



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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
パートさん一人一人を大切にしながらも変化への対応を柔軟にスピーディーに実行できるかどうかというのは、自らが変化していくことに対して勇気を持って行動するという変化対応を良しとする仕事観でありそれがブレな自分を確立していくことにもなるのだろうと私自身は思っているのです。
そして、そのことが否が応でも我々の鼻先に突きつけられる時代が到来するということなのだろうと思います。

投稿: てっちゃん | 2018年11月 9日 (金) 17時31分

二日酔いをさらに悪化させるような重い話題ありがとうございます(笑)。一番戸惑っているのがスピード感。今まで如何に呑気であったかを実感してます。
これからも突き進む変革への道。一番辛いのはパートさん、特に会社にプライドを持って頑張られたパートさん達は社員以上に価値基準のどんでん返しを辛く感じています。社員もですがパートさんの世代交代も進むと思います。ブレずに商売の肝を持っていればどこでも通用する。終身雇用の考えも変えなくてはいけないかもしれませんね。

投稿: dadmama | 2018年11月 9日 (金) 17時23分

てつろうさん、コメントありがとうございます。
18幕は楽しく飲めましたよ(笑)。

投稿: てっちゃん | 2018年11月 9日 (金) 15時09分

k.kさん、コメントありがとうございます。
転職をすると言うことは、自ら育ててきた仕事への概念やDNAを見直すいいきっかけにはなりましたね。
そして、変化するスピードと大胆さは生え抜きよりもむしろ柔軟性があるかもしれないですね。
転職する勇気があればする、なければしがみつく、そして何れにしても変わっていかねばならない考え方と行動。
そしてそれが企業人の生き方なのだとしればそれはブレない自分の理念として確立されていくもの。私はこれがブレない生き方であり覚悟なのだと思います。

投稿: てっちゃん | 2018年11月 9日 (金) 14時44分

ナリアキさん、コメントありがとうございます。
合併により各々のDNAを持つ人間がどちらかに引き寄せられて自らの価値基準を変えなければならなくなる。
これも変化対応なのだろうとは思います。
受け入れる柔軟さ、そしてそのスピード。このスタンスを持ち続けると言うこともブレないと言う自らの経験価値なのだろうと思います。しかしそれは相手においても同様であり、お互いに受け入れるスタンスがより強い組織を構築していく上では重要なポイントとなるでしょう。特に、相手と組んだ時にブレずに受け入れ、ブレずにより強い組織を構築してこその合従連衡であると思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年11月 9日 (金) 14時37分

飲み過ぎでは❗ブレない飲み方でしたね。(笑)

投稿: てつろう | 2018年11月 8日 (木) 20時56分

お楽しみ様でした、機会が合えば合流したかったです。次回に期待です。

ぶれない生き方。私は転職が多いためブレブレに見られますが、そんなことはないです。

常に消費者目線で仕事してます、無駄に料理知識を増やしてるのは若い時の失敗からです。

スーパーに勤めてるのに料理知識、経験がない。でもお客様は食べ方は店員さんにきけば教えてもらえる?そんなことはないです。みな数字は強いが食べ方は知りません。(そんな店員が多い。特に当社ですが)

他社の開店等に買い物しにいってよく本部から応援にきてる役員のような方を絞ってこの魚はどうしたら美味しいですか?をよくやってますが満足出来る返事をもらったことありません。(笑)

これが事実です。素直に勉強不足です、珍しくって私もよくわからないんですよ~って返してもらった方がすっきりしますよ。

でも大体は睨んできて同業か?冷やかしか?って目で見られます。

消費者目線を極める。懲りずにこれをぶれずにやっていきます。

コトPOPは最高にいいですね、困りごと、疑問を解決してかごに導いてくれる優秀な分身です。 各先輩、師匠の方を目標に作っていけたらと思います。

ナリアキさんの考え。私もそう思ってます。

事実、当社も生え抜きの老いた担当者ほど新しいやり方に反発してやりたがろうとしませんね、中途のほうが直ぐ変えようとします。 変えるのに慣れてる、経験値が高いからでしょうか。誇れることではありませんが。

転職する勇気があればする。無いならしがみつく。どちらにしてもやり方を変えなければなりません。

嫌なら起業する。 てっちゃん会長が起業するなら就いていきますよ~(笑)

投稿: k,k | 2018年11月 8日 (木) 12時41分

ぶれない自分を確立すること

志を持つという事です。

ユニードンキの合流は、各々の思惑があって事である。
混ざりあって出来上がったものははたして持続性があるのでしょうか?

混ざり合い時間が経てばやがて分離します。
沈殿物は汚泥なのか、汚泥の中の砂金なのか?

軽いものは上に重いものは下に行きます。
物理法則です。

混ざれば一旦は新しいものができます。ただ、時間の経過がどのような変化をもたらすのかに今後の興味になります。

志しがあるものが混ざりあって化学変化を起こすのはやはり若い世代。古い世代は若き変化を受け入れなければならなくなって来ています。

投稿: ナリアキ | 2018年11月 8日 (木) 10時58分

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