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2018年10月28日 (日)

停電の恐怖

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


今日は日曜日。

  芸能ネタの日(笑)。

しかし、今週はネタ切れ。

よって、先日放映されたガイアの夜明けからの感想を載せました。

今回は電気事業を放映していた。

  「太陽光エネルギー」や「風力エネルギー」。

この放映の前振りで放映されていた「停電」。

  今年の台風や地震で西日本や北海道で発生した大規模な停電。

私が以前の店舗で経験したのは雷による停電であった。

  停電によって午後から休業を余儀なくされた。

休業だけならまだしも、それが長時間に及べば商品へのダメージが大きくなる。
 
  Facebook仲間たちからもそんな画像がアップされていた。

特に食品スーパーは生鮮食料品がメインであり、冷蔵庫や冷凍庫に多くの在庫を抱え、売場でも冷蔵ケースに大量の商品を陳列している。

  5度以下や−20度以下での冷蔵冷凍販売品。

それらが停電によって冷蔵冷凍管理が不可能となれば、別の店舗に移動するか廃棄となる。

  そんな経緯もあってこの番組を見ていた。

そもそも、停電の原因とは何だろう?。

  意外に多いのは送電線での事故。

電柱に落雷したとか、送電線が何かのトラブルで切断されたとか。
今回の台風では浜風によっての塩害が原因での送電線の故障が主要因であった。

  店舗側の不備でもないのに多大な被害を被る。

北海道の地震による停電では、北海道全域にも渡り、全企業が大きな損害を被ったとの報道が相次いだ。

  我々の業界はこのように停電に弱い。

しかし、いつ何時に停電のトラブルに巻き込まれるかもしれない。
実際には小規模の停電は何度か遭遇しているのであるが、ほんの数分で回復しているため、店舗に設置している発電機が作動して事なきを得ているのが現状であろうか。

  しかし、発電機の耐久時間はほぼ30分。

停電が長引くようだとそれ以降の対応策を考えねばならない。

  特に商品移動は本部との連携が必要となる。

しかしFacebook仲間達のアップを見ていても、大量の商品を廃棄せざるを得ない状況であったようだ。

  商品の廃棄。

我々小売業に従事する者にとって、商品の廃棄ほど心を痛める瞬間は無い。

  “なんとかしてお客様の下に届けたかった”
  “生産者の願いを叶えることが出来なかった”

そしてそれが精肉や鮮魚であれば尚更、命あったものへの懺悔の念が生じるであろう。

  停電での対応。

こればかりはいつ何時襲ってくるかわからない。
普段からの企業としての仕組みつくりが重要となってくるのであろう。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
私個人的には、あれだけの廃棄を許される時代が早く終わって欲しいと思っている自分がいます。
温度帯を超えた商品においては安全性が確保できないという視点からの廃棄は止むなしとは思いますが、無駄に短い日付管理によっての無駄な廃棄は見直す時代が来て欲しいと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年10月28日 (日) 23時01分

コンプライアンス第一の時代ですから企業責任として一瞬でも温度帯を超えたら廃棄は仕方ないですね。ここだけの話、コンプライアンスであれだけの廃棄がまかり通る日本はよい国だと思います・・・飢餓の国に生まれないで良かったー!でも生物学的に同じ人間なのですけどね・・・
廃棄ほど胸の痛む虚しい時間はないですね。

投稿: dadama | 2018年10月28日 (日) 20時53分

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