褒めて叱って
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
部下教育。
10誉めて1叱る。
注意したい部分があれば、10誉めてから叱る。
これが現代の叱り方?。
誉められる事に慣れてくると、常に自分は誉められるのが当たり前で、いきなり叱られる事に対する拒絶反応が強いのであろう。
現代は叱り方の定義として上記のような手法を用いているが、我々が入社した頃は、
10叱って1誉める。
これが定義だった。
「叱ってばかりいないで、たまには褒めろよ。」
叱られたり怒鳴られたり、時には「こんなお造り売れるかよ(怒)」と嫌味を言われたり。
たまには、誉めろ。
だから、誉められたという記憶は無い。
上司は誉めたつもりでも、当事者には伝わらないのが褒め言葉であったようだ。
誉め方も時代の変化に対応することが大切であろう。
そして、厳しさも徐々に変化していく時代。
先輩社員には、相変わらず10叱って1しか誉めない上司や店長もいるが、それが通用する部下が周囲にいなくなっているのが周知の通り。
部下のモチベーションをどうコントロールするか。
ここに注目しなければ、30年前のマネジメントを続けていけば確実に人は離れていくであろう。
それは正社員だけではなくパートさんも同様。
50代以上の方ならそれでも通じるだろうが、それでも地方と都市部ではまた違ってくる。
要は、如何に部下のやる気を引き出すか。
それには、普段のコミュニケーションの中にこちらの話を聴くというスタンスを部下にインプットしなければならない。
何気ない会話。
それも大切であろう。
しかし、もっと大切なのは、
信頼。
部下が、「この人についていけば、必ず自分を守ってくれる」という信頼を上司に抱いているかどうかである。
どんなに辛い言葉を投げかけても必ず守ってくれるという信頼。
その信頼と安心が、上司の言葉に耳を傾け、それを心に留め、そして実行する。
その実行に対してのコミットメントを忘れない。
そんな小さなところから信頼は生まれていくのだろう。
何れにしても部下の行動が目に入るかどうかである。
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コメント
sakaeさん、コメントありがとうございます。
→伸びる人は誉めようが叱ろうが勝手に伸びていきますし、伸びない人はどう育てても伸びない。
人間成長の本質をついたコメントだと思います。そして私も同感です(笑)。
そう考えると、我々の仕事とは、部下の成長意欲のスイッチをどんな形でどんなタイミングできっかけを作れるかということになっていくのだろうと思うのです。
18幕ではsakaeさんの話を皆さん聞きたがると思いますよ。
投稿: てっちゃん | 2018年10月17日 (水) 21時11分
部下教育、私は叱られて育ちました。嫌みも言われましたし、理不尽な扱いも受けました。今だから思うのですが、あの扱いは社会人になるための通過儀礼だったと私の中で解釈しています。
部下教育はあくまで私の個人的な意見ですが、伸びる人は誉めようが叱ろうが勝手に伸びていきますし、伸びない人はどう育てても伸びないと思っています。伸びるか伸びないかを分ける境い目は何か。それはてっちゃんさんが昨日のブログのコメントにも書いていましたが、自分で仕入れて自分で売り切る経験を積めたかどうかだと思います。この経験があれば自分の仕事に主体的になり、教えなくても自分で勝手に色々と学んで成長すると私は個人的に考えています。ブログのテーマと少しずれてしまいすいません。
投稿: sakae | 2018年10月17日 (水) 20時30分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私の場合、販売面に関するコミュニケーションではほとんどは理路整然とした話に終始できますが、部下を大切にしない直属の部下に対しては、時として厳しい口調になる場合があります。
特に、パートさんを大切に思わない言動に対しては時として個別面談までして店舗として、今の店舗を立ち上げた原点まで遡って、人材を大切にする思想は徹底して理解させました。上司として譲れる部分と譲れない部分があると思います。
投稿: てっちゃん | 2018年10月17日 (水) 09時33分
人間は感情を持つ生物であってロボットではありませんから。どんな人間であろうとも成長しようとするプライドを持ってる筈。そのプライドに火をつける叱り方が大切なのだと思います。自尊心を傷付ける事は信頼関係も構築出来ませんし上司として肝に入れねばならないと思います。たまに感情的に激怒しても信頼関係があれば相手もなぜ感情露わにしてまで叱られたかは考えてくれますよ(笑)。
投稿: dadama | 2018年10月17日 (水) 09時23分