成功体験
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
失敗の経験。
失敗の積み重ねがいずれ大きな成功をもたらす。
昔から言われた言い伝えではある。
私自身も、小さな失敗の積み重ねから、より大きな失敗を避けて通れたとは思っている。
人生において大きな失敗を避けて通ることが成功の秘訣だと、この年になると思えるようになってきたことも確かだ。
しかしそれも時代と共に変化していくのだろうと思う。
最近よく思うのは、成功体験を積むこと。
特に、若年世代の成功体験。
この業界、かっての右肩上がりの時代から右肩下りの時代になるに連れて、昨年を上回るという成功体験が乏しくなってきているのが現状。
特に若年層は成功体験を積めないという悲しさ。
成功体験が乏しいと、業界や部門、そして自分自身に当てはめたときの「勝ちパターン」が確立出来ないというデメリットを生じてしまう。
自分なりの勝ちパターン。
これも、他人が教えてくれることではなく、自分で積み重ねていくものだから。
成功体験。
どんな商品化をすれば、売れる。
どんな売場をつくれば、売れる。
それは日々の積み重ねで経験できる。
しかし、その継続によって、昨年比にどう影響してくるかという経験は、何をやっても昨年を超えられない現代ではなかなか体験できない貴重な経験となる。
これを継続すれば昨年を超えられる。
これを徹底すれば昨年を超えられる。
それは確実に自分の中に取り込められ、その経験から更に上乗せした経験で勝ちパターンが確立されていく。
これを継続すれば。
この一つの項目が二つ、三つと増えていくことによって、成功する確立が飛躍的に高まり、いずれ自分の勝ちパターンが確立されていく。
その延長線上に組織や企業としての成功がある。
そういう意味で、成功体験をどんどん積み重ねて欲しい。
部下に対する指導もそこが大きなポイントである。
失敗もどんどんさせる。
失敗体験とは?。
それは、これをやったが同時にあれもやっておくべきだった。
とか、
この売場で更に足りないものはなんだったのか。
そんな失敗から、次への付加は何か。
そんな失敗体験と次への思惑であり行動でありは、失敗から学んでいくべきであろう。
しかしその次に必ず成功体験を積ませないと方向性を見失う。
成功するには何が必要か。
成功体験のはずが結局は失敗体験の連続。
それでは、本人の心が折れてしまう。
失敗体験、成功体験。
やはり、両方大切であり、両方経験していくことがその人の未来を作っていくことになるのである。
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コメント
松岡さん、コメントありがとうございます。
松岡さんのおっしゃることもまさにその通りだと思います。
そして私は時に失敗することを前提に敢えて行動させることします。
ひどい店長だと思われようが、失敗から学ぶことの方が多い場合が多々ありますから、まずは小さな失敗から始めさせようと思う時があるのです。
投稿: てっちゃん | 2018年10月 4日 (木) 23時28分
sakaeさん、コメントありがとうございます。
まさにおっしゃる通りですよ。
日々、漫然と作業をしているだけでは「成功」も「失敗」も存在しない。
成功させるために行動するから失敗もする。
しかし行動しなければ成功もしない。だから成功とは行動した結果であり、そこには必ず失敗というリスクが付いて回るのが当たり前。結局は成功したければ失敗のリスクを冒してでも行動することが絶対条件だということを、如何に若い時から学ぶか、でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2018年10月 4日 (木) 23時22分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
成功体験と失敗体験。
その積み重ねから何を学ぶか。
それは成功するまでやり続けると言う執念ではないでしょうか。
その執念がやり甲斐に繋がり、成功するまでやり続けた結果に対するプライドになっていくのだろうと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2018年10月 4日 (木) 23時18分
私も数々の失敗をしてきました。売れると思い異常値販売に挑戦し、ありとあらゆることしても、びくともしなかった商品など(笑)しかし、そういうことがあるからこそ、若い担当者たちにも挑戦させたいと思っております。何もしないことが一番の失敗!とよく言っております。こうしたら失敗するんだなという学びだと思っております。店長はいかにフォローしていき成功させるために動いてやることと思っております。
投稿: 松岡 | 2018年10月 4日 (木) 20時14分
スーパーマーケットの仕事は毎日数字と向き合うので、その気があれば毎日成功体験も失敗体験も積める貴重な仕事だと思います。
成功体験が続けば売り場作りが楽しくなりますし、失敗が重なれば気持ちが沈みます。日々の売り場作りからの成功や失敗がこの仕事の醍醐味だと思うのですが、そこまで仕事を深追いしている人はなかなかいないですね。
また、なぜ成功したのか、失敗したのか分からないで仕事をしている人がいかに多いことか。漫然と仕事をしていては成功も失敗もないと思っています。
投稿: sakae | 2018年10月 4日 (木) 18時43分
失敗すると取り戻すのに必死になりますから。私も担当者時代、柿を300ケース完熟させて100万超のロスを出した事がありますが、月度では利益を達成しましたよ。その月度はほぼ毎日市場出向してスポット商品を血眼になって探したのは言うまでもありませんが(笑)。近年は時間管理の柵で市場にも行く事が出来ない現実等昔の商売が通用しなくなった中で如何に成功体験を伝えていくのか。ゴールまで一年を切った中、根性論中心で生きてきた私が一番必死に学ばねばならないのかも知れません(笑)。
投稿: dadama | 2018年10月 4日 (木) 10時51分