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2018年8月24日 (金)

チャンスに切り込む

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


競合店との関係。

  数値変動に一番の影響を与えるのが競合店の存在。

競合店が開店するというリスク。

  ゼロから生まれるリスクの拡大。

競合店が閉店するというチャンス。

  ゼロになるというチャンスの拡大。

当然、競合店が新たに出店するという状況では、出店以前から対策を打ち、自店の改装をし競合を迎えるという行為を行う店舗が多いだろう。

競合出店以前に自店のお客様をしっかり囲い込み、客数や売上を高めておく。

  結果、競合店出店に対しても最小限の影響に抑えられる。

逆に、競合店が閉店したら。

  “何もしなくても売り上げ拡大するでしょ”

今まで存在していた競合店が閉店してゼロになるわけだから、何もしなくても競合店を利用していたお客様の何割かは自店に来てくれるであろう。

  しかし他の競合店との奪い合いが生じているのだ。

もし、他競合店が閉店した店舗のお客様の囲い込みを実施し始めたら、閉店したお客様を根こそぎ奪われてしまうのである。

  競合閉店の効果がなくなるのである。

逆に、競合店閉店のこの機に根こそぎ奪おうと奮い立ったら。

  競合店閉店時の売り上げをそっくり頂くことが可能となる。

どちらを選択するかである(笑)。

  意外に競合店閉店時は何もしないものだ。

しかし考えてみれば、多少なりとも売上が上がるというチャンスを、単に売上が上がるという認識として捉えるか、売上が上がれば「人材」が更に必要となり、荒利額が高まるのだから荒利ミックスがかけやすくなるため、攻めるカテゴリーが増えるということでもある。

  競合店閉店時も対策を要するのである。

競合店閉店に際して、どれほどの売り上げ増を見込むのか。
その為の人員を如何に獲得するのか。
獲得した人員でどのカテゴリーを強化して集客力を高めるのか。

  そして結果として荒利効果はどう変化するのか。

概算でもそのような試算を図り、実行すれば数値効果は最大になるであろう。

  何れにしても他競合店とのお客様の奪い合いは続くのである。

そのきっかけとして、競合店の閉店とは大いなるチャンスであり、対応次第で大きな数値効果を得られか得られないかに別れていくのである。

  どうせなら最大限の効果を頂きたいものである。









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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
ラッキーにしても御愁傷様にしてもそれはせいぜい一年の期間限定のこと。
そう考えると、一年間我慢しながら必死にのたうちまわりながら競合対策をして的確な手を自分なりに学ぶことの方がそれ以降の自分の人生を考えると圧倒的にラッキーな修羅場となるのではないでしょうか。
残念ながら私は競合店の出店よりも閉店に立ち会う経験の方が圧倒的に多かったような気がしますが。

投稿: てっちゃん | 2018年8月24日 (金) 23時53分

店長の一般論として(笑)。競合の開店を被った店長はご愁傷様、閉店に恵まれた店長はラッキーでしょうか(笑)。会社とは冷酷なもので理由はどうであれ数値が悪化すれば責任を押し付けるし、上がれば褒めたたえる。当社も競合が建て直しの恩恵で荒れた売場でも評価される。しかしながら人生は山あり谷あり、競合に苦しめられてもがいて這い上がる事が出来れば一生の自信となる。競合に厳しい店舗を任された宿命を不運と嘆くか幸運と励むか・・・宿命は変えれませんが運命は気持ち次第で変えれますから。

投稿: dadama | 2018年8月24日 (金) 21時07分

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