インターンシップ2018
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
毎年受け入れているインターンシップ。
昨年も同時期に要請があった。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-bf73.html
そして今年も同時期の受け入れ。
例によって、事前の打ち合わせが生徒さんたちと行われた。
事前に先生から渡されていた名簿には、女生徒5名の名前が書かれていた。
“今年も5名か”
そう思って構えていた。
そして、生徒たちが待っている休憩室に行ってみると、一人男性が混じっているではないか。
「あれっ!、全員女性じゃなかったの?。」
その男性を見て、そう全員に尋ねた。
全員、首を横に振った。
この男性の参加は間違いないらしい。
私は以前、先生から渡された名簿をその場に出して言った。
「ほら、全員女と印字されているだろう?。」
それを診て、全員大爆笑となった。
要は先生の単なる記載ミスであることがわかった。
それから研修部門を決める作業に入った。
これも以前から先生と打ち合わせはしていたが、ある程度バランス良く、部門の割り振りを考えていた私は、言った。
「鮮魚、精肉、ベーカリー、品出しで分けたいのだが。」
そして、一番初めに目線があった子から聞いてみた。
「どこの部門をやりたい。」
「はい、お魚をやりたいです。」
初っ端からこの勢いである(笑)。
“初めから鮮魚ときたか”
内心思った。
普通、自分から鮮魚をやりたいとは言わないだろう。
そう思っていた私は、思いっきり裏をかかれた格好だ。
「どうして鮮魚をやりたい?。」
「お刺身が好きなので。」
「包丁を使って捌いてみたいか?。」
「是非、やらしてください。」
そして、次の子に聞いた。
「どこやりたい?。」
「はい、精肉で(笑)。」
「どうして、精肉をやりたい?。」
「はい、焼肉が好きなので(笑)。」
このくだりである。
通常の採用の場合は一番やりたがらない部門である。
そこから決定していくというハプニング(笑)。
昨年も同様に魚や肉を捌いて研修を終えたのだが、今年もアジ、イワシをさばき、パン粉をつけて惣菜で揚げて来て試食販売までしてしまうという研修。
この経験は大きいだろう。
同様に、精肉もベーカリーも品出しも、其れ相応にある程度の具体的な商品化やエンド作りまでこなして一週間を終了した。
そして最終日。
唯一の男性を指して、全体朝礼のリーダーを指名した。
「男なんだから解っているな(笑)?。」
彼も心得ていたようで、笑顔で応えてくれ、大きな声でリーダーをこなした。
全体朝礼が終わった時の全員の拍手喝采。
今年も大成功のインターンシップ研修であった。
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コメント
k.kさん、コメントありがとうございます。
早速礼状が届きました。
その中の1名は進路先として検討したいとのこと。嬉しい限りですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年7月23日 (月) 05時48分
生肉、生魚、お惣菜(おかず)の部門に興味がある子がいるのは貴重ですね。
是非、唾漬けてマーキングして将来的に入社してくれたら最高ですよね~
うちにもこないかな~
投稿: k,k | 2018年7月22日 (日) 19時37分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
人材不足を嘆き、人事政策を問うばかりではなく、全従業員が採用担当者であるという目の前の課題に、自らがコツコツと採用活動に取り組むことが優先されるコトだと思うのです。
そういう意味では、学生や生徒さん達のインターンシップとは、この仕事に興味を持つ若者が存在するというチャンスをどう個々人が活かすか否か。
幸いに当社ではパートさんの教育プログラムが存在しますので、それに則って数日間を付き合うチーフが多いようですが、鮮魚部門のように包丁まで握らせて本人の希望を叶える担当者は稀な存在でしょうか。この経験を基に自宅で生イワシを自分で開いて自分で衣をつけて提供するお子さんを見ただけで、親御さんの当社を見る目が変わっていただければ幸いですね。
投稿: てっちゃん | 2018年7月21日 (土) 08時38分
当社も然りですが体験学習を含め受け入れのフォーマットが社内にないので存在しなくないですか?良くも悪くも店舗に丸投げ(笑)。
よって店長の構え方によって学習の内容が大きく異なる。てっちゃんみたいな店長ばかりなら最高ですが、正直うっとおしいとかめ迷惑と思う店長も少なくない筈。地域貢献や人材不足の中このような活動の大切さ意義深さを会社としても真摯に受け止め指針を出すべきだと思うのです。
投稿: dadama | 2018年7月21日 (土) 07時53分