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2018年7月10日 (火)

驚異の退職率

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日本部からある資料が届いた。

  「モチベーションが会社を強くする」。

こう題されたテーマの資料であった。
その中で、このモチベーション管理を実行して驚異的な退職率を実現している企業がある。

  平成17年度新入社員69名中退職者1名。

退職率なんと1.4%という驚異的な低さ。

  「昨年の新入社員の半分が退職したよ」

そんな声も聞こえる昨今にあって、中小スーパーでこの退職率は異次元の世界である。

  では一体、何をしたのか?。

モチベーション管理を体系的にトップ自ら率先したのである。

個人商店からチェーンストア化し、店舗数が5店鋪以上になってくると、社長やトップの意思がなかなかお店に伝わらないことが多い。

  店長の役割もメッセンジャー的な存在となる。

経営者の声や態度、そして夢や思想を直接フェイストゥフェイスでコミュニケーションできた時代から、経営理念を通して企業の意思統一を図る過程において、どうしても個店毎にまたは個人毎にブレが生じてくるものだ。

  そのブレを如何に最小限に食い止めるか。

そこで、その企業の社長は会社の目指す方向を明確にしようと考えた。
企業ビジョンを掲げたのである。

  「日本一楽しいスーパー」

買い物をして楽しいだけでなく、働く従業員が楽しく働けることも重要と考えた。

  それには働く従業員のモチベーションアップが不可欠。

そのビジョンから発せられた企業内研修が確立された。

  当然基本的な研修が根底にはある。

更に、「ビジョン研修」や「基本姿勢研修」、更には「販売力研修」「ベーシックサービス研修」等を社員だけでなくパートナーまで対象として研修を開始した。

  ベーシックサービス研修では如何にお客様と会話を楽しむか。

そして、やってはいけない事の決め事だけではなく、やってもいい、やったほうがいいという項目までも明確にして、従業員がマニュアルに縛られずに、自らお客様が喜んでくれるのであれば率先して実行できる体制を敷いた。

  ありがとうカレンダーもその一つであろう。

上記研修から、従業員一人一人からお客様の喜びの声を応募した。
応募された声から、上位者に対して表彰とお客様の声を記載されたカレンダーを毎年作成して店舗へ配布するというもの。

  このカレンダーが従業員に人気であるという。

この結果、従業員の意識に「このスーパーで働く意義」が芽生え、それを自らのモチベーションに転換し、それが認められてお客様から感謝され、企業から評価される。

  モチベーションが上がらない訳が無い。

結果として、退職率が大幅に低下し、更にその口コミが新入社員の応募を増加させているという。

  大阪府吹田市に本社を持つ「佐竹食品」。

このブログのサブタイトルにも「楽しくなければスーパーじゃない」と明記した。

  働く従業員自らが楽しめる企業。

そうならなければ生き残れない時代なのであろう。

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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
企業側が提供する「働きがい」。
自らが追い求める「働きがい」。
そして、自らが追い求める働きがいを追求できる環境整備が企業側に求められているのだろうと思うのです。
その一番のカギを握るのが個店の店長。
よって、これからの時代、店長教育がますます重要になって行くのではないでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2018年7月11日 (水) 00時09分

人材確保が困難な時代、働き甲斐を感じながら企業人生を送る事を描ける職場。これからは企業規模以上に職場環境は重要になってきますね。

投稿: dadama | 2018年7月10日 (火) 22時19分

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