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2018年7月18日 (水)

媒体に負けるな

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。



売場という空間。

  商品以外の活かし方も大切。

商品以外の売場といえば、「コトPOP」。

  「売場がPOPに負けている」というフレーズ。

意外に多いフレーズである(笑)。

  特にコトPOPの書き手がいる店舗はそうなる。

売場にコトPOPは溢れるように取り付けられているが、実際の商品を見るとPOPの半分も売場に品揃えされていない。

  商品ボリュームがコトPOPの半分にも及ばない。

どちらが主役なのか?。
本末転倒ではないか?。

  そんな理由から「コトPOP」が廃止されるケースがある。

それこそ本末転倒であろうと思う。

  売場の構成要素。

あくまでも主役は商品であることは間違いない。
しかし、主役と脇役が逆転する場面もあろうだろう。

  媒体や飾り付けが目立って商品が貧弱になっている。

商品が媒体に負けているからといって、その商品の動きが悪化することはないだろう。

  あくまでも商品の動向とは売場の価値で決まるもの。

売場の価値とは、商品価値もあろうしその商品価値を伝える「コトPOP」の価値もあろうし、そこにお客様の足を止めさせるレイアウト上の強みを活かした展開もあろうし、目立つ陳列手法もあろう。

  売上とは色々な要素が組み合わされて決定する。

だから、商品がコトPOPに劣っていたなら、そのコトPOPに見合う商品ボリュームをつければいいだけの話である。

  もしそのボリュームによりロスが増大するのであれば。

その時は販売数量に見合う陳列数量でも貧弱に見えない陳列技術であり底上げであり見せ方の技術を身につける方向へ進むべきなのであり、コトPOPを廃止する方向ではないのである。

  いかに商品を売り込むか。

そこには、色々な手法が存在する。

  コトPOPも大きな要素。

その要素は、商品自体の持つ力と同等であろう。

  商品説明を人間の代替えとして行ってくれる存在。

要は、販売員の役割をこなしてくれる存在である。
自分がいない時間に商品説明をして買い物動機を喚起してくれる存在。

  商品のボリュームとは関係のない存在である。

そんなバランスの中で、如何に商品の販売数量を高めていけるのか。

  それは商品面の展開を見直すことが優先なのである。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
商品を売るためのコトPOPですから、その目的である商品が明確に商品自体で語れることが大前提であると思うのです。
そこが意見の分かれる所以かと思います。
しかし、コトPOP自体もいろいろな目的に応じて作成され、取り付けられるものであり、これだという決めつけも良くないのかと思います。媒体を主として商品が追いつこうという展開でも良いし、圧倒的な商品ボリュームとそのボリュームを支援する媒体でも良いと思います。
バランスを崩した商品と媒体の空間であれば、そのバランスを調整しようとお互いにレベルをあげていけばいいのかと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年7月18日 (水) 23時21分

コトPOPと売場の関連で言えばあの会社が一番でしょうか(笑)。
彼らは店舗に3.4名のPOPライターを雇っています。担当者は売りたい商品を企画書にしてPOPライターにおーた依頼する。POPライターは違えど社のルールに則った書体やイラストを使うので店舗内の統一感が得られる。担当者は自ら仕入れた売れて儲かる商品を売るが為の依頼なので商品量はしっかりとありPOP負けしない・・・このサイクルが会社のルーチンワークとして構築されているからこそあそこまで出来るのだと思います。
POP作りの仕組み構築が出来ない我々の強みは基本の徹底による買いやすさの追求。基本の徹底の考えからはPOPが乱立する主従不明の売場はあってはならないと思うのです。コレと決めた企画を一本に絞って思い切り勝負する・・・
やはり商品あってのコトPOPでなければなりませんね。

投稿: dadama | 2018年7月18日 (水) 08時12分

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