西野マジック
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ロシアW杯。
侍ジャパンが念願の一次予選を通過した。
薄氷を踏む勝利。
一次予選を一言で言えば上記の表現がぴったりであろうか。
初戦のコロンビア戦こそ勝利したものの、その後は本当に紆余曲折の道のりであった。
特に予選通過がかかるポーランド戦はそのもの。
同時刻に行われた、コロンビア×セネガル戦の動向次第でも結果が異なってくるとあって、見ている方達も胃が痛くなる想いであっただろう。
最終的にはセネガルとの差はフェアプレーポイントの差。
試合後半には日本のバックス陣のボール回しが批判の的となる程の試合運びで二次予選を手に入れた。
最後のボール回しには賛否両論があろう。
しかし私は、試合序盤から露骨なボール回しをしなかっただけマシかと思っている。
二次予選を盗りにいくと言うことはそういうことだ。
そして、今回のポーランド戦での西野監督の采配をマネジメントという視点で見て見たい。
セネガル戦から6人も先発メンバーを変えてきた。
なぜか?。
そこに監督の戦術眼が発揮されているのだろう。
前提は引き分け以上。
そして、決勝リーグ進出後の戦力。
そこまで見据えてのポーランド戦。
スーパーの店長に置き換えれば、競合店が出店した後の自店の対応を時系列的に見ていけば、初期対応、3ヶ月後の対応、そして半年後からの対応という時系列的な戦い方の戦術を見ているような見方をしなければならないだろう。
そう考えると、西野監督は今までの経験から、このW杯を予選突破だけでなくその後の決勝リーグ進出後も見据えた戦術をポーランド戦の引き分け以上という目標から割り出した先発メンバーであったと言える。
そこまで見据えた今回のポーランド戦。
よって、多少の読み違えが発生した段階でも、慌てることなく途中メンバーを変更し対応していく。
その結果としての後半のパス回し。
全ては計算済みの戦い方。
コロンビア×セネガル戦での他力本願を願うのも戦術。
そして、結果を呼び寄せる彼の運。
まさに西野マジックであろう。
運の実力のうちとはよく言われるフレーズ。
そう、運は実力なのである。
そして、今日の夜中、というか明朝というか、明日の午前3時からのベルギー戦。
赤い悪魔である。
おそらく、今回のW杯出場チームの中でも実力はベスト3に入るだろう。
今の侍ジャパンとしては万全の状態での対戦。
ここからはトーナメント戦。
一発勝負の世界である。
目の前の試合に全力をぶつけながらの連戦となろう。
持っている監督に期待したい(笑)。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
もしこれで、あの試合を最後まで攻め込んで予選通過できなかったら、なんと言われるでしょうか。
「ドーハの悲劇から何も学んでいなかったのか。」
「正義感だけでは生きていけないのだぞ。」
等々。
そしてスカッとした試合。
おそらく、我々がスカッとするということは、
0−5
ぐらいの試合運びになるのでしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年7月 2日 (月) 21時58分
批判を受けても勝つ事に拘る。そこにはスポーツ精神だけでは語れない側面もあるのでしょう。何れにしても今があるから今宵のベルギー戦を見れる現実。今宵はスカッとした試合を観戦したいですね。
投稿: dadama | 2018年7月 2日 (月) 16時56分