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2018年7月25日 (水)

マネジメントを語る前に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


マネジメント。

  日本語では管理と訳す。

要は、店舗管理、部門管理、部下の管理一般。
仕事の仕方の具体的なマニュアルの定着という教育もあろうし、出社時から退社時までの店内でのルールもあろうし、人材の採用や就業意地という人材管理もあろう。

  管理という日本語のイメージ。
  マネジメントというイメージ。

同じ意味の言葉であるが、その使い方で多少のニュアンスが異なるのは何故だろうか。

  管理というカチコチの消極的なイメージ。
  マネジメントという積極的なイメージ。

そして、マネジメントという言葉には多少のモチベーションアップ的なイメージも加味されて用いられるような気はする。

  しかしそんな言葉の意味を議論する前に。

もっと大切な管理の要素がある。

  伝達である。

ある状況において行動する指針としてマニュアルが存在するが、日々の業務の中では常に最適な売場つくりや仕入れ販売の場合には、その都度変化がありその変化に対応する組織行動が伴う。

  その変化対応すべき組織運営が的確に組織で行動できるかどうか。

例えば部門。

  チーフ、担当者、パート、アルバイト。

これらの人員が日々入れ替わり立ち替わり出社スケジュールに従い部門運営をする。

  また店舗でのミーティングで決め事が変わる。

その都度、確実に部門全員に伝達され、確実に変化に対応する部門の組織行動ができるかどうか。

  そこには伝達力が伴う。

伝達力とは。

  確実に伝えるということ。

“なんだ、簡単だ!”

  しかし現実にはそう簡単ではない。

チーフミーティングの翌日に確実に伝達されている部門は3割程度。

  そこに出勤スケジュールに入れ違いが存在する。

昨日聞いた話を、翌日休日だったので翌々日に出社時に部門内でコミュニケーション。
しかし、翌々日に休日だったパートさんはその翌々々日にようやく耳にすることができる。

  全員に完全に伝達完了するまでに数日を要する。

その日に休日でも自分が出社時にコミュニケーションノートにて伝わるという仕組みが出来ていないと、同時に伝達完了とはいかないのである。

  マネジメントや管理とはこのような細部の詰めの徹底のことだ。

この基本で出来ていなくて、より大きなマネジメントの変革など出来ない。
更には、この細部の積み重ねが、部下やパートさん達の信頼関係を構築し、いつしか「阿吽の呼吸」が構築されていくのであるから。








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マネジメント」カテゴリの記事

コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
昨日も呑んだくれ。
羨ましい限りです(笑)。
私もこんな記事を書いてはおりますが、どこまで自分の本音を皆に伝えて部下の業績に寄与しているかは未知の世界です。こればかりは店の中にあっては誰も進言してくれない存在ですから、ある意味裸の王様状態ですね。
それも踏まえての、伝達=トップダウンだけにならぬよう注意しなければなりませんね。

投稿: てっちゃん | 2018年7月26日 (木) 15時05分

昨夜も飲んだくれてコメント出来ずに申し訳けございません。伝達力が組織力に直結するのだと思います。限られた人員の中でメンバーの信頼関係や団結力が店舗運営には大きく関わってくると思います。店長マネジメントも古来のトップダウン=俺の言う事を聞け!タイプからモチベーション=皆で神輿をわっしょいと担ぐタイプへと変わらなくてはならないですね。俺が俺がという時代ではないですしそこの切り替えが出来ないと人材確保は益々厳しくなるのだと思います。

投稿: dadama | 2018年7月26日 (木) 14時53分

元スーパーの女さん、コメントありがとうございます。
エンドとか特設とかの目立つ売り場の発注は社員やバイヤー送り込みとかで彼らの意思が売り場に反映されますが、定番の発注はパートさん達が受け持つという企業が多いでしょう。しかしグロサリーの売り上げの8割は定番で構成されています。だから尚更伝達による的確な発注へのコミュニケーションが売り上げを左右するということですよね。
特に今年のように極端な気候の変化においては尚更、飲料やアイス、または生食の数値が極端に伸びてきますから本部からの伝達や店長チーフからの確実な伝達が確実な発注に結びつく。そんな地味な行為が確実に実行されているかどうかが強さの秘密何だろうと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年7月26日 (木) 07時11分

スーパーで勤務していた時に、まさに全く同じことを思っていました。

おそらく、過去に誰かのコメントに私が返信としてコメントで書いたことがあるかもしれませんが、

細々とした沢山の共有されるべき情報やルールが伝わっていないためにパートさんやアルバイトさんが上手く動けないという場面に直面したことが度々ありました。

社員はもちろん、発注をしているパートさんなら販売計画を知ってていますが、そうではないパートさんやアルバイトさんでは上手く動けません。

販売計画に沿った売り場作り、また臨時の売り場の変更、タイムセールによる売価変更などなど、出勤時間や公休日の曜日が異なるパートさんやアルバイトさんの全てが把握するのは不可能。

もっと細かく言えば、備品の収納場所の変更まで・・・。
特に土日しか出勤しない学生のアルバイトさんは把握しずらく、ハンディターミナルの収納場所が変更されたことを知らずにさまよっているのを見つけ、思わず伝え忘れていたことを彼に謝りながら教えました。


そんなことがあったスーパーでは、過去に私が働いていたスーパーにはあった連絡ノート(午後から出勤したパートさんやアルバイトさんが閲覧するノートで、諸々の伝言・作業指示・朝礼での内容が書かれたノート)がありませんでした。それが残念でなりませんでした。


「状況を察しろ!」「分からなかったら聞きにこい!」そういう考えの社員がいることもありました。

だけど、その辺は人それぞれモチベーションが違ったり、ベテランではなく、そこまで頭が回らない人もいたりで、で思うようにはいかないと思いました。

最悪、基本的な作業も把握できていない人もいたり、各々のレベルがバラバラでした。


昔、どこで見聞きしたか忘れましたが、発注数は発注者の”私はこれだけの数を売るんだ!”という意志であると。

そして、販売計画もチーフやパートさんの意志であり、その意思が売り場に反映されなければならない。接客態度もしかり。

そのためには、てっちゃん店長様が仰るとおり、伝達力が必要だと当時思っていました。

社員がそのことに気づいていたかどうかは分かりませんでしたが、日々忙殺される社員達、そして、立場上、上司にアレコレ言えない私は改善できない日々の繰り返しに限界と無念さを感じていました。


投稿: 元スーパーの女 | 2018年7月25日 (水) 21時13分

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