仕事の奥を見せる
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
表面上の見える仕事。
誰もが表面から仕事に入る。
売場作りもそう、売場の欠品もそう、売場の活気もそう。
売場を指摘し、欠品を指摘し、接客を指摘する。
しかし、なぜそうしなければならないか、そうすればどうなるか、という表面上の改善のその先を教えているか問題だ。
表面上の指摘は誰でも出来る。
大切なのは、なぜそうするのか、そうした後に何が起きるのか。
だからこのような売場が大切なのだという説明。
その説明をするために、上司はそこから結果に結びつけなければならない。
数値結果が一番説得力のある教育だから。
結果を出すということは、それまで経てきた過程が如何に正しい過程を踏んできたのかを証明する最大の要素であり、その為にも上司は自分の唱えた指導の正しさを証明する為にも結果を残さなければならないのだ。
そして、その結果から遡って、一つ一つの仕事の奥には何が待っているかをその都度その都度部下に説明し、結果を証明し、説得していく。
この繰り返しで部下は納得していくのである。
上司から教えられた売場作りや欠品対策、接客技術等が如何に数値に直結するかという因果関係を。
それは直結する場合もあれば一年を要する場合もあるだろう。
だから最低でも有能な上司には一年以上の上司と部下の関係を築かせたいものだ。
その一年で何を有能な上司から学ぶか。
そして逆に上司は一年という期間で指導した因果関係を数値結果として証明してやらなければならない。
ここに一期一会の上司と部下の信頼関係が築かれるのである。
逆に言うと、上司とはそのような緊張感を持って部下の指導に当たらなければならないし、結果的に部下育成の近道を選択することになるのである。
急がば回らなければならない部下育成。
上司は結果をもたらす店舗運営の指導をしなければならず、その為にはその裏ずけを自ら体得し自ら実践し同じ結果をもたらし続けなければならない。
それが上司の自己啓発でもある。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
私も以前の企業で初めての店長の時は、ただのメッセンジャーでした。その苦い経験から、現場に即した自分の言葉で現場の優先順位を守りながら人の心に響く事を念頭において話すようになりました。強制的に話をしてもスルーされるのがオチ。相手がその事に気付いた時に、ここぞと集中して言い聞かせることにしています。
投稿: てっちゃん | 2018年7月 4日 (水) 08時30分
大体はトップから指摘され本質を理解しないままメンバーに落とし込む店長が多いですかね。
数値=客数・一品単価・買上げ点数・利益率・ロス率・・・更には経費も発生するのですが、先ずは売場の数値を読取り仮説を立ててメンバーと共有して実践して行く。仮説ですから失敗もありますがその尻は自ら拭く覚悟。覚悟が決まれば数値はついてきますね・・・やはり殺気は大切です(笑)。そんな姿勢で一緒にやってきたメンバーと共有し成長するのが店長の面白さだと思うのです。
投稿: dadama | 2018年7月 4日 (水) 08時11分