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2018年6月25日 (月)

チラシ掲載店舗の変更

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


チラシ掲載。

  新店の場合は単独店舗での投入が多い。

そこからその店舗の役割や競合状況等を加味して、チラシ掲載店舗の組み合わせが変わっていく。

  当店の場合は開店当初から単独チラシが続いた。

それは、出店エリア的にも単独店舗であったから。

  それが約一年続いただろうか。

その後、地域で近いもう一店舗を交えて二店舗での合同チラシとなった。

  一番強い価格チラシがもう一店舗加味された。

通常であれば、単独チラシ店舗の店長は嫌がるものだ(笑)。

  “自店のお客様が奪われるのではないか”

そんな不安がよぎるのだろう。
そして、今月からチラシ掲載店舗がさらに増えて、合計6店舗の合同チラシとなった。全て当店よりも売上規模の大きいお店。

  “完全に売上を喰われるな”

そう思う店長がほとんどだと思う。

  しかし私は逆にチャンスだと思っている(笑)。

それは、他店のお客様を奪うということよりも、ドミナント戦略が機能し始めることだと思っているから。

  ドミナント戦略。

そのエリアに集中して出店することにより、チラシ効果もそうだが、配送コスト等のコスト面でのメリットや人事異動等のメリットを企業として享受できることからくる業界用語である。

  単独チラシであればチラシ配布エリアも限定される。

それは、チラシの内容が異なる為、自社の店舗とのチラシ配布地域に境界線ができてしまうということでもある。

それが、合同チラシになることによって、合同チラシ店舗とのチラシ配布エリアの境界線が消えるとことでもある。

  自店の名前がより遠くのエリアに周知される。

これを、チラシ配布エリアの境界線付近のお客様がどう見るかだ。

  今までは自社の他店へ行っていたお客様が自店に切り替える。

それもあるかもしれない。

しかし一番大きな効果は、境界線上にあるお客様が、今までは一方の店舗では遠くで行けなかったが今回別の店舗の名前も入り、こちらの店舗であればより近いし行ってみようかと思ってくれる可能性が高まることである。

  要は境界線上の競合店からお客様を奪う可能性が高まるということ。

あくまでも確率の話ではあるが、確率が下がるのではなく確実に上がるということは、客数獲得へ向けて大いなるチャンスであると捉えるべきであろう。

そう考えると、そのエリアのお客様をどう取り込むかに絞って対策を打てるからである。

  より広い商圏のお客様に来店していただける施策。

その目的と自店の強みの結合。

  それが今後の自店の対応である。

商売とは尽きないものである(笑)。






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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
思惑通りの結果で推移しております(笑)。

投稿: てっちゃん | 2018年6月25日 (月) 23時35分

ドミナントの考え方もアリですよね。自社と言えども競合ですから。刺激が多いほど成長の糧になると信じて頑張りたいですね・・・てっちゃんの店舗は自社内でも異端児でしょうが(笑)。

投稿: dadama | 2018年6月25日 (月) 19時43分

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