均衡を打破する
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
組織の安定。
それはある意味絶妙な均衡が保たれているから。
しかし、企業が成長するとき、または個人が成長するときというのは、その均衡が崩れたときでもある。
均衡が崩れる。
それは、外部与件もあるだろうし内部与件もあるだろう。
外部与件とは外部環境の変化やコンサルの導入。
内部与件とはトップ交代や現場からの突き上げ。
いずれも、現状を打破しようとする動きが企業を取り囲む周囲から自然発生的に湧き上がり、現場の均衡状態では環境の変化に追随できないという空気が沸き起こり、その空気が企業内にも充満して企業を取り囲み、外部内部問わずに組織を動かしていくのであろう。
それが変化への対応なのである。
外部環境に対応できない組織や個人はいずれその環境変化から置き去りにされ、いずれは社会的にも貢献できない組織となっていく。
内部の居心地の良いだけの組織。
それは、内部で組織を構成する人間達にだけは居心地は良いが、外部に対して何も貢献しないわけであるから、いずれ社会から消えていく運命にある。
それでは誰が均衡を打破するのか。
誰が?。
それが企業の運命を定めるのかもしれない。
トップが交代して一気にあるべき方向に進む組織もあれば、内部から自然発生的に改革が生まれその方向へ進む場合もある。
何がきっかけとなるか。
内部からの自然発生的な均衡打破とはいえ、それをトップが掌握してその力を組織改革に結びつける方向が一番成功に結びつく確率は高いだろう。
内部だけのものであればいずれ下克上になっていく。
そのリスクがあるから、なかなか均衡を打破しようとする人間が現れないのも現実である。
“このままの平穏が組織に埋もれていたい”
そう願う内部構成員も多いだろう。
特段問題意識を持たなければ皆がそう願っているものだ。
しかし、組織の未来を憂いる人間達も多い。
“この組織が明るい未来へ進んで欲しい”
その為には、今行動するとき。
そう願って、現状の均衡を打破すべく行動する人間がいて初めて組織は変わっていくのである。
そのきっかけを誰が取るのか。
その誰かという問いを自ら持つコトは大切であろう。
“それが私の役割”
そう覚悟した人間だけが組織を変えていけるのだろうと思う。
組織を変える。
そこには個人的な邪心ではなく、あくまでも属する組織、属する従業員の明るい未来を思えばの思惑であり行動でなければ、いずれそれは頓挫するであろう。
そこに確かな柱を持てばいずれ誰かが支援してくれるもの。
その柱に沿って、勇気を持って行動する。
その想いは誰かが認めてくれるものである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
組織の為に、敢えて行動を起こす。
それがアウトローの本質なのではないでしょうか(笑)。
組織にとって敢えて明るい未来に向かうのであれば、敢えて自ら率先して行動する人間が正しい組織には絶対に必要となってくるのだろうと思うのです。
それを誰が率先するのか。
実際にやってみなければわからないことは沢山あるわけで、それを現場のある一部で行動するからその是非が見えてくる。アウトローとは敢えて自ら率先してチャレンジしていく組織内の行動なのだと思うのです。
投稿: てっちゃん | 2018年6月24日 (日) 06時09分
会社には経営理念が存在しますが、時代の変化の中で営業方針や実行計画は変われど経営理念は普遍であり、営業方針や実行計画も経営理念と一気通貫している筈。当社の現状を見ると経営理念と実行計画にブレを感じ、そのブレが社内の混乱を招いていると感じています。創業者の想いに感銘して一生の糧に選んだ会社。現実トップの想いが現場に染みわたっている企業は強い。時代と共にお客様目線で愚直に変化に対応する企業姿勢。その変化は現場でしか捉えられない。企業規模が大きくなりリベートやらのマスメリットばかりを追求すると見えなくなる現場の変化。リベートは大切ですが基本は愚直な日々の商売から得られるお客様からのご利益で会社は生きているという事。この事実を現場に少しでも理解してもらいたいのです。ここを理解しなければお客様に向いた商売はあり得ない。接客・クリンネスなどの基本事項も現場が真摯にお客様に向かねば徹底は出来ない。残りの時間で少しでも現場のメンバーに分かってほしい事ですね・・・アウトローと言われようと(笑)。
投稿: dadama | 2018年6月23日 (土) 22時22分