競合店の閉店2
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
以前のブログでも同様のテーマで記事を書いた。
http://tetu-syoubai.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/post-0ecb.html
競合店の閉店。
その時の競合店は遠距離であった。
今回の競合店の閉店は近距離。
直線で1k程度であろうか。
しかし、線路で分断された立地に位置する店舗であり、店舗規模も当店の2/3程度であろうか。
今月末の閉店。
しかし、店内は閉店を見据えてかっての賑わう店内のイメージは全くない。
その影響であろうか、当店の客単価が上昇している。
ワンストップショッピング化。
競合店での買い回りが多少減少した結果、お客様一人当たりの単価が上昇傾向にある。
1店舗で食事の支度を全て揃える。
これがワンストップショッピングの定義であるが、この定義に競合店の閉店準備が自店に寄与し始めてきた。
競合店の閉店。
このブログでも何度か取り上げてきた内容。
当店の出店なのか、それとも時代の流れの中でお客様の選択肢から外れていったのか、歴史ある地域の食品スーパーが消えて行く。
競合店という敵ではあるが寂しいものである。
なんどもそんな競合店を見てきたが、働く従業員は最後まで元気にレジに立つ姿が印象的である。
“この後どうするのかな?”
“うちに来てくれないかな”
そう思ってしまうほどの礼節な態度でレジ打ちをする従業員。
個人個人は一生懸命やってきたのに。
規模は小さいとはいえ、やはり直線で1kという距離にある競合店が閉店へ向けての準備を始めたという事実は大きい。
今月に入ってからの客数・売上に影響がで始めた。
先日も、ある店舗を見学に伺い、そこで競合店が閉店に追い込んだ店長の話を聞いたが、競合店を1店舗に絞り対策を打ち続けてきた結果、ほかの競合店が自然に脱落していき閉店に追い込まれるという現実。
当店も別の競合店を視野に入れて対応してきた。
その結果として、前回の記事も今回の記事もそうだが、別の競合店が脱落していくという現実。
そしてこの時期は以前にも記したが新規顧客獲得の時期。
この機に更に新規のお客様を当店で固定客として獲得すべき対策を打つ時である。
まずは曜日サービスのアナウンスとカード会員の獲得。
当店の強みを徹底して知っていただくことが先決である。
そしていつ来店しても安心して買い物ができることを実践させること。
かってのお店では商品が揃わず、従来から愛用していた店舗から離れるわけである。
新たな食の暮らしを支えてくれるお店。
そのライフラインに直結したお店として、当店を選択してもらえるようお店のPRを重点的に実施することが必須であろう。
開店時に設置した店内レイアウトの配布。
このような基本的なサービス提案を再度復活して、お店と店内を知ってもらえるようスピードを持って対応する時期である。
他に逃さないという覚悟。
その覚悟が強いか弱いかで、このチャンスが味方するか盗られるかだ。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
先日の件があったので、敢えてこの話題を今日に早めました(笑)。
競合店がどこを視野に入れての販売強化であるにしても、全ては自分のお店の問題として受け止めていき、それをきっかけに店舗のリーダーが如何に手を打ち自店のレベルを高めていけるか。そこに人手不足を並べ始めたら行く末が見えてしまいますね。
投稿: てっちゃん | 2018年5月12日 (土) 23時51分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
基本は開店当初から実行してきた内容ですが、店舗従業員の進化に伴い基本の徹底が更に定着してきた結果の売場安定と数値安定が根底にはあるような気がします。
やはり基本は嘘をつかないですね(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年5月12日 (土) 23時46分
図らずも今日も先日の話題と被るようで(笑)。
新規出店した側は第一競合に的を絞り徹底的に攻める。攻められた競合も徹底的に対抗する。結果この2店舗が生き残り競争に参加しなかった店舗が閉店に追い込まれる。お客様に喜ばれる店舗は何を為すべきか?
あちらの会のお勉強店舗は見学する度に整備度が上がっていく。とても真似は出来ませんがあの整備度の維持向上を実現してく現実に感動と勇気を頂いています(笑)。
投稿: dadama | 2018年5月12日 (土) 20時47分
改めて基本の徹底が大切でやり続けことが重要だと思います 我々の仕事はすぐに結果は出ません 逆に言えば悪くなるにも時間がかかり気づかないうちにやりきれてない事が多くなってお客様は離れていくのでしょう
どこまで基本を磨いてあげる事ができるのか?大型SCができて苦しむ当店の課題でもあります
投稿: dondon-ki | 2018年5月12日 (土) 13時55分