« 部門チーフという職位 | トップページ | 今年の母の日商戦 »

2018年5月17日 (木)

競合対策プロジェクト

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、ある企業のプロジェクトチームと意見交換する機会があった。

  競合対策プロジェクトチーム。

今年から新規で立ち上げたプロジェクトチームらしい。

  競合対策。

どの企業もどの店舗も直面する課題であり、取り組む手法も企業毎にある程度のフォーマットがあって、そのフォーマットに則って個店の店長が情報を収集し、基本の徹底を土台とした上で、その上に競合の弱み強みから自店では具体的にどんな手を打つか。

  それが個店の店長の競合対策であろうか。

そんなプロジェクトチームと数社のメンバーが意見交換をした。

  自社の競合対策。

意見交換をしてみると、他社と自社の競合対策への取り組み方には雲泥の差があることに気づく。

  ある企業は店長がフォーマットを利用して具体策。
  ある企業は店長毎に独自のフォーマットにて対応。
  ある企業は店長は本部に報告して本部の対応待ち。

一昨日のブログで、業績を左右するものを記した。

  それは競合店の存在。

そして、今日の内容はその対策。

  しかし、企業毎にその取り組み方には雲泥の差。

ここに、企業の業績の差や売場レベルの差、そして個店の店長の役割と力量が明確な差となって売場に反映され、業績に反映されてくるのであろう。

  競合対策は個店の店長が責任を持って取り組む課題である。

その取り組みを如何に支援するかが本部の役割。

  競合対策のフォーマットは本部が作成しよう。
  商圏調査に必要な資料等も本部が提供しよう。
  
しかし、そこから先は個店の店長がそのフォーマットを教科書として、部下に店舗で実現する具体策を練り、店舗ですべきことと本部に依頼することを明確に分け、確実に実行することが要求される。

  ある企業ではその報告会を定期的に行う企業もあるようだ

そこまでの仕組みを整えるから、競合対策の仕組みが定着し、企業文化に昇華していくのだろう。

  もはや競合対策は全店の課題と言える。

基礎商圏に競合が無い店舗は無いと言っても過言では無いだろう。

  競合店に左右される自店の業績。

そう考えると、個店の店長の業績対策のほとんどは、競合対策と言ってもいいだろう。

  その第一歩を踏み出した競合対策プロジェクトチーム。

今回の情報交換会から、自分達が進む方向性が見えてきたのではないだろうか。

  企業は違えど、同じ営業の仲間として応援したいものである。








|

« 部門チーフという職位 | トップページ | 今年の母の日商戦 »

競合店」カテゴリの記事

コメント

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
いやいや、私の知る御社の店長数名全ての方が自ら考え自ら行動できるという店長像を描いていましたがどうなのでしょうか?。
そうでなければ、私の知る御社の店長全てが例外中の例外なのでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2018年5月17日 (木) 22時43分

dadamaさん、コメントありがとういございます。
積極的な他社との交流が、自分の殻、企業の殻を破るきっかけになっていくのでしょうね。そんなきっかけをどんどん作っていきたいですね。

投稿: てっちゃん | 2018年5月17日 (木) 22時32分

ちなみに昨日のてっちゃんさんのコメントに弊社は店長の自由裁量で変更できるのでは?と言うコメントを頂いておりましたが ごく一部というかトップとの怪しげな関係から獲得した 自由裁量店舗のお墨付きを頂いた ある人 だけです(笑)

投稿: dondon-ki | 2018年5月17日 (木) 13時59分

競合対策は直接的なものである販促やチラシと、どちらかと言うと間接的な日々のプライスラインや品揃えがありますが 一番大事なのはやはりメンバーのモチベーションだと思います。 精神論ではありませんがメンバーがやる気になり戦う気にならなければ何をやっても中途半端に終わってしまいます 大型SCができたからそりゃ無理でしょ とか 向こうは飲食が充実してるから食べに行ってしまうでしょ とか だから仕方ない 売上は悪いと とりあえず給料は貰えるからこの安息な日々を維持したいと 負け癖 がついてる事が一番の敵 です
そんな事は店長の力でしょ!と言われそうですが その通りで しかしながらそれが一番厄介な競合対策だと思います

投稿: dondon-ki | 2018年5月17日 (木) 13時43分

昨日も極悪でサボってしまい・・・舎弟が頑張ってるのでお許し下さい(笑)。更に今日も多くは語りません(笑)。17幕前座?本座?に若き一名を送り込めないか本部長に折衝してみます。大きな宝を手に入れるでしょうし私もそろそろ若手に引き継ぐ時期が来ていますから。

投稿: dadama | 2018年5月17日 (木) 10時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 競合対策プロジェクト:

« 部門チーフという職位 | トップページ | 今年の母の日商戦 »