やれたかも
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日のドラマ案内で紹介。
「やれたかも委員会」。
ようやく、先日第一話が放映された。
その前週には特別編として、その概要が特集されていたが、どうもその中身が見えない内容であった。
そして今回の第一話。
番組に寄せらてた「やれたかも」の相談者を番組に呼んで、その時の詳細な本人の記憶から、客観的に見て自分の行動次第では「やれたのか」、それでも「やれたとは言えない」のかの判断を、佐藤二朗、山田孝之、白石麻衣の3人から結論づけられるという番組。
くだらないと言えばくだらない(笑)。
しかし、今回の第一話を見ていると、その状況を3人の視点から見直した時に、本人も気づかない人間心理の裏を気づかせる側面が面白かったのである。
記憶からたどる、可能性の振り返り。
この第一話だけを見ての感想が、これは単なる「やれた」「やれない」を振り返るだけの欲求を満たす番組ではなく、人間の深層心理を深く読み、それを今後の人生や同様の状況が訪れた場合の指針にできるものの見方を気づかせてくれる内容であることだ。
“この番組は人間心理の奥深さを気づかせるなぁ〜”
そんな印象を持ったのである。
番組の最後のシーンが感動的だった。
相談者が、「やれたかもしれない」場面を想定し、そこで越えられなかった当時の自分に対して、擬似的にでも白石麻衣の上を跨いで越えて見なさいと諭す佐藤二朗。
そこで相談者が越えた先の世界。
この経験が、相談者のこれからの人生に大きく関わっていくだろうと思うと、この番組の価値が見えてきた。
人間誰にでもある「たら・れば」。
もしあの時、こうだったら。
もしあの時、こうしていれば。
それは、全て過去形。
その、「たら・れば」の苦い経験を通して人間は今後の人生を切り開いていくもの。
それは仕事面でも多々ある事。
あの時、こうしていればもっと売上が上がったかもしれない。
あの相場だったらもっと仕入れて大陳すれば更に売れたかも。
夜の雨がひどくなるんだったらもっと早く値引くべきだった。
しかし、そこに行き着くまでには紆余曲折があったはずだ。
その紆余曲折をこの番組では取り上げている。
結果に至る紆余曲折に立ち止まる。
そこに立ち止まると、必ず今後の結果に影響する大事な場面が現れるもの。
その大事な場面を事前に感知する能力。
この能力を如何に磨いていくか。
察知力を提案しているのがこの番組であろう。
くだらないと思わずに、見ていきたいと思ったのである。
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コメント
kazuさん、コメントありがとうございます。
やはり一つの世界で山あり谷ありの人生を乗り越えるから幸せになれるのかなと私は思いますよ(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年5月 6日 (日) 22時19分
kazuです
ただ単に やれたか、やれなかったか をドラマ化したのでは無く今後の人生の岐路を選択するにあたって成長して行くドラマなんですね。(笑)
キャストからしても 見たくなるラインアップですもんね。
私もあの時あの選択をしていたらどうなっていたねかな?なんて思う事も時々あります。
パラレルワールドで暮らす複数の私は幸せかな?とか。
ちょっとヤバイ思考になっていますかね?
投稿: kazu | 2018年5月 6日 (日) 08時43分