人間の器
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
よく、比喩に例えて言う。
「あの人は器が大きい。」
「あいつは器が小さい。」
人間の器。
人間の器の大小を、他人はどう捉えているのだろうか。
同じ人間でも、人の器の大きさをいろいろな角度から捉えていると思われる。
小さいことにあまり拘らない。
物事に寛容で全て受け入れる。
人を容認して欠点に拘らない。
自分に厳しく他人にやさしい。
等々、いろいろな視点や角度から「器の大きさ」を表現できるだろう。
器の大きさとは読んで字の如し「受け入れられる許容量」。
その許容量が大きいとは、受け入れられる容量が大きいと言うことである。
“この人に相談すれば必ず聴いてもらえる”
“この人は悪い情報でも受け入れてくれる”
“この人には自分の本音を安心して言える”
要は、どんな情報でも感情がブレることなくしっかりと聴き受けてくれると言う安心感を与えてくれる人のことだろうと思う。
よく、相談を受けた途端に感情が露わになる上司がいる。
それは、善悪をそこで即断してのことではあろうが、相談する方としては最後までしっかり聴き受けてくれるかどうかが大切のなのであって、善悪を判断されることではないのである。
また、相談する以前に感情が顔に現れる上司もいる。
“俺にめんどくせぇ〜こと言うんじゃねぇ〜ぞ”
そんな感情が露わに顔に出る上司。
そんな上司には二度と悪い情報は上がらないだろう。
器 = 懐の深さ
そんな表現もできよう。
懐が深いとは、包容力。
イメージとしては器は許容量であるから限界があるが、懐は包容力であるから限界なく包み込む力。
しかし、この違いを伝えたいのではない(笑)。
まずは、相手の今後を想い、しっかりと最後まで聴き受けてやれるかどうかである。
そのことにより、何よりもその従業員との信頼関係が構築される。
自分の悩みを聴き受けて頂いたお礼に、上司に信頼を寄せる。
このことで、組織の絆が固まっていく。
揺らぎのない組織が生まれて行くのだ。
さらに、
聴き受けることで自分の幅も広がっていく。
ものの正面、側面、裏面を捉える幅が広がり、状況に応じて最善の策を具体化して提案する能力が培われていく。
その積み重ねによって、より組織の本質がわかってくる。
自分の器はどの程度なのか。
自分で自分を知る。
意外に誤解しているリーダーが多いのではないだろうか。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今回の意見交換会で改めて他社の店長像の捉え方の違いが明確になりました。
本籍地で学んだ概念が全てだと思っていましたが、現実にこのような意見交換会で具体的に会話を交わしてみると出てくる店長像。企業の強さの原点が見えてきたように思います。
お誘い頂きありがとうございました。
投稿: てっちゃん | 2018年5月11日 (金) 07時18分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
懐の深さ。
当然、私も後々になって後悔すること多々あります。
“なぜあの時あのような行動を取ってしまったのか”
“もっと器の大きい行動や思いやりが取れなかったのか”
その連続と後悔が今日のブログの内容です(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年5月11日 (金) 07時13分
今日はありがとうございました(笑)。
企業枠を越えての勉強会。これも器が大きくなければ出来ませんね。鳩マークの器に感謝です。
投稿: dadama | 2018年5月10日 (木) 22時44分
てっちゃんさん まだまだ若造の私には懐の深さは足りません(涙)妙に親身になって聞いてしまうか 顔に現れてしまうか どちらにしてもメンバーからは変と揶揄されますが 顔に現れる方が らしい と言われます(笑)
やはり普段からのコミュニケーションが大切で 自分を知ってもらう事も大切であり必要で そうしないと自分自身もメンバーも疲れてしまうと思います 店長と部下(パートさんも含む)の関係ですが ある程度自然体の 人間店長 を見せた方が かえって信頼されるのかもしれません
まぁ極悪さんはいつも自然体でしたが(笑)それで信頼してしまいめしたが(笑)
投稿: dondon-ki | 2018年5月10日 (木) 22時20分