オープニングスタッフ
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
オープニングスタッフ。
新店開店時からのメンバー。
それは、社員でもパートでもアルバイトでも同じこと。
店長にとってのオープニングスタッフは思い入れが強い。
お店がゼロの状態から採用を始め、徐々にメンバーが集まりつつありながら店舗研修が始まる。
店舗研修を続けながらも、また新たなメンバーが加わっていく。
そしてオープン。
その後はオープニングスタッフというよりも途中からの採用者というイメージであるが、上記のオープン前から採用が決まっていた従業員には「同志」という意味合いを強く持つ。
“何もないところから参加してくれた”
そんな思い入れが強いものだ。
今回、同志のアルバイトが退職した。
学業の為。
その理由を聞いた時、私は即了解した。
「了解って、退職に店長の了解が必要なの?」
そんな風に受け取られても仕方がない言い回しであった(笑)。
それには、訳がある。
そのアルバイトが本当に申し訳なさそうに言ってきたから。
そのバイトは男性で、最寄りの大学に通う身であった。
地元から離れてアパートに住んでいた。
だから、親への負担軽減の為に自らアルバイトをして生活費を稼ぐ目的で当社の面接を受けたという。
採用は全て店長の仕事。
新店時からそれだけは貫いてきたから、パートだろうがアルバイトだろうが、採用時の経緯は理解している。
彼は無口だが黙々と仕事をこなすタイプだった。
そんな彼が、退職の旨を私に報告に来た時は、本当に申し訳ないという萎縮した態度であった。
「もっとやはくいうべきだったのですが、すみません。」
大学3年ともなると、資格取得の為に補講があるらしい。
その補講を受講する為には、アルバイトをする余裕はなくなるという。
「週に二日でもいいから出られないか?。」
しかし、やはり難しいらしい。
よって、彼のためにも快く退職を認知し、彼を送り出してやろうと思った。
「退職するのに遠慮をいらないよ(笑)。」
そんな経緯のあったアルバイトに声を掛けた。
「○○君はいつが最後だ?。」
「はい、明日で最終です。」
「そうか、学業頑張れよ(笑)。」
私がそう言った後の彼の表情がものすごく良かった。
「ありがとうございます(笑)。
今までにない笑顔。
そして、大学時代のアルバイト経験。
勇気を持って前に進んで欲しいものである。
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