ターニングポイント
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
ターニングポイント。
日本語では「転機」とでも訳されようか。
人生においてのターニングポイント(転機)。
それは後々において明確にされるもの。
あの時のあの事が転機となった。
あの時代を過ごしたから今の自分がある。
あの場面でのあの出来事がきっかけで大きく変わっていった。
今にして想うとあの時がターニングポイントだった。
それは、後日談としては誰もが明確に答えられるものである。
しかし、・・・ 。
その時に、この事が、ターニングポイントになるかどうかを感じられたかどうか。
ターニングポイント(転機)をその時に察知する。
この察知力が、後々になって結果として認識するのか、その時の察知力により自ら能動的に行動しターニングポイントにできたかどうか、とでは大きな違いがある。
自らターニングポイントを作り出せれば素晴らしい事である。
それには、いつどこでターニングポイントが訪れるのかを予測、感知し、行動できる能力が必要となる。
人生の都度都度に、ターニングポイントがある。
それは連続して訪れることもあり、当面訪れずに忘れた頃にやってくることもある。
言い換えればターニングポイントを自ら作り出せれば人生を手のひらの載せる事ができるのである。
特に我々の仕事では競合店との関係に大きな影響を受ける。
競合店が出店するとか閉店するとか。
競合店が改装するとかリニューアルするとか。
競合店に問題が起き閉鎖するとか休業するとか。
道路づけが変わりお客様の来店志向が変化したとか。
年に何度もない競合環境の変化。
それは、長年競合関係を続けてきたもの同士が、環境の変化に伴いお客様の来店動機が変わるきっかけ(転機)となり得る出来事である。
この転機をどう利用して来店動機を強引に変えていけるか。
ここの店舗の店長の競争力が問われるのである。
ここは店長の手腕一つであろう。
競争に強い店長か否かは、このターニングポイントにつけ込み、このきっかけを利用して自店の販売手法を変えていく事である。
それにはその出来事によりお客様の買い物行動がどう変化するか。
この一点をどう読み、どう自店に有利に買い物行動を移行させる事ができるかで、その後の競合関係が変わっていくのである。
この転機は忘れた頃にやってくるもの。
これをチャンスという言い方をする場合もあろう。
そう捉えた方が、絶対に逃がさないという意識になるのだろうが、如何せん忘れた頃にやってくるものだから、気長に待つしかない。
この「気長に待つ」という意識が重要。
そう認識しないと、普段のコツコツという継続力が前提の気長に待つという姿勢に結び付かないからだ。
どうしても業績を考えれば焦りが先立つ。
しかし、焦れば焦るほどに気長に待てずに基本を忘れてしまう。
全ては基本の上に成り立つ法則。
競合店との競争とは、関ヶ原の戦いのように数時間で決するものではないのである。
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コメント
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
まさに御社は企業としての転機、ターニングポイントでしょうか。
しかし、それをお互いにチャンスと捉えられる人材とピンチと捉えてしまう人材に別れてしまうのも事実であり、それは相手側も同様だろうと思うのです。
お互いに不安の中で現場はお互いを受け入れて集客力を高めて行く。
今のところ大成功のようですが、その集客力を維持して初めて我々の商売は評価されるのだろうと思います。
先日の研修で相手側の理念や仕事に対し絵の厳しさを体感できたのは大きな習得でしたね。私もこっそり研修に参加してみたいものです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年4月 5日 (木) 07時19分
弊社では今まさに会社が業界紙や新聞やテレビでも取り上げられターニングポイントと評されています。ディスカウンター大手との併合 先日研修という形で1日体験をしてきましたが 彼らは彼らの論理でお客様と真摯に向き合っており、その姿勢は我々となんら変わりないと思いました 。むしろ我々は甘いのかと(涙)彼らの基本 今の我々の基本 お互い大事にしているコト 価格軸と商品軸 確かにこれらが上手く融合すればマーケットで優位に立てるのかもしれませんね。
投稿: dondon-ki | 2018年4月 4日 (水) 22時42分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
幾度のターニングポイントを経験されたdadamaさんには今回のテーマはあまりにも軽すぎて手応えのないものではなかったでしょうか。
よって、ローカルバイヤーなるターニングポイントですら単なる環境の変化程度であろうと思われます(笑)。
ただし、店長という仕事の楽しさとローカルバイヤーという楽しさの両面を経験できたことは従来の環境にはなかった経験かと思いますね。
投稿: てっちゃん | 2018年4月 4日 (水) 20時06分
私も最終章に入ってから職種も業態も劇的?変化に晒され(笑)。ターニングポイントなのかま墜落なのかは見えてきませんが笑っても泣いても定年まであと一年(の予定)。更なる迷走もあるかも知れませんがが悔いは残さぬよう毎日を送っていきたいですね。
投稿: dadama | 2018年4月 4日 (水) 09時26分