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2018年4月30日 (月)

置き場

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日、あるチーフにこんな言葉を浴びせた(笑)。

  「こんな置き場作ってんじゃねぇ〜よ。」

置き場?。

  商品をただ置いただけの売場。

それは売り場と言わずに置き場と言って担当者に売れる売り場を指導してきた。

  そして言った後に気づいた。

“相当久しぶりにこの言葉を使ったなぁ〜”

  思えば5年ぶりぐらいであろうか。

転職してきた当時は頻繁に使っていたような気がする。

  売り場の考え方の違いからくるギャップ。

私が学んできた売場作りと異なる陳列手法が、私には意思を持って担当者の作った売場には思えずに、いい加減に短時間で品出しを完了させるためだけに品出しをしたとしか思えない売場であった。

それに対して、当時の私はそのギャップの意味がわからずに担当者に「置き場」と言う表現で揶揄していたのである。

徐々にそのギャップの意味が理解できてきた私は、その後は頻繁にその言葉を使わずにいたのだ。

  よって最後にその言葉を使ったのは5年ほど前のこと。

それ以来、流石にこの売場作りはないだろうと思って、先日使ってしまった。

  それが言えると言う部下との関係もあったのだろう。

その置き場の陳列手法。

  ドールジュースの表面のセロファンを破いて積んだだけの陳列。

お客様の視点からしても、段ボールの箱にそのまま入った状態で、商品の顔もダンボールで見えない状態。

  手間を掛けずに品出しして置いただけの売場。

これを見過ごしていたら、いつまで経っても売れる売り場を習得することは出来ない。

  品出しの効率はいいが商品回転はすこぶる悪い。

よく、生産性を上げるために品出しスピードを上げるために、とりあえず商品を売場に陳列するスピードに目が行きがちだが、生産性の分子は売上である。

作業時間だけを短縮しても生産性は高まらない。

  売上が上がらない限り生産性は高まらないのだ。

その為には、最低限どこまでの手を加えて売れる売場にしなければならないか。

  一度の手間で作った売場の効率。

それは、ある程度の商品の回転スピードと売れる状態の継続時間で決まると思う。

  ある程度の時間を費やして長く継続して売れる売場が保たれる。

それが、売れる売場にはなったが、その状態が商品回転によって短命の終わる売り場の状態であれば、更に追加で売場に手を加える必要があろう。

そう考えると多少の時間を費やしても売れる売場が長い時間維持できる陳列にしたほうが生産性は高まると言える。

  やはり売れる売場をしっかりと理解して積み込むことが大切。

結果として、一度作った売場が長い時間売れる売場として維持されていることが大切なのだ。

  置き場。

そこからは何も生まれない。







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コメント

一期一会さん、コメントありがとうございます。
→数えられないくらいダメ出し。
そのダメ出しが一期一会さんの努力を生み出し、その結果としての売場作りがお客様に評価される。
最後はお客様の評価としての販売数量がが自分へのご褒美として跳ね返ってくる、そしてお客様からの直接の言葉が何よりも嬉しいもの。更に上司からの評価。やはりこの業界は人との繋がりで成り立つ仕事であり業界なんですね。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: てっちゃん | 2018年5月 1日 (火) 05時55分

はじめまして。てっちゃん店長ブログの出会いに感謝します。私も担当をやっています。
いつも時間に追われる日々です。これは宿命です(笑) お客様によしこれを買うぞ!て思っていただくようなインパクトのある売場作りにしようと頑張っている毎日です。しかし、てっちゃん店長のような上司に私も数えられないくらいダメ出しをされています。
そこで休日など利用して他店をリサーチして良いところを盗みヒントをもらい自店で考えてやってみる→上司に誉められる😏→お客様に買ってもらう←これを味わってしまうと仕事が楽しくて仕方ありません。今度是非てっちゃん店長にご来店していただきたいです。よろしくお願いします。

投稿: 一期一会 | 2018年5月 1日 (火) 00時28分

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
私が並べた時の販売力は身内は誰でも知っていること。だから今更誰も私に並べてくれとは頼まない。
私が並べるとうことは自分を否定されたと同じこと。そこで歯を食いしばっても自分で並べて数値検証をするからいずれ絶対的に成長して行くもの。
そう考えたら、やはり自分の成長は自己責任であると思うのですが、歯を食いしばる部下ほど上司から熱く見られていることに気づいた部下は、最後は強いですね。

投稿: てっちゃん | 2018年5月 1日 (火) 00時10分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
価格が競合と同じかそれ以上か。
そんな場面では価格以外の競争力が重要になってくる。そこで担当者がどんな知恵を自分の引き出しから取り出すか。
その引き出しの多さが能力であり販売力でもある。その販売力を放棄したらこの業界での未来は無い。
まずもって心の貧しい人間にだけはなりたくないものです。

投稿: てっちゃん | 2018年5月 1日 (火) 00時02分

来店されるお客様はいつものお客様が大半であり そのお客様に鮮度を保ちながら飽きさせないか?とくに生鮮はそこに注力しなければいけないと思います しかしながら人手不足により売場に手が入れれない状況 ジレンマは終わりませんが師匠の言うとおりお客様には それは関係ない事 でワクワク感が喪失した売場からはお客様は離れていきます 当店の今の青果売場がそうで実は気づいてはいましたが 担当者自身が気づくまでほっといてました 大幅なレイアウトは変更しないで空いたところに新しい商品を並べる かといって価格が驚くほど安いわけでもなく かえって同業より高い始末 コトもなければ、ただ本部の52MDをこなしてるだけ
自分で並べろ=お前やってみろ そう言いたい気持ちはわかります きっとそう言われた上司は経験値を活かして死力を尽くしてやり切るでしょう
でもそれは 自分の存在価値を自分で否定する 事と同じ事なんです
ムリ無駄ムラを徹底的に排除し決められた就業時間内に最大の成果を出す これが私達の 作業 でなく 仕事 なんだと思います
時間もない人手もない 工夫して お客様が楽しい売場 を創っていこうじゃありませんか(笑)

投稿: dondon-ki | 2018年4月30日 (月) 22時23分

↓余程タイトな環境で働かれているのですね。クソ馬鹿発言されてすっきりされましたか。
価格競争により利益圧迫、更には人員難と売場に手間をかける時間が無くなっているのは事実ですよね。わかっちゃいるが出来ない。
但しお客様には関係のない事。地域のお客様は何を期待されて数ある競合の中から自分のお店を選んで頂いているのか。更には私達の給料は社長ではなく来店されたお客様から頂いている事実。会社の為の売場じゃ腹も立ちますがお客様が少しでも気持ち良くお買い上げ頂く事が売場ですから。その気持ちを失ったらこの職業はつまらなく辛いですよ。

投稿: dadama | 2018年4月30日 (月) 20時52分

自分で並べろクソ馬鹿

投稿: | 2018年4月30日 (月) 19時28分

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