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2018年3月10日 (土)

売れるサバ缶

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


相変わらず、さばの缶詰が売れている。

  これだけ継続的にさば缶が売れるとは思わなかった。

しかし、よくよく考えてみれば、DHAやEPAを豊富に含む青魚。

  その中でもさばはトップクラス含有率を誇る。

特に、生のさばよりも缶詰の方が豊富であると知れば、更に鯖の缶詰の需要は高まるだろう。

さばの缶詰の効能として

  血管の若さをキープ
  コレステロール、中性脂肪をダウン

  脳を活性化し、認知症を予防・改善

  ストレス・うつ病を改善

  記憶力と知能指数(IQ)をアップ

  血液をサラサラにする

  アレルギーの改善をサポート


等々、人間が生きていく上で非常に重要な効能があると言われている。
それらが、さばの缶詰に多く含まれているとすれば、わざわざ丸のさばを調理して食するまでもなく、さばの缶詰の蓋を開けて食べればいいだけのことである。

  これほど簡単に上記効能を享受できるのだ。

だから、多少割高とは言え、さばの缶詰を家に常備しておいて、都度都度ご飯のおかずとして食したいと思うだろう。

1月の中旬にバイヤーからの送り込みで、さば缶が安価で納品された。

  1個105円。

当店にも水煮と味噌煮の2アイテムが納品されたが、数量が極端に少なかった。

  それでも大陳して展開したら、売れる売れる。

他店の数量を見ると、当店の倍ほどの納品数量である。

  “バイヤーめ舐めてけつがるな!”

そう思いながらも、羊声で数量の増加を願った(笑)。

  1月なので味噌煮が売れていた。

よって、味噌煮を追加20ケースほど納品してもらった。

  そして売場に陳列すると今度は水煮が売れてしまった。

よって、猫なで声で水煮を今度は50ケースほど追加した。
バイヤーも心得たもので、私からの追加を待っていたようで、

  「てっちゃんは売れるものは徹底して売り尽くしますからね。」

そう返してきた。
そうこうしているうちに味噌煮もほど欠品状態となった。

  慌てて味噌煮を50ケース追加。

商品入荷して陳列していると、水煮が売れてしまい同時併売できないほどに。
この商品は2月いっぱいの限定数量の商品であったが、バイヤーがなんとかメーカーにゴリ押しで追加した商品であったのだが、流石に3月に入ると原料不足という問題に直面する。

  その頃になるとようやく私もさば缶の最人気を認識するのである。

さばは丸魚よりも缶詰の方が栄養素(DHAやEPA)が高まるのだという事実。

  この1月からのレイアウトでさばの缶詰は定着しただろう。

今後は、この店内レイアウトでのこの場所はさば缶コーナーとして、商品を変えながら味も品質も同時に打ち出し継続的にさば缶を売り込んで行こうと思っている。




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商売」カテゴリの記事

コメント

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
単品だからこそインパクトが高まるもの。
数ある品揃えの中でも、今話題の単品だからこそ、お客様の関心が集中するのだろうと思うのです。その単品を選定する勘所が商売なのだろうと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年3月11日 (日) 06時20分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
再度バイヤーと打ち合わせして別途商品を手配済み。サバ缶コーナーとして継続的に定番化していきたいと思います。

投稿: てっちゃん | 2018年3月11日 (日) 06時19分

単品が与える部門に影響をどれだけの担当者がわかってるのでしょう もっと言え単品が店舗の利益改善に与える影響をどれだけの担当者がわかってるのか?弊社では限られた空間に、あれこれやとメーカー主導で品揃えに終始し総花的な売場 そして同様に総花的な本部作成のチラシ お客様に伝わるはずもなく 結果 値段しか見ないお客様 自分達で自分の首を締めてるのかもしれません 理想としては豊富な品揃えの中での価値訴求の単品訴求
これを理解させるのが店長の仕事なんだと ディスカウントに転換する会社の一員として あらためて思います

投稿: dondon-ki | 2018年3月10日 (土) 22時53分

テレビでもサバ缶の生産量がツナ缶を上回ったと報道されてましたね。思わず「へー」と感心してしまいましたが店頭に「おー」と感動する売場に出会った事もないのも事実。全国的に火が付き供給量の課題もあり本部もあまり大きく打ち出し難いのかも知れませんがこのような商品こそ個店で仕掛けると売れて儲かり更には缶詰なので在庫もノーリスクで勝負出来る、正に「鬼積み」最適商品ですね(笑)。現場に戻りたい(笑)。

投稿: dadama | 2018年3月10日 (土) 22時23分

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