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2018年3月24日 (土)

ステーキ店の隆盛

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


先日のガイアの夜明け。

  「いきなりステーキ」を取り上げていた。

お客様の要望するグラム数を、要望する焼き加減で食べられるステーキ店。
番組では、若い女性が厚切りのステーキをミディアムの焼き加減で食べるシーンが放映されていた。

  “食べてみたいなぁ〜”

日本人の牛肉に対する嗜好はますます自然体で伸びて行くのだろう。

  かっては焼肉店が話題を集めた。

そして、焼肉店で品揃えされた希少部位が我々スーパーでも当たり前に希少部位の部位名で販売されるようになり、牛肉の売上が更に高まった。

  更に今度はステーキの厚さにこだわる嗜好の高まり。

そして、この流れに乗って、スーパーの牛肉の厚さに変化が現れ、更に需要が高まって行くのだろう。

そして今回の放映で驚いたのは、ラーメンチェーン店がいきなりステーキのフランチャイズになり看板を変えてステーキ店に変貌する姿が描かれていた。

  福島の本拠地を置く幸楽苑。

低価格で美味しいラーメンチェーンだったが、昨今は顧客が離れていると言う。
そこで幸楽苑では、現在の店舗を数店舗いきなりステーキへ変えていこうと決断した。

  ステーキ店の隆盛。

いきなりステーキでは、毎年200店の出店を目指すと言う。

  それだけ、一店舗での行列が多いらしい。

前述でも、お好みのグラム数でお好みの焼き加減でステーキが食べられる。

  普段食べたことのない極厚のステーキ。

私も何回か、極厚のステーキを自宅で焼いて食べたが、輸入牛でも美味しい。

  外側のカリッとした味と中のレアな味わい。

この味のバランスは厚さ3センチ以上でなければ味わえない。
そして、そんな極厚のステーキが外食から端を発して日本人の味覚に加わって行く。

  そしてそれがスーパーの店頭にも並ぶようになるだろう。

その連鎖が、精肉部門の成長を支えてきた。
だから、精肉部門は現在の用途別の縦割りがどんどん増加している。

  内臓肉、味付け肉、ハンバーグコーナー等々。

従来には無かった縦割りが続々と拡大してきて、それに伴って売上も拡大傾向。

  いずれ厚切りコーナーも出現するだろう。

それが、変化への対応ということだ。

  逆に魚に関しては回転寿司が牽引。

魚を寿司で簡単に食する。
しかしなかなかスーパーの店頭に回転寿司での人気メニューが並ばない。

  この違いが精肉部門と鮮魚部門の違いだろうか。

外食で人気の食材は自宅でも食べたいはず。
もしくは、スーパーの寿司売場で購入しても食べたいはず。

  しかしなかなかそれらの商材が並ばない。

外食で人気の商品や食べ方。

  敏感に導入するか否かが業績を分けるのであろう。







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商売」カテゴリの記事

コメント

ただのバイトさん、コメントありがとうございます。
しかしこのタイミングで2年前のこの記事に注目されるところに驚異を感じております(笑)。
ただのバイトさんがおっしゃる通り、今回の新型コロナウィスルは日本列島を襲う大きな津波のようなものでしょうか。
一気に湾岸部から内陸まで達してしまうほどの大津波。
よって現在はその波がどこまで押し寄せていくのかがまだ不明な状態。とにかく自分の命が最優先の時期。そして徐々にその波から逃れた方達からの支援が治療薬等や暮らし方の提案によって見える光の方向へ向かいつつある時期でしょうか。
いつこの波が引いていくのかもまだ見えない時期ですが、間違いなくいずれは引いていくでしょう。
問題は、自分が住んでいた地域がどのような状態になっているのかと言うことでしょうか。そこは津波の後の状態のように、全く新しいものを設計し直して設計図を引いて建設していかなければならない時代が来るでしょう。
そしてスーパーマーケット業界も3密を回避しながら如何にまっさらになった地域の中で従来の暮らしを取り戻すために新たな設計図を用意できるか。
例えば、現在外食産業がテイクアウトにてその需要が継続できているのであれば、その外食と提携してそのメインの食材がスーパーの専門コーナーで販売されているような時代も到来するかもしれませんね。
これを機に食のプラットフォームとなり得るのも今後の設計図次第でしょうか。

投稿: てっちゃん | 2020年4月24日 (金) 08時53分

2年前の記事を今頃引っ張り出してきてなんだと思われるでしょうね、笑
しかし最近のいくつかの記事にコメントしようと思ったのですが、この記事を思い出しまして、ここにコメントをするのが一番いいのかなと思いましたもので、笑
今、この記事とそこへのコメントを読むと、このわずか2年の変化がわかると思います。
そういえば「グローサラント」なんて言葉も最近は全く聞かなくなりましたね。いかに環境が激変しているということか。
しかし現状の「いきなりステーキ」の話をしてどうこう言うつもりはありません、笑
一見、全く関係ない話をいたします、笑
しかし最後まで読めば、なぜこの記事にコメントしたのか、わかると思います。
では前置きはこのくらいにして早速行きましょう!

いきなりですが、金利の話から。金利には「単利」と「複利」がありますね。
100万円の元本に1%の単利なら1年目に1万円、2年目も最初の元本100万円に対してまた1万円、3年目も同じように1万円…と要するに単利というのは1年ごとに最初の元本に対して同じように金利が付いていくと。
それに対して複利1%というのは元本100万円に対して1年目は1万円ですが、2年目は101万円に対しての1%で1万100円、3年目は102万100円に対してまた金利が付く、と。
こういう差があります。

実は仕事にも「単利的なもの」と「複利的なもの」がどうもあるようなのです。
例えばビジネス本、これは発売当初はベストセラーになったりしますが、数年後は実用的ではなくなり全く読まれもしなくなりますね。
それに対して絵本、これは数十年前に世に出たものが未だに売れていたり、童話なんかだとそれこそ数百年間ずっと読まれていますよね。子どもに買い与える絵本はお母さんが話の内容を知っていることが前提で、子どもに読ませてもよいという「安心感」があるからです。そのお母さんはまたお祖母ちゃんから同じように買い与えてもらっていて、絵本はベストセラーにはなりませんが細く長く連綿と同じ本が売れ続けるような世界です。
新商品の売り込み、果物なんかも特に「複利的」でなければいけません。

そしてマイナス面でも「複利的」になることもあります。
例えばマスクの買い占め。これ、買い占めている方は家に溜め込んでいれば自分は大丈夫だと思っているようですが、本当にそうでしょうか?
買い占めることによって、マスクが着けられない方が増えるという事は逆に市中感染のリスクがどんどん高まるということ。巡り巡って返って来ます。
昔、高級住宅街の住民は何故路線バスを利用するのか、という話をしましたが、同じような話です。

ここ数週間、コロナウィルスに対する世の中の捉え方は目まぐるしく変わっていますね。
最初は恐れるほどではないという雰囲気もありましたが、だんだん命に関わる深刻な事態だとなって、今は長期戦になることが予想されているので、どう経済と共存していくかという点も考えられ始めています。
右に舵を切ったら氷山があって、今度は左に舵を切りなおす、そんなことの繰り返しで「さっき右と言ったじゃないか」と言いたくなる気持ちはわかります。
しかしこの状況で「言い分」は変わって当然です。変えてならないのは「理念」。

260年続いた徳川幕藩体制があっけなく崩壊の時を迎えたのは、薩長の東征軍に錦の御旗が掲げられたから。しかしそれでも東征軍に勝者の驕りがある限り、幕臣は絶対に武器を捨てなかった。今更信じていたものを捨てることはできなかった。戊辰戦争最後の戦いの舞台となった函館、五稜郭の戦い。幕臣にも戦術を考える優秀な頭脳や、刀や槍の使い手もいた。しかしただ大砲の数と性能を競うだけの戦の前では刀も戦術もいらなかった。時代の大きなうねりには勝てなかったのです。

今、この漂う「幕末感」はなんなのか…
この記事が書かれた時の隆盛を誇る「いきなりステーキ」がコロナ騒動でも唯一営業を許され、生きる上での食の需要を一手に担う現在の食品スーパーと重なる部分もあります。
流行が2年という説に従えば、2年間も人々が家から出ない生活を続けるためには、リモートワークの普及という技術的な話だけではなくて、社会の仕組み自体を見直さなくてはならなくなります。
この大きな時代のうねりの中で食品スーパーのあり方も否応なく変革を求められ、今まで培ってきたノウハウなど、全く役に立たなくなる時が来るでしょう。しかしそれでも変わらないものがあるとしたら、それはなんなのか。この職業に携わ一人一人に問い返られています。
それぐらいの変化の中にいる可能性があるのです。

投稿: ただのバイト | 2020年4月24日 (金) 00時04分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
豚肉中心の日本の食肉市場が、牛肉、鶏肉にどんどん枝分かれしていく様が現代なのでしょうか。
そういう私の最近の昼食は焼き魚や煮魚の惣菜ものを好んで食しております。
鯖缶も低単価で美味しいことに気づきました(笑)。

投稿: てっちゃん | 2018年3月25日 (日) 06時26分

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
そう考えると、鮮魚バイヤーに限らず我々もどんどん魚の外食でのメニューにもっと入り込むべきだろうと思いますね。取引先との市場や仲卸だけではなくより消費に近い情報を得なければ新たな売場作りは見えてこないと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年3月25日 (日) 06時21分

こちらの地域にも数店舗ありますがどこも長蛇の列ですね。一枚のステーキをシェアする方も結構見えるとも聞きました。何れにしても分厚いステーキを食べる至福の贅沢(笑)。いきなりステーキのブームに私達が乗っかるのは大いにありだと思いますね。それとパートさんから聞いた話ですけどサラダチキンのフレーバーが色々あるのをご存じでしたか?話を聞いて成程と思いコンビ二に確認しに行ったら確かに色んなフレーバに感心してしまいました。会長のお店でも如何ですか(笑)?

投稿: dadama | 2018年3月24日 (土) 17時24分

まさにその通りですね 私も何度かいきなりステーキを食べマイルカードも持ってますが(笑)セルフでアメ牛なのに決して安くはないですし驚くほど美味しいわけでもないですが あの厚みと、食べ終わった時の満足感が魅力的なんだと思います 外食産業も肉ブームでローストビーフ丼やステーキ ハンバーグ、あの世界企業のMドナルドも夜はパティを100円で倍にできます 鮮魚は落ち込んでると言いますが近所の高級回転寿司は連日大賑わいです 魚種はそこそこですが 焼きだったり炙りであったり 塩であったりレモンだったりと 多様な食べ方で出してくれます
肉はボリューム 魚は食べ方 と言ったところでしょうか?
素材を販売する我々も見習わなくてはならない外食産業ですね

投稿: dondon-ki | 2018年3月24日 (土) 13時34分

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