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2018年3月19日 (月)

美徳の変遷

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


この業界での美徳とは?。

  朝から晩まで仕事をすること。

特に20代は仕事が出来ないのだから、最後まで残って商品を売り切るのが当たり前。

  我々が入社当時からつい最近まではそれが美徳だった。

だから、自分が上司になっても店長になっても、そんな部下の姿勢は特に認めてきたと思う。

  “おっ!、こいつ頑張ってるな”

それは、自らの仕事に妥協せずに前向きに取り組む姿勢であり、そんな仕事観を持った部下ほどやはり仕事を習得するスピードも早かった。

  だから事あるごとにそんな仕事観を部下には語ってきた。

そしてそれを素直に聞き入れ、長時間労働を国もせずに仕事に取り組んだ部下が私を支えてくれるという関係が仕事の美徳と信じてきたのである。

  働き方改革はこの美徳の在り方を大きく変えた。

逆に言うと、社会的にも企業的にも、上記のような美徳観は40代以上の従業員には、阿吽の呼吸で理解し合え、阿吽の呼吸で信頼関係が得られたが、今後はこの美徳観がお互いに自分の企業内での存在を脅かす思想になっていくことになる。

  どう言うことか。

40代以上の従業員がその上司との関係においては、おそらくいつまでもこの美徳観が貫けるだろう。

  しかし彼らと部下との信頼関係は築けない。

逆に現代の上司と部下との関係は、定時で出社して定時で修業する姿勢が上司と部下との信頼関係作りに重要なポイントとなっていくのである。

  逆に自分の背中で上司自ら帰宅する姿勢こそが重要。

40代従業員が上を見て仕事をすれば、相変わらず夜遅くまで働く姿勢を見せることで上司の信頼は得られるだろう。

  しかし彼らの未来は部下の成長にある。

その成長とは、仕事を習得すると同時に、自分への信頼を植え付けると言うことでもある。

  その信頼は夜遅くまで働く姿勢ではない。

逆に定時で帰宅する姿勢を貫くことであり、その実現の為に目の前の課題を解決することであり、それを部下とともに達成することなのである。

  この関わりの継続が部下との信頼関係構築の基盤となる。

如何に効率のより時間の使い方を背中で教え、その中でも商売のイロハや売れる仕組みを伝授し、そして部下に明確な役割を与えて分担し、業績を上げていく仕事の仕方を自分が率先して行動し見せていく。

  そこに自分の部下との信頼関係が生まれていくのだ。

それは、自分の上司との信頼関係構築の手法とは異なるのである。

  上司に対する信頼構築と部下に対する信頼構築とのギャップ。

美徳観のパラダイムも変わっていく。

  そのパラダイムの変化にもまだ乗れるだろうか(笑)。






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コメント

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
お店の風土を作る、そして変えるというのはまさに店長次第。
よって、店長でしか変えられないものです。その唯一絶対の店長次第でお店の雰囲気が変わっていく。
どうせなら、いい方向に雰囲気を変えて最終的には喜怒哀楽を表現できるお店を持ちたいものですね。

投稿: てっちゃん | 2018年3月19日 (月) 23時11分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
この業界の労務環境が厳しくなり、人手不足が深刻化すればするほど、我々店長の能力差が問われる時代になっていくような気がしますね。
そして、店長力=人材確保力に移行していくのでは無いでしょうか。
益々楽しみな時代になっていくと思いますね。

投稿: てっちゃん | 2018年3月19日 (月) 23時03分

k.kさん、コメントありがとうございます。
働き方改革が世にアピールされていけば、いずれマスコミからの発信があるように思いますよ。だって、ガイアの夜明けで放映された宅配業者の荷重労働の報道で宅配ドライバーの実態が世に知れ渡り宅配業者に対するお客様の目が大きく変わった事例が短に存在するのですから。
これからは同じ労働環境になっていく方向にお客様の視点が変化していくのだろうと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年3月19日 (月) 22時58分

限られた時間の中で仕事をし最大の効果(売上・利益)を上げる者を評価する 兼ねてからメンバーには言ってきた事です しかし現実には人手不足も相まって、また旧態然とした作業手順を変えない風土、そして周りのパートさんの意識、社員だから一日中いて当たり前 という意識も変わらぬ風土 もあり なかなか帰れない雰囲気があるのも事実あります 要するに店舗の風土に起因する事が多く 上長になればなるほど弊社ではサービス労働が増える傾向です 疲弊すると新たな事にチャレンジしない 何も変わらない 結果、客数ダウン
これを変えるには てっちゃんさんや極悪師匠の言う通り 店長が非難の覚悟を持ちながらもパートさん 特に遅番のパートさんのモチベーションを維持しながら 風土を変えてく事が大切だど思います

投稿: dondon-ki | 2018年3月19日 (月) 22時33分

サービス残業時間=会社への忠誠心だった昭和の化石(笑)。反面残業が無くなって収入が減り生活にも影響がという話もチラホラと。従業員は集まらない、残業は出来ない・・・この現状でモチベーションを如何にあげて業績向上に結びつけるのか?3K産業に追い打ちをかける社会環境。働き甲斐をどのように導きだしていくのか。現場を預かる店長の最大の課題、悩み、醍醐味ですね。

投稿: dadama | 2018年3月19日 (月) 11時29分

最近は時間で帰れるようにしています。休憩時間はほぼ削ってますが。(;^ω^) 変形時間最大限に活用してます。だから朝の開店30分前まで私一人体制 他のメンバーに夕方の追加製造等は任せてます。 彼らは気心も解ってきたのでお互いさまで納得してくれてると思います。 問題は新人です。 人にもよりますが水産部は時間が以前より少ないので技術の習得が遅い。 公休日に他店や他競合での買い物。また、簡単な魚の調理法等の本を読むことを推奨してますが全くしません。また、愚痴になるのでやめますが、休みに自己学習しないと間に合わないと思います。 スーパーのサービス体制が変わらず、時間短縮(今までが本当は違法) 知恵を出してもハード面で変わらなければ店のクオリティが下がるだけのような気がします。水産部に限ってですが、お客様の調理サービスの要求レベルは日に日に我儘?やって当然を言ってきます。「出来ません」を簡単に言える環境にしていくしかないですね。

投稿: k、k | 2018年3月19日 (月) 08時24分

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