お客様の入れ替え戦
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
3月。
企業としての新年度。
人事異動があり、店舗でも人員の入れ替えがあった。
そして世間でも人員の入れ替えどき。
業界がそう言う環境になれば、世間も同様の環境。
要は、お客様も入れ替えの時。
そう、3月から4月にかけては、お客様の入れ替え時でもある。
新入学の季節。
人事異動の季節。
そんな住民の移動の季節である。
と言うことは、新たな顧客獲得のチャンスでもある。
いや、逆に言うと従来の顧客を失うリスクでもある。
毎年、この季節は上記のように顧客獲得のチャンスでもあれば、従来の顧客を失うリスクの時期もあるのだ。
ここは攻め時。
3月から4月の売場で新規のお客様を囲い込めるか否かが決まるといっても良いだろう。
だから3月から4月は強引にでも攻める時なのである。
ここで競合他社以上に価格面、鮮度面、品質面、品揃え面、メンテナンス面で上回れば、普段の食材の買い周りの店舗として利用される確率が非常に高まるのだ。
特に、単身者や独身者の囲い込みは有効である。
単身者や独身者の方の異動、更には学生街であれば大学の新入生の新規居住者が多く発生するはず。
上記顧客獲得には惣菜類の充実が効果的。
毎日の食事ともなれば、コンビニ等よりも割安で作りたてのお弁当が揃う店舗への買い周りが増加するであろう。
特に弁当の品揃え、味、価格は要注意。
また、競合店も人事異動により人材が変わり、更に新規予算により売価設定や売場つくりが変わる可能性が高い。
この機にしっかり競合MRして変化を見極める時期。
そして、チャンスあらば付け込むのがこの時期の必須事項でもあろうか(笑)。
以外に競合店の人事異動時の売り場の乱れは大きいもの。
前任者と後任者の店舗顧客の認識のズレは大きいもの。
どうせなら、この時期に一気にお客様を獲得しておきたいところである。
早々に新規コンセプトを実行しなければならない。
どの企業もどの店舗も新年度の店舗コンセプトや方針を作成するだろう。
方針の実施時期の遅れが競合店との決定的な差となる。
店舗従業員をいち早く巻き込んで、新たなコンセプトの実行計画を早々に実現すべくスタートを切る。
個店の競争は待ってはくれないのである。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
店舗の店長が新店開設時や改装時に店舗レイアウトに関与するのは私の知る限り鳩マークの企業ぐらいでしょうか。
それだけ組織として縦割りで話を進めてしまいがちな組織運営は旧態依然でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2018年3月 8日 (木) 06時34分
商圏を熟知し商圏ニーズに沿ったストアコンセプトを店長が作り実践していく。実はこの基本が当社は出来ていない(笑)。先日もある店舗の改装打合せで店長が把握しないまま図面が出来ていて大問題になりました。本部>店舗を本部=店舗に修正しない限りお客様の来店を増やす事は難しいですね。
投稿: dadama | 2018年3月 7日 (水) 19時43分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
52週の取り組みを継続していくと、いつの間にか販売面以外での気づきも体感し、人材が集まる時期やお客様の入れ替え時期なども見えてくるようになりました。またやはり大きなイベントである年末やお盆後からお客様の来店頻度が大きく変わるのも事実。やはりイベントで来店されてから継続して来て頂けることからも、イベントの重要性を理解する必要はありますね。
投稿: てっちゃん | 2018年3月 7日 (水) 07時46分
弊社でも今週から一斉異動で新体制でのスタート お客様も動くというのは知ってるようで気づいてない方も多いのではないでしょうか?当店でも先日お客様の投書でお世話になりましたと御礼の投稿がありました お客様の入替のこの時こそ 将来またこのような投稿が頂けるようにいっそう努力しなければとあらためて思います 今こそ攻め時 うちのメンバーで何人が気づいてるのでしょうか ?(涙) 残念ながら弊社惣菜は直営でないのでなかなか思うように攻めれませんが 大型店が出店した最初の春 日々のお買い物に当てにされるように更に基本を徹底しなければならないと思います
投稿: dondon-ki | 2018年3月 7日 (水) 07時25分