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2018年3月16日 (金)

AIの時代に

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


AI(人工知能)の時代と言われる。

  AIがスーパーマーケットに及ぼす影響とは。

販売データが更に詳細になり、販売レイアウトや販売計画を自動で立案してくれる。
特にグロサリー部門の商品は自動で発注され、年間での欠品の無い売場が実現する。

そのようなイメージを持ってしまうが、それはまだまだ今の現実の延長線上のことだ。

  ネットで調べて見ると下記の未来が予想されるという。

  1.ロボットによる接客。
  2.お店の前を通るとスマートフォンにセール情報が届く
  3.商品も店舗もなく、駅や空港の壁に貼られたQRコードから購入
  4.冷蔵庫と連動してレシピ・買い物リストを自動で作成
  5.全自動セルフレジでキャッシュレスな会計
  6.ネットスーパーで注文、ドローンで配送
  7.スーパーからレジが消える「Amazon GO」
  8.商品が届くまでの情報を説明するモニター
  9.タブレット付き・決済機能を備えたショッピングカート
10.店舗内の顧客行動をその場で分析「In-store Analytics」 

  今我々が言う現場という存在自体がなくなるという未来。

    “おいおい、本当かい(笑)?”

上記の内容を大きく分けると、以下のようになる。

  1:店内がAI化されて、より効率の良い店舗運営が可能。
  2:店舗自体が消えて、ネットで購入搬送され自動決済。

一つは、過去の販売情報(POSデータ等)から自動的に発注納品されたり、レジでの現金生産がなくなり単に店外へ出た途端に自動生産されたりと、店舗での発注作業やレジ生産作業がなくなるという効率化。
そこには、商品情報が売場のガラス面に映し出されたり自分のスマホで自動的にチェックされたりと、買い物に対しての情報提供が豊富になるということだろうか。

二つは、リアルな店舗に来店することなく、ネット上の仮想店舗での購入が更に進化するということ。

  それは今でも実現されていることではある。

しかし課題は配送。

  その配送手段としてドローンが導入。

こうなると、もはや個人個人がクルマで来店するという行為から、ドローンを家に置いておくだけで自動的に店舗に飛び、そのドローンに商品が乗って運ばれる時代がくるのである。

  店舗のオペレーションが大きく変わる。

そんな時代が来るかもしれない。
何年後にこのような時代がくるのかはわからないが、順次一つ一つが実現されていくのだろう。

  特に店舗内での作業の効率化は待ったなしで実現されていくだろう。

特にレジ精算に関しては、無人レジやセミセルフレジがどんどん導入されている。
このような流れが進化していけば、更に店舗内での人員削減が可能となる。

  人材不足に対応するAIの進化。

これはもはや待った無しで進化していくであろう。
そんな中でも、生鮮部門に関してはどこまでAI化が浸透していくのであろうか。

  生鮮部門のAI化。

ここが我々の生命線である。

  相場に応じた売場作りと売上拡大。
  調理技術と陳列技術による売上増。
  フリースペースでの有効活用技術。

このような場面での人間力の差。

  ここに磨きをかけなければ、AIに駆逐されていくのは必至であろう。








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コメント

dadamaさん、コメントありがとうございます。
AIの良さは、数ある定番売場で売場の変化の無いところで陳列されていた商品のデータ把握ですから、そちらは我々の感覚以上の正確さで詳細を知ることができるのでしょうが、そこからどの単品を抜き出して単品量販するのかをどう選択するかを決めるのが人間の役割であり、感度でしょうか。さらに単品を売り込む手法は未だAIの入り込めない世界では無いでしょうか。

投稿: てっちゃん | 2018年3月19日 (月) 06時44分

すいません、飛騨で飲んだくれてコメントサボっておりました(笑)。
しかしながらこのいい加減さが人間の良いところであると思うのです。ロボット化したらYesかNoの二択しかありませから・・・感情はロボット化出来ない。商売も五感が揃って成り立つもの。AIの進化は否定しませんがその対極に立つ非効率であっても人間味・温かみの感じる商売環境は否定してはならないですね。

投稿: dadama | 2018年3月18日 (日) 21時29分

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
昨日もはま寿司に行ったらAIBOに案内されました。空いてる席のチケットを印刷されたので受け取り席に着く。
おそらくこのような部分はどんどん省力化されていくのでしょうね。

投稿: てっちゃん | 2018年3月17日 (土) 12時09分

書いてあるような事が現実になれば我々はドローン相手の受付係にねるのでしょうね リアル店舗とは何か? やはりそこにはドキドキ ワクワク する商品であり売場であり人がいる、つまり我々が感動のお手伝いをするのだと思います
ネットも発達し便利な世の中になりつつありますが 検索に疲れ気味 まだまだ我々の存在価値はあるのではないでしょうか

投稿: dondon-ki | 2018年3月16日 (金) 14時30分

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