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2018年3月 9日 (金)

自分の数値

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


人事異動から一ヶ月。

  異動して来た人材にもようやく安堵の兆しが。

今回の異動者は新店から立ち上げたチーフからの2代目としての異動者が3名。

  とかく2代目というのはやりずらいものだ。

新店で初代チーフは神様である。

  全ては初代チーフの教えのまま。

だから、2代目を迎えると大概は反発する部下が増える。
それはある程度致し方ないことである。

  初代チーフとやり方が異なる部分が目につくから。

「前は違っていた。」
 
  初代チーフの教えが絶対だと思っていたパートさん達。

しかしそこにズケズケと違う手法でオペレーションを行う2代目に対しての戸惑いは隠せない。

  それから一ヶ月。

ようやく、お互いに気心が見えてくると、揉め事も多少は落ち着きてきたかと思われる。

  しかし逆に業績が伸びている部門もある。

先日、そんなチーフの一人に声を掛けた。

  「やたら数値が伸びているな(笑)。」

彼は言った。

  「トレーナーから当面はお前の数値じゃないから、と言われました。」

異動してきた際に、トレーナーが来店して言われた言葉らしい。
異動してきてすぐにそのチーフの業績として認められるわけではないぞという教え。

  確かにその通りではある。

前任チーフが残した遺産で現任のチーフはその流れに乗って仕事をしている場面がほとんどであろう。

自分でどこをどう改善して、その結果として売場に反映し、それがお客様に評価されて売上拡大に寄与できたかどうかは、せいぜい二ヶ月後からであろうか。

  それを見越して、彼のトレーナーは釘を刺したわけだ。

要は、三ヶ月後の自分の業績の為に、今をしっかり基礎固めせよという教えなのであろう。

  その言葉をそのチーフは素直に私に返してきた。

私は言った。

  「その通り。しかし悪い気はしないだろう?。」

自分の部門の業績が良いということは、決して悪い気はしない。

  しかし、この業績を落とせないといプレッシャーもハンパない。

三ヶ月後にボロボロの数値に落ちてしまったなら、それは間違いなく自分の責任。

  そう考えると、逆に日々プレッシャーの連続であろうか。

しかし、その危機感が彼を成長させてくれるのであろう。
逆に、そのプレッシャーがあるからこそ、ますます業績は拡大していくとも言える。

  人事異動の目的。

それは、従来からその現場が持つ強みを失わずに、自分が持つ強みを持ち込み定着させるという意味合いもある。

  しかしその逆も持ち合わせるというリスク。

そこを店長がどう対応していくかもポイントであろうか。

  従来の強みを失うことが一番のリスクでもある。

ここを前者に持っていければ、どんどん強みを増していくのであるが。

  新たな強みを蓄積すべく新たな年度を迎えたいものである。






  

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コメント

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
個店主義とはいえその9割は企業の仕組みを土台としたベースがあるもの。
そのベースの上に如何に個店の競合や顧客特性を踏まえて地域で喜ばれる売り場や単品を積極的に全面に打ち出して、店舗特性を強調できるか。
個店の1割の采配を2割にでも5割にでも全面に打ち出せるかどうかも大切なポイントだと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年3月 9日 (金) 20時56分

dadamaさん、コメントありがとうございます。
仕組み化された組織ほど、従業員の中に埋もれた能力があるものです。
仕組み化故に能力を発揮できない人材も多いはず。それを引き出すのも上司の仕事では無いかと思います。仕組み化故に余計なことをしないという発想を撤廃して自由に商売を楽しむ部分を知ることがこの世界の楽しさ。楽しくなければスーパーじゃ無いという一生の仕事に目覚めてほしいと思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年3月 9日 (金) 20時52分

店舗の強みが書いてあるのはストアコンセプト そういう意味ではコンセプトを赴任して来た担当者にいかに伝えれるかが店長の力量と覚悟だと思います 店舗の強みと自分の強みを合わせる担当者もいればパワープレイで無理やり店舗を合わせていく担当者も(汗)いずれにしろ結果が出ればOKだと思ってます
個店主義と本部による標準化 このせめぎ合いが弊社ではまだまだありますが、極悪師匠の言う通り店舗を動かすのはマンパワーで鍵であるのは間違いないのです

投稿: dondon-ki | 2018年3月 9日 (金) 19時13分

てっちゃんの会社は整然と仕組み化されたイメージがあるのですがやはり人の差は存在するのでしょうか。以前話したと思いますが会社は仕組化・標準化を推進する事で安定的成長を目論んできたと思うのですが人間はロボットではなく生物である現実。思考能力を持ち自己成長していくのが人間。お客様も従業員も人間。お客様の成長以上に従業員が成長出来る環境を会社として是にせねばこれからの成長は難しいと思うのです。商売、特にリアル店舗ではマンパワーが大切でないかと。

投稿: dadama | 2018年3月 9日 (金) 18時12分

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