良い時・悪い時
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
日々の仕事での喜怒哀楽。
リーダーとしてはやはり業績に左右される喜怒哀楽。
業績の良い時は、いつまでもこの業績が続いて欲しいと願い、悪い時ほど現状を否定していろいろと変えたがる。
現状を否定するのも良いだろう。
色々変えたがるのも良いだろう。
しかし、根本的な数値が変わるのは、その事がある程度お客様に認知されてからのことである。
要は、そう簡単に結果として現れないのがこの世界。
だから、変えれば変えるほど、結果は後回しになっていく。
こんな時ほど一度決めた施策をやり続ける勇気と根気が必要だ。
施策や対策がお客様に浸透するのに早くても三ヶ月程度は要する。
それが口コミ等で地域に広まるのに、半年。
結果として現れるのに約一年。
“一年なんて、待てねぇ〜よ!”
しかし商いは飽きない。
一年程度の時間を要してようやく口コミとしての評判が地域に広まっていく。
口コミをバカにしてはならない。
今の業績は口コミで成り立っているもの。
企業名も品揃えも価格も店舗で変えることは出来ない。
店舗で出来ることは、実際に来店されているお客様を通して、口コミで基礎商圏のお客様にその評判を伝えて頂くことが一番確実な業績改善の手法である。
チラシの価格はいっときの集客手法。
この時の来店されたお客様が、その目玉商品の購入目的で来店されたとはいえ、その機に店内を買い周りされる売場の評価が口コミとなる。
だから施した施策を信じてやり続ける事が重要。
そしてそれが回り道となろうが、結果的には時間的には早々に結果として現れてくることになる。
良い時はその逆だ。
過去の地道な取り組みから得られた口コミが現在の業績を支えているだけのこと。
良い時ほど現状を変えないと結果はいっ時の幻となる。
しかし、良い時ほど現状の心地良さに満足してしまい、現実の課題が見えなくなり、また現状がお客様の高い評価と勘違いして、進化を止めてしまうもの。
だから良い時ほど現状を改善して次への基盤固めをする必要がある。
現状の口コミを更に広げていかない限りは、数値は現状維持のまま。
そしてそこに個人の進化があり店舗の進化がある。
何れにしても、業績とは競合店との関係に影響されるのがほとんど。
その競合店と比較して、お客様に自店はどう映っているのかを知ること。
そこから自店を選択していただく施策を施す。
その施策が口コミとなって定着し、その口コミを広げ続けていくこと。
店長とはそこを管理するプロデューサーでなければならない。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
店長に戻りたい!!。
直訴すればなんとかなるかも、ですよ😊
投稿: てっちゃん | 2018年3月21日 (水) 06時42分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
単品量販。
その単品に絞るということこは、その単品が如何にインパクトのある単品であるかが重要であり、その選択眼がなければ結局はなんでもありの売り場になってしまう。数ある商品の中から目的を持って単品に絞れる選択眼を持つことも担当者やバイヤー、そして我々店長といった商売人の資質では無いでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2018年3月21日 (水) 06時38分
チラシもたれの価格訴求は一時的には良くても次年度に必ずしっぺ返しが来る。今日のFBにも載ってましたが幸い私が最後に店長を務めたお店は店長が二世代交代しても継続して売上は伸びている。価格訴求によるチラシ効果は価格軸で勝る企業はストレートに効果は出るでしょうが私達のメンバーの企業はには価格訴求ではなく楽しさ・美味しさ・プレミアム感・限定等価格軸以外で集客が出来れば本物なのでしょう。価格訴求は集客のための有力な手段ではあれ目指す目的は異なる事を認識して日々の売場の進化を心掛けたいですね・・・あー、やはり店長に戻りたい(笑)。
投稿: dadama | 2018年3月20日 (火) 20時59分
まさにその通りですね 悪い結果はすぐに現れるけど良い結果は月日がかかる 日々の積み重ね愚直な努力をした者だけが結果を得られます 売上が悪いとあれこれ買って積み込んで、結局何を買って頂きたいかわからなくなりお客様も迷うばかりで売上あがらず 買った本人もアイテムが増え売場の維持管理に手が回らなくなりパンク状態 それを人員不足のせいにする
負のスパイラル 単品をきちんと積み込んで わかりやすい売場で欠品のない売場を維持する
基本の『き』今の当店に欠けているものと反省しきりです
投稿: dondon-ki | 2018年3月20日 (火) 13時33分