新聞購読率
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日の販売会議。
SNSを利用したチラシ対策。
もはや、新聞折込チラシだけで対応しているスーパーはほとんどないと思われる時代。
最低でもホームページでのチラシ掲載。
それぐらいの対応はどこもしているだろうが、更に、Shufoo!やトクバイに登録してチラシ効果を高めようとする企業が増加しているという。
当初は無料で登録し、翌年から色々な追加プランによってSNSでの取り組みにはまっていくというパターンか。
それは新聞購読率の低下からくる対応でもある。
年々低下していく新聞購読率。
要は我々の課題は新聞に折り込まれるチラシが目に触れる機会を失っていくということ。
新聞に折り込まれるチラシに反応するお客様が減少していく。
従来であればチラシとは絶対的な存在であり、チラシに入れた商品の価格によってその日の集客力が決まるというのがこの業界の流れであった。
だから、チラシ商品は閉店まで欠品させられなかった。
それは基本的には今でも同様だろうが、仮にチラシの商品が午後8時ごろに欠品していたとしても、それに対してクレームをつけるお客様もほとんどいなくなってしまったという事実。
流石に開店時間当初はチラシ効果は高も為、目玉商品の有無や陳列場所の問い合わせは多いが、夕方6時以降ともなると、徐々に特売商品の場所の問い合わせはほとんどなくなってしまう。
要はその時間帯のお客様はチラシを見ていないということ。
チラシを見ていないということは、新聞を購読していないのかその日のチラシを見ていないということである。
結果としてチラシ効果は午前中に集中するということ。
もはや、新聞折込チラシの効果は午前中から午後2時ごろまでに来店されるお客様への効果がメインとなってしまっているのではないだろうか。
しかし逆に、SNS等で発信した店舗情報は午後から夜にかけての若いお客様に影響を与えるということであろう。
そして、ネット配信される情報はコストが非常に安く済むということである。
そこにこれからの期待感もあるのだろう。
まだ、明確な数値効果は検証されていないが、ネット配信された情報を閲覧している人は不特定多数にいるということであり、これらの方の来店動機を如何に高められるかがその企業や店舗の腕の見せ所ではあろう。
しかしリスクも高い。
これらのサイトではお客様のコメント欄も設けられている。
これらが炎上する可能性も否定はできない。
ネットでの拡散もリスクとして見ておかなければならない世界。
結局は企業や店舗での定期的な配信ができるかどうか。
ここに来店頻度を高める要素はあるのだろう。
販促部門が主として動く折込チラシ。
もし、ネットチラシやSNSを利用した販促を仕掛けるのであれば、個店個店が如何にこれらのSNSを活用して、定期的にこまめに楽しく、若者受けする配信を続けられるかが大きなポイントであろうか。
益々の個人差が出てしまう時代のようである。
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コメント
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
夢を現実に。
しかしこの部分だけは全社的な問題と社会の波にどう乗れるか。
御社も今回の新規取り組みから新たな販促や売り方を全社的に見直す時期が到来したのではないでしょうか。
投稿: てっちゃん | 2018年3月13日 (火) 06時57分
dadamaさん、コメントありがとうございます。
スマホの可能性と現状の実態。
現状の実態を実際に実施している企業の話を聞けば聞くほど今は状況を見守る時期かとも思うのです。
各企業、各店舗がSNSへの情報を当たり前に発信できる時代になっていけば、お客様の関与の仕方も大きく変わってくるのでしょうが、まだそこまでの認識をお客様も持っていないのも現実でしょうか。
投稿: てっちゃん | 2018年3月13日 (火) 06時31分
夢を語らせて頂けるなら 脱チラシ! 安心感 ワクワク感 ドキドキ感 がある高質スーパーを目指して行きたいです しかしながら(涙)そうもいかず やはりチラシに頼るMDになっています
チラシはお客様への招待状でありお約束 某大手A○ON様はチラシ商品保証を行っていますが その事に気づいてない弊社 またその事を伝えると平然と いやぁ〜 とはぐらかす幹部 ネットにしろ新聞にしろ チラシ という形でお客様とお約束した以上 当日は最後まで通すのが筋 ユニクロのチラシを見て チラシ期間内に行けば必ずその価格である!と思う方は多いのではないでしょうか?
そう、ユニクロとお客様には見えない絆と安心感があると思うのです どうして食品中心のSMにはそれができないのか?
自分達の 仕方ないでしょ という奢りと努力不足だと思います
投稿: dondon-ki | 2018年3月12日 (月) 22時32分
新聞チラシから脱却出来ない当社=新聞購読比率が高い年齢層が中心顧客とも言えるのでしょうね。本来価格に敏感なのは20代から30代の筈。スマホの普及率(私でさえスマホの時代・笑)を鑑みればチラシを凌ぐ効果を秘めているのだと思います。課題はアクセス率でしょうか。新聞チラシの押し付け的効果は絶大ですから。情報の氾濫する時代如何にチラシを含め店舗から発信した情報を見て頂けるかが課題ですね。
投稿: dadama | 2018年3月12日 (月) 21時33分
k.kさん、コメントありがとうございます。
更に時代と販促という手段が変わって、誰もがネット販促を容易に受け入れる時代がくれば、店長の現場力にネット販促能力も加わる時代が来るのでしょうね。
個人的にはそんな時代に足を踏み入れて見たいと思っているのですが、時間切れのようです(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年3月12日 (月) 16時29分
当社でもWEBチラシはやってます。
クックパッドのトクバイも店によってやったりやらなかったり。
定期的にやってる店は効果が出てきてるようです。
鮮魚としていつも思うのは刺身やサクが特売チラシに載るのは嬉しいことですが夕方の商品量。
ある程度の時間で見切って売り切りします。
19時にはあっても数パック。たま~にチラシの刺身ないの? 見切りじゃあなくて新しいのないなら作ってよと言われます。
他社はどうなのでしょうか? もう帰る支度してても戻って切ったりしますが、就業の関係上、また何時まで残せばいいかの線引きが明確でないため、いつも迷います。
ちらし片手に来ていただけるお客様は午前中が多いですね、でもスマホで確認しながら買うお客様はあまり見かけませんね、っとは言ってものぞき込んで何見てるか確認してないので定かではありませんが。
時代に対応出来るように頭を柔らかくしていかないとなりませんね
投稿: k、k | 2018年3月12日 (月) 12時52分