取引業者との関係
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
先日、朝の挨拶回りをしていたら、鮮魚チーフから言われた。
「運送業者のドライバーがドアを壊したようですよ。」
要は、早朝に配送業者のドライバーが、惣菜のコンテナを店内で移動中に、スィングドアのフレームにコンテナの角をぶつけて、内側のフレームに引っ掛けフレームが曲がってしまったと言うことだ。
ドアの内側のフレームなのでスィングドアが閉まらない。
よって、後ほどそのドライバーが私宛に再び来ることになっていると言う。
通常なら、こんな場合は運送業者持ちでフレーム交換だろう。
私も当初はそのつもりでいた。
しかし何か引っかかるものがあった。
この場合、業者という取引先相手だから、相手に責任を全て押し付けて修理させようとするが、これが自前の担当者が不注意で壊したものであれば、なんとか自前で修理して無きものとするだろうなぁ〜ということ。
“ちょっくら、直してみるか”
フレームをドライバーで開けて取り外し、曲がった部分を力ずくで押し返し、更にペンチで多少修正すれば元どおりの形には治った。
多少の傷は残ったが機能的にはなんら問題ない。
そして、取り付け直した結果、全く支障なく元どおりに戻ったのだ。
その後、当事者のドライバーがやってきた。
「全く申し訳ありませんでした(最敬礼)」
ちょうどその時に、建物の建築業者が本部から手配されてやってきたので、建築業者に自分で直した旨を話したら、「ほとんど問題ないでしょう。」とのこと。
「ということで、今回は謝罪だけで大丈夫だよ(笑)。」
そのドライバーは、本当に申し訳なさそうにしながら商品搬入をして帰って行った。
先日の引越し難民の事例もあるようにドライバー不足の時代。
いくらドライバーの責任とはいえ、自前で修繕できるレベルであれば直してやる。
特にドライバーは重労働。
過酷な労働環境の中で、更に自分の不始末とは言え取引先の建物を破損させたとなったら、おそらく自腹で修繕費を支払うようになるだろう。
これからも長い付き合いの相手である。
そう考えると、できるだけのことはしてやりたいと思うのである。
その後、配送業者からも電話があり謝罪とその後の対応を話したが、すでに修繕済みと話すと逆に感謝された。
取引相手の過失だから全て相手持ちで修繕させる。
それが当然の対応かもしれないが、今後も続く長い付き合いの相手。
現場では出来るだけいい関係でありたいものだ。
そう考えると、お互いに譲れるとことは譲っていい関係を積み重ねていきたいと思う。
現場では色々なことが起きているのである(笑)。
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