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2018年2月 7日 (水)

店舗チェックポイント

皆さん、こんにちは。
 食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。


競合店MR。

  皆さんは主にどこを重点的に見ますか?。

と、問われると、人それぞれに重点的にみるポイントが異なるのではないだろうか。
それはそれで、悪いことでは無い。

  特に職位によってその視点も異なるのは当然だから。

店長の視点。
チーフの視点。
担当者の視点。

  それぞれに重点的にみるべきポイントは当然に異なる。

しかし、お客様も含めてほとんど全員が通るのは、店舗のお客様様入口である。
それは、そこからでしか、店内に入店できないから。

  店舗によって入り口が一か所のところと複数のところが多い。

食品スーパーでは、そのほとんどの入り口が二か所のところが多いのではないだろうか。

  一か所は青果側入口。
  二ヶ所は総菜やベーカリー側の入口。

概ねの食品スーパーは上記の入口でのレイアウトになるだろう。
その入口から入店して自分が重点的にみるべきポイントに移る。

  店長であれば、青果側入口からコンコース沿いに進むだろう。

そして、青果〜鮮魚または精肉〜惣菜等と客導線が続く。

  まずは生鮮中心に鮮度品質価格そして商品化を見ていく。

生鮮の売場を見れば、そのお店の製造能力や商品化レベルとその陳列技術等が概ねわかるからだ。

それは部門の縦割りを通した部門ごとのレベル認識には都合がいい。
しかし、そのお店の雰囲気や考え方、コンセプトは店舗入口に凝縮されていることが多い。

  入店して直ぐに見えてくる雰囲気。

私は、まずこの雰囲気を感じて、そのお店のコンセプトをじっくりと認識することから始めている。

  それによってそのお店の店長のコンセプトがわかるからだ。

店舗入口。

  そこでお客様は何を感じるのか。

季節感や旬、そして相場品である青果の野菜の単品量販やその時期に成った果実類の展開、更には節分や初午、バレンタイン等のその季節を表すイベント商品がどのように入店直後に目に飛び込んでくるのか。

  この感度をお客様に訴えることができるのは店長の仕事。

そんな感度でそのお店を味わう(笑)ことにしている。
そうすることにより、入店直後に目に飛び込んでくるものを感じながら、買い物をスタートするのがお客様の心理であり、それを感じながら店内を買い物して回るのである。

  その感度がその後の導線に影響すると思っている。

その感度の中に旬やイベントが刻み込まれれば、そのイベントに応じたメニューが頭に入り、客導線の都度都度にそのメニューに必要な食材に止まる確率が高まるのである。

  そこで横串の通った部門展開が有効に発揮されるのである。

その横串の通った展開が販売計画であり、その横串にその店舗の統一性があればイベントに強いお店としてお客様に認知されているのではないだろうか。

  そう考えた時の入口の展開は非常に重要な位置付けなのである。







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コメント

dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
個店の経営者である店長の独断の世界の領域なのだろうと思います。
本部MDを受けながらも個店の店長の意思で如何様にでも店舗運営はいくらでもできると思います。
そこから先は店長の店舗運営の独自の領域。それを暴走と評するのか個店経営と評するのかは自分自身かもしれませんね。

投稿: てっちゃん | 2018年2月 8日 (木) 22時37分

当たり前の話ですが季節感を出しお客様の意欲を掻き立てる演出と展開をする もちろんその一方で価格軸の商品を展開も行うこのような事に気をつけてますが 各担当者は弊社の場合未だ本部が描いたMDだけを一生懸命に具現化しようとしており そこには売り手の論理と商品ばかりが目立ち 本当にお客様が買いたい買ってみたいと思わせるようなコト線を刺激する展開がなされていないのが現状です ひな祭りも今まで通りの子供向けの展開で女子会という発想もなくそこに進歩も発展もない
だから店長として 本部MDを利用しつつ独自のMDを行わなければと独断先行 暴走店長と罵られてもメンバーに言い聞かせる日々が続いてます(笑)
話が脱線してしまいました(涙)

投稿: dondon-ki | 2018年2月 7日 (水) 21時43分

雪ッキママさんコメントありがとうございます。
それはどう見ても豊富な品揃えとボリュームで閉店までしっかり品揃えされていた方が魅力的でしょう。
しかし、売上規模によって個店個店での夕方以降のお客様の来店数が違うのも現実。その来店客数に合わせた品揃えをして閉店時には売り切ることも重要。そうでなければせっかく色々な方達が苦労して材料調達なり製造なりした人たちの苦労も水の泡になり廃棄となってしまう。
その、食品ロスという問題がこれからの我々に突きつけられる大きな課題となって来るでしょう。
そう考えると、我々もお客様もその妥協点をどのように見出すかが問われる時代となると思うのです。

投稿: てっちゃん | 2018年2月 7日 (水) 18時25分

食品スーパーの店長さん、最近行きつけの某スーパーの
お惣菜に買い物に行ったのですが、以前と違う⁉
ガラガラ、他のスーパーの総菜はびっしり売り場が埋まってまる、ガラガラのお惣菜より並んでるお惣菜のほうが
魅力的ですよね、
食品スーパーの店長さん!そう 思いませんか

投稿: 雪ッキママ | 2018年2月 7日 (水) 17時21分

dadamdaさん、コメントありがとうございます。
昨日も北関東のある方面をMRさせていただきましたが、結構機械的に入り口では青果の価格訴求のみのお店が多いですね。
入り口に立って感じる季節感やそのお店の意図を感じるお店は少なく、それを感じるお店にはやはり集客力がありました。
常に今が52週も踏まえて何を打ち出すべき時なのかを入り口から感じられるお店作りがいずれ安定した集客力になって行くのだという確信はありますね。

投稿: てっちゃん | 2018年2月 7日 (水) 16時14分

立春を過ぎて季節は春に。売場も春の予感を感じる売場にしたいですね。ひなまつりを軸にイチゴや花が入口で迎えてくれると男ながらも嬉しくなります。しかし現実は、買上げ点数を上げたいが為に特売商品が正面を遮り管理不足も伴い空箱が散乱する売場やテーマが見えない売場。中途半端な通路出しでメリハリのない売場。結果何が売りたいのか分からずお客様を迷わす売場と化す。価格に敏感な時代ですから価格を軽視するとは言いませんが地域一番の価格が出せ更に利益が取れるのか?
もちろんドラックストアの様に利益商品が軸で集客の為に戦略的に低価格を打ち出すならそれもありだと思います。逆に言えばドラックやディスカウンターに左右され自社や自店の立ち位置を見失っている部分もあるのも事実。
個人的には旬や季節感や美味しさ、ドキドキワクワク感の感じられるお店が少なくなっているように感じます。本当にお客様はそれを望んでいるのか?今の時代こそ価格以外の楽しさを求めているお客様は多いと思うのですが。

投稿: dadama | 2018年2月 7日 (水) 16時02分

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