初めが肝心
皆さん、こんにちは。
食品スーパーで店長をしている「てっちゃん」です。
昨日は、新規異動者を迎えるパートさんの心境を記した。
今日は異動する本人達へ。
今回は3名の立ち上げメンバーが他店舗へ異動する。
年に数回の定期異動の時期でもあり、他社でも同様の異動の時期ではないだろうか。
人事異動。
私も何度も経験したが、やはり初めが肝心だ。
初めが肝心。
それは、新店を立ち上げる時にも何度も書いたと思う。
新規入社される方達に対しての躾その他。
それが、一人二人の世界ではないから、新規入社者全員に同様の躾と情報の共有化を図り、一糸乱れぬ足並みで進めていかないと、後で躾のやり直しや決め事の再徹底を図ろうとしてももう遅い。
新店時に躾けた決め事の徹底度でその継続が決まる。
だから、初めが肝心なのである。
同様に人事異動も異動した瞬間の行動でその後が決まる。
その店舗やその売場、そして人材の課題等は、異動してきた瞬間が一番感じる瞬間だ。
その瞬間の感度を忘れてはいけない。
その感度をそのまま感情に表してもいけない(笑)。
そこは難しいところであるが、そこで感じた課題や違和感、そして自らの仕事観を如何にあるべき姿に転換していくかというストーリーを描きながら、継続してその姿を追求していくという姿勢を示すこと。
あるべき姿を言葉で表し同じ方向に向かわせる。
これが異動先でのリーダーの姿ではないだろうか。
これは異動者を迎える店長の姿でもあろう。
他店舗から異動してきた部下に対して、このお店のあるべき姿をまずは理解してもらえるかどうか。
そこにはお互いの信頼関係がまず第一。
そして、お互いにお互いの話を聞ける条件が整った段階で、あるべき姿、理想の姿を言葉で表現する。
それが年度始めの方針やコンセプトであれば理想だ。
それは、お互いにしがらみの無い段階だからこそ示せるし実行できることでもある。
これが徐々にしがらみが生まれてくると、示しづらくなったり示しても聞いてもらえなくなっていくものである。
だから、初めが肝心。
そんなしがらみの無い段階で、自分理想をどう新天地で実現できるかが人事異動の本来の目的でもある。
異動者も心機一転、異動先で自らを変えるという意識。
この意識を持って、異動する者も多いだろう。
だから、異動する者も受け入れる者も、先入観を持って相手をみてはいけない。
心機一転という心境でお互いを向かい入れることが大切。
そうでなければ、以前と同様の繰り返しを招いてしまう。
人事異動で自分を変えたい。
そんな心境を持って異動するし、異動を受け入れる。
そんな人事異動でありたいと思っている。
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コメント
dadamaさん、コメントありがとうございます。
今回の異動で新たに3名のチーフが赴任しました。
このメンバー従えて最強のチームを作っていくという覚悟。
その覚悟を持った瞬間からワクワクの世界に入っていく緊張感。そして彼らの人生をより豊かにしていくという使命感。
やはり人間は素晴らしいと感じる瞬間でしょうか(笑)。
投稿: てっちゃん | 2018年2月 2日 (金) 23時48分
dondon-kiさん、コメントありがとうございます。
やはり、部下やパートさん達との信頼関係に尽きるのではないでしょうか。
信頼関係。
一言で言ってしまいがちですが、どの底辺には泥臭い地道な活動が背景にあり、背中という自分には見えない姿を見られているという認識は絶対に必要だと思います。
投稿: てっちゃん | 2018年2月 2日 (金) 23時46分
人生一期一会。異動先の店長と仕事を共にする事実。その運命に責任を持つのが店長の責務。トップのメッセンジャーでもなく会社批判だけのアウトローでもなく、お客様の為に何を為すべきかを真摯に考えれば奇天烈な行動に見える事が後になれば必ず役に立つ。
私はそんなスタンスでしたでしょうか。私の店長時代のメンバーが少なからず社内で頑張ってくれ徐々に求心力をつけてくれた事を嬉しく見守る昨今ですね。
投稿: dadama | 2018年2月 2日 (金) 14時42分
着任して最初に感じるそこ店の風土や感覚は良くも悪くも体感しますね そしてその感じ方や見る角度は店舗の経験数に比例して違ってきます 赴任したお店で最初に感じた事はその店舗に根強くある事で なかなか変える事は出来ません しかし、それにのみ込まれる事なく理想の型になる為に少しずつでも取り組んでいかないと人もお店も変わりません 時に孤独を感じるのは店長の宿命ですが それにも耐え取り組み続ける事が 将来の自分を変える事と信じております
投稿: dondon-ki | 2018年2月 2日 (金) 13時30分